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まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

秋の日の 菩提樹の実の こぼれたる

2009年09月23日 | 民俗
 やはり・・昨日の寒さでのどがおかしくなった・・。風邪までもはいかないが、のどがガラガラして・・・。ま、大丈夫だとは思う・・。熱もないし・・そのほかの異常もないのだけれど・・。唐突の寒さで・・・のどが少し変調をきたしたみたい。だからと言って、お経が読めないほどでもない・・。

 

 今日は・・うちのお寺の秋の永代経の法要の日・・。お彼岸のお勤めみたいなもんだね・・。

 少し前には・・・先輩の役僧さんがいて、段取りをしてくれていたんだけれど、今は・・順番みたいになってきて、私や少し先輩の三好さんという役僧らが法要の準備などを・・・。

 その前に・・少しばかり時間があったので、よそのお寺の境内なんぞを散歩させていただいて・・。まぁ、ついでだからね。

 

 こちらは・・真言宗のお寺らしくて、閻魔堂だの、不動堂だのがあって、この石段を上った先に・・本堂がある・・。若いころには・・お仕事でこの本堂にも工事にお伺いしたことがあったけれど・・。すっかりと立派になっていて、見違えるほどだった・・。

 

 境内にも少しずつ・・、秋めいた風景が見受けられて・・・。こうしたお寺にはそれなりの優雅さというか、情緒みたいなものがあって、これまた・・ありがたい。

 

 一方・・、こちらはうちのお寺(というても、我が家じゃないですよ)は、春夏秋冬・・、同じ風景でしか写らない・・・。当たり前のものが当たり前にあるだけだから・・「ありがたみ」は少しもない。まるで・・自宅の味噌汁みたいなもので、レシピもなければ秤(はかり)もない・・。さじかげんもいい加減な、それでいておいしい我が家の味がするお味噌汁・・・。

 そういう表現でわかるんかなぁ・・。我が家に戻って、我が家のお味噌汁を飲む感じ・・・。そういうのんが・・いわゆる・・「だんなじ:檀那寺」の安らぎみたいなもの。「我が家の味」ってものやね・・。

 

 これが・・うちの社長・・。つまりは・・住職さんだ。俗に言う・・「七条袈裟:しちじょうげさ」を着けてのおつとめ。一般社会風に言うと・・「モーニング:燕尾服」を着てのお仕事みたいなことかな・・。

 ここには写っていないけれど、この院主さんの左右には・・近所のお寺からの住職さんが左右に三人ずつの六人が出勤しての法要を行っている。その手前には・・このお寺の支店のお寺の住職さんが三人並んで・・法要を行っている・・。だから・・お坊さんだけで・・十人が法要を行っている・・・。

 私たち役僧は・・下働きで、この場合には・・勘定場というところで、受付業務。「懇志」という・・「会費」というか「お線香料」というか「お香典」みたいなものを受け付ける係。

 

 少し前には・・本堂に入りきれないほどの参詣人でにぎわったというけれど、私ら・・従業員もあんまり働かないせいか・・お参りの数もめっきりと減った・・。脚が痛い、孫が送ってくれない・・そんな声も聞こえるようになった昨今・・。

 多様化、多趣味化、多娯楽化・・・。いろんな要素があるのだろうけれども。

 でも、生まれた瞬間から・・死んでゆかねばならない人生を踏み出したのだから、生きていく意味、生かされている意味ってものも考えなければならんようにも思う・・・。たまには・・お寺に行くと・・・眼からうろこのお話にも出会えるのだけれど。

 

 この人・・・なんとかいう落語家さんに似てるでしょ・・。実際には偉い先生なんやけれど。ま、私と同じ年なもんで、話すことも・・似たようなもんやなぁと聞いておったです。

 私の悲しみや寂しさは・・・誰が聞いてくれるんやろ・・・。友達や親に話してもわかってはくれない・・。なぜなら。。本心では自分の心を打ち明けられないから・・・。全部さらけだしたら・・・自分がみじめになるから・・・。

 少し前の・・おじいちゃんやおばあちゃんは・・時間をかけて抱いてくれたけれど、今のおかあさんやおばあちゃんは忙しいから・・・「男の子やろ、泣きなやぁ・・」とか「大丈夫やで・・」という言葉ひとつですませてしまう・・。

 痛いから泣いてるのや・・。がまんできんから泣いてるんや・・・。そのこどものこころに・・同調してあげる人たちがいない・・。じぃぃっと抱きしめてあげていて・・、こどもの痛みが薄らいだころに・・「なぁ。ばあちゃんがおまじないするで。いたいのいたいの・・・とんでけぇ・・」そんだけで・・こどもは元気になったもんや・・。

