まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

秋空を 見上げているのか 遍路墓

2019年09月05日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は、湿った空気の影響で曇り、昼過ぎから夕方にかけて雷を伴い激しく降る所があった。気温は25度から30.5度、湿度は92%から78%、風は1mから3mの東南東の風が少しばかり。明日の6日の香川県は、引き続き、湿った空気の影響で概ね曇り、昼過ぎから雨の降る所がある見込みで雷を伴う所があるらしい。

 

 120/80/66 36.4c-97% 64.6Kg 1014hPa,25c,65% 今日はなんだか身体が重たい感じだし、湿気で呼吸困難になる。

 

 昨日の昼寝の最中に、大窪寺班のスタッフから、「会長がお呼びだから、さぬき市の歴史民俗資料館へ、明日の午前中に出向くように」との伝言があったらしい。私は一応、電話には出ないことにしているし、我が家の固定電話はマル秘の番号で公開はされていない。

 

 ましてや、携帯電話はペースメーカ-を植え込んでいるために使っていない。たまにショートメールが入る程度だ。

 

 で、今日の午前中、9時過ぎに、さぬき市歴史民俗資料館に行って会長に会った来た。話は、来月のイベントのチラシのゲラができたので確認して欲しいということ。即座に「了承」して印刷に掛かってもらうことにした。なんだかんだと面倒なことだ。

 

 「ねぇねぇ~おかむらぁ。印刷前のチェック用紙などを「ゲラ」っていうけど、なんで?」などとチコちゃんに尋ねられたらどうしよう。で、調べて見た。「活字を組んだ長方形の箱(ゲラ)と、ガレー船に水夫が規則正しく並んでいる様から、ゲラ箱=galleyとなった説があるらしい。

 

 このことから、印刷前のチェック用「校正紙」で、誤字脱字や数字の間違いを確認することを、「ゲラ」といい、「ゲラ刷り」のことを指す言葉となったらしい。ちなみに関西で「ゲラ」というと、よく笑う人のことを指す言葉らしい。

 

 さて、話は唐突に大飛びするのだが、来月のイベントの資料を整理していたら、

 

 ま、こういう図面であるが、見たこともないお墓が記入してある。中央付近である。

 

 これが拡大したところ。赤丸の場所である。ここも何度も何度もガイドしてきたが、こんなところに「遍路墓」があったんて、誰も何も言わなかったけれど。そこで、「現地に行こう」「現物に触ろう」ということで行ってみた。

 

 こういう場所である。この道路が「国道377号線」で、奥が先の小学校跡で集合場所になる。手前が大窪寺に向かう方向。この道路の下にあるらしい。

 

 このように山肌に建てられたお墓で、幾つかは倒れたまんまになっている。もう、御世話をする人もいなくなってしまったのかも知れない。

 

 こちらにも倒れたまんまの墓石がある。ちなみに、「遍路墓」というのは生国が刻まれたもので讃岐以外の人。つまり、他国の人のお墓・・ということで「遍路の墓」ということに定義している。何処の人かもわからない場合は「遍路」だという証がないので、「墓石」とか「墓標」としてカウントされている。ま、面倒だけれど、自分の目で確認することが何より大事。人の書いた書物や資料も自分で確認しないと本当かどうかはわからない。

 

 今日の掲示板はこれ。「世の中の大事なことって たいてい面倒くさいんだよ」という宮崎駿さんの言葉から。プロフェッショナル「仕事の流儀 宮崎駿スペシャル「風立ちぬ1000日の記録」において、宮崎駿さんが作業しながら話していた言葉に多くの方々が共感、感動したようだ。その言葉とは「大事なことって たいてい面倒くさい」NHKはその言葉をクローズアップして、多くの方々に共感を与えたらしい。逆に言えば、「世の中のどうでもいいことって、たいていが簡単すぎる」。そりゃぁ、そうだ。納得だ。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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