まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

松の間に 逃げ隠れする 初紅葉

2011年10月03日 | ふるさと散歩

 朝夕は急激に冷え込むようになった・・・。今夜からは毛布を用意してもらわないとだな・・・。

 うちの奥方のけいこばぁ・・は、自慢じゃないがパソコン操作ができない。ようやくに携帯メールはできるようになったが、PCメールは皆目ダメ・・。だから、お仕事の報告書や予定表、歌集の作成から各種イベントの案内状まで・・みんな・・私に丸投げしてしまう・・。

 

 そういうのんが面倒だから・・・朝の散歩に出た・・・。これも・・桜だと思うのだけれど、やけにピンクが濃いから・・桜じゃないのかな・・・。

 散歩コースもいつも同じだと・・同じような花ばかりになるし、同じような景色ばかりでおもしろみに欠ける。だから・・今日は北に向かって歩き出した。北ってことは・・・町のほう・・。昔は・・「しも(下)に行く・・・」と言うてたが・・・。

 

 これは・・「ムラサキシキブ」という花だが、その隣に、こんなものがあった・・・。

 

 これは・・・白いムラサキシキブだが、では、「白式部」と言うのかどうか・・・。やはり・・「白いムラサキシキブ」というのかも知れない・・・。

 

 で、おなかがすいたもので、「道の駅・みろく」の敷地前にある・・・「ふれあい食堂」にやってきた・・。ま、おいしいおうどんではないが、歩き疲れたこともあったし、とにかく・・おなかがすいていたもので、きつねうどんを注文した。かけうどんもきつねうどんも、同じ250円ならば・・・きつねうどんがいいではないか・・みたいな単純なことだ。

 

 普通は・・・かけうどんが250円に揚げ100円が乗ると・・・350円になるではないか・・。その分、おでん一品110円のお豆腐がいいではないか・・・。おまけに・・缶ビール260円は散歩のお駄賃だ。ま、無職のおやじの密やかな楽しみみたいなもんだ・・・。

 

 え・・、画像を見ていると気がつくと思うが、デジタル一眼は、PENTAX-K200Dに、望遠PENTAX-DA 55-300mm装着と、防水型コンパクトデジカメ PENTAX- W90、サブ・デジに、FUJIFILM JX280という三台をいつも持ち歩いている。電池切れや、カード容量不足の場合には泣くに泣けない思いを何度もしたことがあって・・。あるでしょ、そんな時って。

 で、今日は・・このみろく自然公園内にある・・・「歴史民俗資料館」に寄ってみた・・・。

 

 これ、なんだか分かる人・・・。って言うても、本体に「精米器」って書いてあるがね・・・。こういうものも・・・私が「ちょっと小さかった頃・・・」には使われていたもので、上から玄米を入れて、この下の口から精米が出てきた・・・。ただ・・・動力が問題で、この下にある丸いわっこにベルトを掛けて・・・。

 

 こういう・・発動機で回転させる必要があった・・・。だから・・面倒なものだった・・。でも、食べる白米がなくなると・・こういう機械を操作する必要があった・・・。ま、昔は・・・時間やカレンダーなんて、なくとも生活できたいたのだから、焦る必要はさらさらなかったものだ・・。

 その前工程がこれだ・・。

 

 これが、モミからコメ(玄米)にする「唐臼(からうす)」というもの・・。唐臼というと・・・、

 

 これも唐臼(からうす)やね・・。この・・右端に人が乗って、シーソーみたいにして、この臼の中の籾をお米にした・・。まるで、餅つきみたいなもんやね・・。これを学校から戻っての夜なべ仕事に踏まされたもの・・。途中で居眠りしては叱られたもんだ・・・。

 

 これ・・・もみじ(楓)の種だ・・・。間もなく・・・実が熟すと、その重さで枝から離れて・・・落下傘みたいに、ヘリコプターみたいに・・・空中を滑空して移動する・・・。そして、新しい命をそこではぐくむという訳だ・・・。