 そういう・・余裕が・・みんなこころになくなったんやなぁ・・。

 仏教というのんは、「仏陀」の「教え」ではあるけれど、この私が・・「仏」になる「教え」でもあるわけだ。ありがとうね・・と感動し、「すみませんね」と感謝するこころ・・、そういうものを繰り返して・・ほとけに近づく生活やね・・。

長くなったけれど、また、明日、会えるといいね。

  

泣き虫が 五月の風に 震えてる

2009年06月07日 | 民俗
 日曜日は忙しく・・騒がしく・・明けたことでした・・。

 早くに・・朝食を片付けて・・おじいさんの「四十九日」の法要ですわ・・。普通は・・「七・七日」というんですが、お寺さんの都合で・・「五・七日」つまりは・・「三十五日の法要」だというんですが、実際には・・「六・七日前」みたいな・・・変な時期に・・・。お寺さんの都合やというたら・・それなりやろうね・・。

 

 泣く子と・・お寺さんには勝てませんわな・・。お坊さんがこんなこと、言うと・・あかんのですけれど・・。お寺さんにはお寺さんの事情があるんでしょうな・・。まして・・、土曜・日曜というと・・行事が立て込むことだろうし・・。

 

 で・・、親戚・知人なんぞが集まって・・、懐かしいお話が際限なく・・展開されまして。この・・思い出話が・・・故人を縁としてして結ばれていくんです・・。それはそれで・・尊いことなんですよ・・。

 「なむあみだんぶ」というのんは・・「かぎりないいのち」という意味なんですよ。でも・・「無常」を説くのは・・仏教・・。「明日がない・・」というんですよ。それなのに・・「限りない命」は矛盾するでしょ・・。

 でもね・・。おじいちゃんの命は終わっても・・、おじいちゃんの思い出は生きているし、おじいちゃんの息子・・子・・孫・・と、命は続いていく・・。その前にも・・おじいちゃんの親があり、祖父があり・・・。そうだから・・・「かぎりないいのち」っていうんやね・・・。一代きりの人生じゃない・・。一代きりの命じゃない・・っていう意味やね・・。

 

 ま・・、本当は・・四十九日にはなっていないんだけれど、そういうご法事も済ませたからということで・・、お墓に・「納骨」ですわ・・。孫たちに・・、そういう思い出を担わせて・・、おじいちゃんの思い出を・・孫に伝えて起きたいと思って・・・、カロートを開かせて・・納骨作業を見せておく・・。50年忌は孫でないとできんもんやからね・・。

 で・・、納骨は・・「子」・・つまりは・・けいこばぁ・・やね・・。これは・・「順縁」という・・「子が親を送る」という儀式・・。

 

 (あらあじめ、私が準備しておいた)骨壺から木綿の袋に詰め替えておいた・・遺骨を・・「カロート:納骨室」に納める訳・・。

 「えっちゃんとこに・・行きやぁ~」・・・けいこばぁは役者やな・・。えっちゃんというのんは・・・奥さんのこと・・。おじぃちゃんの奥さん・・。

  

 私は・・よう・・、そんなことは言えんなぁ・・。「どこなと好きなとこへ行きなぁやぁ・・」みたいなことかな・・。

 ま・・、その後、納骨ということで、墓地の管理者と一悶着あったらしいが、そういうのんは・・・家庭の事情と言うことで割愛して・・、みんなは・・会食の席へと向かうことに・・。

 確かに・・・遺骨を埋葬するっていうことは・・法律的にも大変ことなんですよ・・。市役所の許可証があっても・・墓地の管理者があかんというたら・・あかんのですから・・。

 

 そんなこんなで・・、おじいちゃんのご法事と・・納骨の儀式は・・滞りなく終わらせましたです・・・。(内緒ですが、私もお布施をいただきましたですよ)

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

 

げんこつを 開いて牡丹の 花をあげ

2009年05月11日 | 民俗
 すっかりと初夏らしくなった・・。ましてや日中は夏のように暑くもなった・・。

 さて・・・会社を退職したもので、毎日がゴールデンウィークみたいなものだから、お坊さんのスケジュールもどんどんと飛び込んでくる・・。これまでは・・「会議が入ったもので・・」「来週には打ち合わせが入ってるもんで・・」と・・なんだかんだとさぼっていたことが・・「バリア・フリー」状態になったものだから・・、「はい・・今度はここをお願いね・・」などと言われてしまう。

 それはそれで楽しいのだけれど・・。

 

 で・・今日は・・同じ市内の地域のお寺での・・ご法事。「本山大相続講」という・・「弁論大会の香川県大会」みたいなもの。お寺さんだから・・「お説教の20分間バトル」みたいなもんか・・。

