まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

愚痴もあり 言い訳もある 大暑かな

2017年07月23日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇り、雨や雷雨の所があるらしい。高温が予想されるため、熱中症など健康管理に注意するよう呼びかけている。気温は27.2度から30.6度の真夏日。湿度は88%から76%、風は1mから2mの西の風が少しばかり。明日の24日は、湿った空気の影響で概ね曇り、昼過ぎからは雨の降る所がある見込みらすしい。

 

 今日は暦の上での「大暑」らしい。大暑は二十四気の一つで、陽暦七月二十三日ごろに当たり、一年中で一番暑い時になるらしい。なるらしいが、今日はすでに蒸し暑くて熱めのお湯に浸かっているような気分になってしまう。

 

 だから、朝の間の涼しいうちにお勉強。七月に入って、例の「大窪寺観光ガイド・マニュアル作成プロジェクト」をやっていたので、休憩していた俵札の調査報告書作成のお仕事に戻った。

 

 で、この奇妙なご朱印は何だろうかと調べてみた。「○○ 本師如来 牛王」とは読める。いろいろと調べてみたら・・・。

 

  これは、「善光寺如来宝印」と呼ばれているもので、四国で一枚しか発見されていないものだという。それが、この寒川家の俵の中から二枚が発見されている。一字目は口ヘンに「僉」。「あぎとう」と読み、魚が水面に浮かび口をぱくぱくする様、を言うのである。まあ現代風の表現では「鯉パク」と言ったようなことか。そして次の字であるが、「印、もしくは仰」、私は一応「仰」と読みたい。池の鯉が餌を欲しがっている姿を想像すればよい。

 

 そういうことをまとめておいた。

 

 またまた、大権現である。備前國瑜伽山の瑜伽大権現である。ここも、神仏分離で瑜伽大権現は廃されて、蓮台寺がこれを引き取った。ここの本尊さんは、阿弥陀如来と十一面観音とが姿を変えて、大権現になったという。

 

 こちらが、由加神社本宮で、備前焼の鳥居と備前焼の唐獅子(狛犬)である。

 

 こちらが、由加山蓮台寺。ここには、「権現堂」という者が残されている。本尊は「十一面観音」である。

 

 お昼からは、奥方に頼まれていたお買い物で、さぬき市鶴羽にある「大塩水産」で釜揚げしらす」を買ってきた。

 

 夏の日差しの中、おいしそうに見えたものだった。

 

  こうした「生しらす」や「釜揚げしらす」が有名らしい。私もこれがあればビールがおいしいと思う。

 

 戻ってからも、俵札の原稿をまとめる一日になった。

 

  今日の掲示板はこれ。「一生懸命だと、智恵が出る 中途半端だと、愚痴が出る いい加減だと、言い訳が出る」という武田信玄のことばらしい。内容としては、いいなぁと感じたけれど、今一つ、すっきりしない。武田信玄作とされる言葉で有名なものには、武田節の中にも取り入れられた、「人は城 人は石垣、人は堀 なさけは味方 あだは敵なり」。江戸時代に武田信玄の功績をまとめた「甲陽軍鑑」の中に、信玄の歌として紹介されているが、ただ確証はないようである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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