まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

寒椿 挨拶だけで 通り過ぎ

2014年01月10日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は、冬型の気圧配置となっているため西部を中心に雲が広がっていて肌寒い一日になった。雪や雨にはならなかった。気温は1度から5度、湿度は78%から50%。風は3mから5mの北西の風。明日の11日は、冬型の気圧配置が弱まり、緩やかに高気圧に覆われるため、概ね晴れる見込みとか。

 

 寒かったが、今日は行って来なくては・・・ということで、またしてもやってきたのが・・・。

 

 四国八十八ヶ所霊場の88番札所の「医王山遍照光院大窪寺」に行ってきた。お遍路の最後の札所大窪寺は願いが成就する寺として別名、結願(けちがん)寺とも呼ばれている。

 

 今日は、この「秘仏」であるご本尊の特別開帳を拝観したいものだとやってきたもの。

 

 大窪寺では、四国八十八ヶ所霊場開創1,200年記念事業として、2014年の毎月8日から12日、9:00~15:00の期間中、本尊、薬師如来の特別開帳が始まっている。通常の薬師如来は左手に薬壺を持っているのだが、大窪寺の本尊である薬師如来はホラ貝を持っています。人々の悩みや心の霧をホラ貝で吹き払うためであろうか。秘仏であるので、通常は見られないが、前回は50年前だというから、今後、見られる可能性はまずないのかも・・・。この入口から入ると受付がある。

 

 この拝観の心得をしっかりと読み、拝観料1,000円をお支払いすると、

 

 お寺のパンフレットと散華用の「ケバ」と「金剛線」と呼ばれるミサンガのようなものが授与される。この金剛線は仏様と結縁(けちえん)するもので、お守りとして使ってもいいそうだ。その後、塗香(ずこう)は、仏前に出る前や法要を執行する前に行われる。宗派により違いがあるが、一般に、先ず指ひとつまみの少量の塗香を左手に受け、右手の人差し指と中指に少しつけ、口に含む。次に香を両手で数度磨り合わせ、その後、その両手で胸(実際は衣の上)に当て塗る。身・口・意の三業を清めるとされる。仏前に進む場合に行う礼儀である。普通は、お線香や抹香で身を清めるのと同じ。

 

 その後、椅子に座り、住職さんのお唱えするご本尊の真言、「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」を聞き、御詠歌、「南無薬師 諸病なかれと願いつつ まいれる人は大窪の寺」を頂く。その後、奥のご本尊前に案内していただいて拝観をさせていただく。

  

 このご本尊は、つい最近に修理された木像で、寺伝では弘仁年間 (810 - 823) に僧空海(弘法大師)が奥の院の岩窟で虚空蔵求聞持法を修し、薬師如来を刻んで安置したとされている。この時に空海が納めたとされる錫杖は、空海が唐から持ち帰った三国伝来のものと伝え、本尊とともにまつられている。

 

 で、今日のお昼はここになった。大窪寺門前にある「八十八(やそば)庵」という一般店。

 

 今日は寒かったせいか、お参りの人は少なかった。さすがに10日にもなると初詣の人も少なくなっている。

 

 今日は名物の「打ち込みうどん」800円をいただいた。寒いときにはこれを食べると汗がにじんでくる。

 

 午後からは、「おへんろつかさ」の資料整理。明日の閉講式で、一連の講義が終わるので、その資料をまとめていたもの。

 

 今日の掲示板はこれ。「運によって生き方が変わるのではない 生き方によって運が変わるのです」というもの。荒了寛さんの言葉であるが、川の流れには素直に従ったほうが、抵抗もなく、速く進むことができる。それが「運を大切にする」ということである。運を大切するということは生き方を考えるということでもある。流れのままに生きることも大切なことではあるが、その流れをうまく使って生き抜くこともまた運を切り替えて行くことにもなるのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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