 

 だから・・、私たちの知らない間に・・自然の生き物たちは、それなりに冬に備えての準備をやってるってことだ・・。

 

じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね・・・。


思い出も ほどほどがいい 村祭り

2011年10月02日 | 時には日々是日

  ♪村の鎮守の神様の
  今日はめでたい御祭日
  ドンドンヒャララ ドンヒャララ
  ドンドンヒャララ ドンヒャララ
  朝から聞こえる笛太鼓・・・・・♪

 という歌があったが、その村のおまつりに行ってきた・・・。

 

 朝の10時前だというのに、人っ子一人いない・・。露店のおじさんも暇そうに携帯電話ばかりをかけている。「あれれ・・・」だな。それだし、笛太鼓の音も全く聞こえない・・・。

 ここは・・「郷社」という社格らしい。府社=県社=藩社>郷社>村社・・・というランクの、村の神社よりは少し上のランク・・・みたいなものか。神社については教養科目で「神道学概論」を学んだだけだから、詳しいことはわからないし。

 

 このおまつりには、「富田西村」「富田中村」「富田東村」それに「田面(たづら)村」が参加していたようで、未だに法被に、そんな字が染め抜かれている。つまり・・四つの村の神社みたいなことか。

 

 誰も来ないのでは待っていても仕方がないので、峠を越えて、いつものさぬき市津田の「松原うどん」に行った。道の駅「津田の松原」敷地内にあるおうどん屋さんだ。

 

 で、ここのお店の「一押しメニュー」の「肉うどん小」を注文した。400円だった・・・。

 実は・・・昨年の自治会長さんからの「申し送り書」に、「たづら獅子・奴についてはご祝儀を渡すこと・・・」という項目があるが、この獅子舞と、奴さんが、いつ、どこに来るのか、来たのかがわからない・・・。だから・・ご祝儀を渡すタイミングがわからずに今日になった。

 

 そこで・・・、おまつりの当日ならば、どこかで会えるに違いないと、お宮さんで待ったわけだ。言うちゃなんだが・・・、お宮さんなんぞ・・・中学校を出てから来たことがない・・・。だから・・どういうしきたりなんだか、どういうルールなんだか、まるで覚えていない・・・。

 こどもの頃には・・参道に露店が所狭しとならんでいたし、この参道に人々があふれていた・・・。それがどうだ・・・、人っ子一人いないし、猫の子一匹も通らない・・・。

 「もう、おまつりは終わったんやろうか・・・」みたいな不安感・・・。私は・・ご祝儀を渡さないと、今月のお仕事にならないのだ・・。

 

 それでも・・12時を過ぎると・・三々五々・・人々が集まり始まり、獅子舞の奉納なんぞでにぎやかになってきた・・・。

 

 これは・・「筒野の虎獅子」というらしい。この獅子を指揮する「曲打ち」みたいな役柄の子がこの子・・・。

 

 なかなかに凛々しくて、舞もよかった・・・。こういうお子を残さないといけないし、こういう子供を育てないといけないね・・・。

 

 13時になると・・・ようやくに神事らしい神事が始まって・・・こういう小学生や中学生による「浦安の舞」になったりして・・・。

 

 14時前くらいから・・・「行幸」が始まった・・。こういう行事には関わってこなかったから、どういう順番なんだか、どういうお作法なんだかわからんのだけれど、ま、大名行列みたいなものらしい・・。こういう毛槍の奴さんやら、鉄砲隊やら、金紋先箱なんぞが並んで行って、神様の乗った御神輿が続くらしい・・・。

 

 この頃になると・・、さすがに参道は人々でいっぱいになるが、子供の頃には、御神輿も三台ほどがあって、消防団員やら警察官らが警護をしていたが、今はそういうこともなくなったらしい・・・。

 過疎化と高齢化、そして少子化・・・。ひさびさに見たふるさとの秋祭りは・・・最後まで見届けられないような寂しさに包まれていた・・・・。

 

じゃぁ、また、明日、きっと会えるといいね。


そぞろ行く 藍の館の 金木犀

2011年10月01日 | たまには旅など・・。

 昨夜は・・・宿毛からのお客様が来られて・・・。ささやかながらのミニ宴会になった・・・。昨年の秋に・・・お邪魔した あの宿毛の方だ・・・。

 宿毛の実家から埼玉の実家へ(?)戻る途中に、我が家に立ち寄ってくれたもの。昨夜は少しばかりのごちそうでにぎやかな宴会となった訳だ・・・。

 で、念願の・・・徳島県脇町の「うだつの町並み」というのを見たいとおっしゃるので、午前中に行ってきた・・・。

 

 よく、「あいつはうだつの上がらん男でな~・・」などという、あの、「うだつ」だ。漢字では「卯建」と書くらしい・・。真ん中がけいこばぁ・・で、右が歯科衛生士学校で一緒だった「千谷(ちや)さん」左の男性がその千谷さんのご主人・・・。けいこばぁの頭の上の屋根に乗ってるのが「うだつ」・・。あ、奥方は・・今は・・ケアマネさん兼介護福祉士をやっとりますよ~。

 よくわからん・・・ってかいな。

 

 こういうもんだ・・・。家と家の境の屋根に、火災避けとか泥棒避けのために小さな障壁をつけてあるが、実際には火災防止にも泥棒避けにもならない・・。本気でやるならば・・屋根の下のほうまで完璧に障壁を出さないといけない・・。

 ま、こういう・・あってもなくてもいいようなものに多額のお金を使える男が・・「うだつのあがる男」。そんな無駄なことにはお金を使わないのが「うだつの上がらぬ男」なのらしい・・。

 

 このお姉さんも若いねぇ・・・。今まだ元気なのか知らんね。この看板の前は写真撮影のポイントみたい・・・。入れ替わり立ち替わりで写真に収まっている看板・・・。

 そういえば・・このボンカレーは徳島で作られているらしい・・。今も徳島で作られているかどうかはさだかでないが・・・。

 

  さてだ・・・。この袢纏は・・昨日に千葉から届いたものだが、この藍(あい)だ・・・。

 今日の、この・・徳島県美馬市脇町っていうのは、その昔、「藍商人」で栄えた町。吉野川流域で栽培された「藍」を船で運んで、商売になった。その利益で豪邸のような「藍屋敷」を構えて、「うだつ」という文化を起こしたところ・・・。

 

 で、これが・・・「藍」らしい・・・。「へ?これが・・?」

 今朝の「マリンママのひとり言」に出ていた・・イヌタデ・・と一緒じゃん・・・。それだし、どこにでもあるような雑草じゃろ・・・。

 プロ野球選手を目指す「独立リーグ」の「四国アイランドリーグPlus」の徳島チームが、「徳島インディゴ・ソックス」というらしい。詳しいことは知らないけれど。その・・「インディゴ」というのが「藍」のことらしい・・・。

 

 あ、北海道には彼岸花が自生しないと聞いたもので、お礼の意味を込めて・・・。

 

 白い彼岸花のプレゼント・・・。

 

 そのほかの方々にも・・我が家からのキンモクセイのお花のプレゼント。香りがお届けできたらいいのだけれど・・・。

 で、今日のお昼は・・・、そのお客様を高速道路のインターチェンジまでお送りしてから・・・、けいこばぁのおごりで、ここになった。

 

 東かがわ市白鳥(しろとり)という町にある「讃州うどん・ほそかわ」。ちょうど・・13時前の土曜日ということで・・10分ほど待たされた。ま、仕方がないかなぁと待ったけれど、うどん屋だからね・・・。回転は速い・・・。

 

 「今日は普通のぶっかけでいいでっしょ!」と奥方が言うもんだで、仕方なくそれにした。とにかく・・待つのは苦手なんだ・・・。これで・・350円。本来、食べたかった・・「ちくわの磯辺揚げ」を追加しても100円増し。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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