 

 浄土真宗の大手の「西本願寺派」には・・それはそれは・・強者が大勢いるんだけれど、うちの宗派は零細企業だから・・・すぐに・・私も「超有名人」になれると踏んでいたんだけれど、このお兄ちゃんにはすぐに脱帽した。歌がうまいんだ・・。歌う説教師・・・みたいなもんか。体操のお兄さんならぬ「歌のお兄さん」だ・・。

 

 この人・・。たびたび・・私のブログに登場する住職さん・・。「なぞのアルカイダ・・」と子供たちから言われるらしい・・。

 この人も・・龍谷大学の「オチケン(落語研究会)」の大スターらしい。さすがに・・元落語家<春風亭雄昇>・・では・・足元にも及ばない・・・。この人の前では・私も赤子同然だわ・・。

 

 このおじさんだって・・私服でいる時には・・農家のおじさん風。それが・・歌唱指導をするっていうんだから・・・「私が代わってあげるのに・・」なんて思ったほど。それがどうだ・・。教服という布教使服に着替えて出てくると・・・まさに・・歌手なんだ・・。私は圧倒されて・・・声も出なかった・・・。なんだ・・これは・・。

 そういうのんの・・オンパレードだ。

 

 この・・お姉さん・・。最初からどぎもを抜かれて・・最後まで席を立つことができんかった・・。こんな・・お嬢様に・・負けたなぁと思った・・。

 いや、勝った・負けたを競う場ではないし、強い・弱いをとやかくいう場所でもない・・。私の不勉強さを見せつけられた思いだったし、私の怠惰や怠慢を教えられたことだった・・・。

 

 この人が・・私の「伝道・布教」の教授だった方・・。今も薫陶を受け続けている方だ・・。

 この方は・・・「阿弥陀さん」だとか「なんまんだぶつ」という言葉を使わないで法話をする。そういう言葉が・・現代社会では通用しなくなっているからだ。しかしながら、そういう言葉を使わずに・・仏教を平易にやわらかく・・自然に納得するようにお話してくれるのだ・・。

 普通の場合、宗教と科学、仏教と科学は相容れない・・・。阿弥陀如来だの二河白道だの極楽往生だの死後の世界だのを科学では認められないし、証明もできない。

 しかしのかかし・・、この先生は・・仏教の説く社会を・・科学で証明し、仏教が正しい学問であることを証明してみせる・・。その一点が解明できたら・・すべての仏教が・・思想が証明できる・・・。

 さすがだなぁと思った・・・。これこそ、私の先生だと改めて思った・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

紫が 似合うつつじの 寺の門

2009年04月27日 | 民俗
 毎日が・・「ゴールデンウィーク」みたいな生活だもので、たまには・・お勉強もしないといけないかなぁ・・と、久々に・・高松の街に出た・・。

 出たのはいいが・・、目的の場所がわからない・・・。まだ・・高松の街を離れて・・数ヶ月しか経っていないのに・・。だから・・あっちの筋に入ったり、バックして右折したりして・・しばらくの間、ウロウロとしたわさ・・・。

 

 これが・・、うちのお寺の・・・四国支店みたいなところ・・・。高松興正寺別院というて・・、瓦町の少し北側の・・「御坊町」にある・・。それを忘れていたんだから・・・痴呆症が進んできたのかな? あ、今は・・認知症っていうのか・・。「そごう」の少し北側になるんだけれど・・。

 ここで・・「春の法要」ということで、午前中は・・「春の永代経」の法要・・。午後からは・・「親鸞聖人御誕生会」の法要があった・・。

 

 立派なお寺でしょ・・。写真で見るとね・・。私の写真の技も上達したかな・・・なんて、ほんの冗談・・・。

 

 これが・・ご法要の様子・・・。私みたいな・・・一兵卒は近くにも寄れない場所・・・。緑色の色衣(しきえ)を着ているのが「楽:がく」の方・・。雅楽の演奏とか、「調声」とか・・「きん」とか・・の・・音楽担当役・・。これで・・法要の進行が進められる・・・。

 上段の奥に・・・赤い衣の方がおいでになるが、これが・・法要を行う出勤僧侶。お経を拝読し、法要を執行するお坊さんたち・・。重役さんたちだな・・。

 

 これが・・輪番さん・・という、四国支店・香川支部長さんみたいな方のご挨拶。衣の色が・・・赤いでしょ・・。ま・・、赤にもいろんな色があるらしいんですが・・。

 

 ご法事が終わると・・、法話になりまして・・、坂出の西園寺住職の・・・田中光海先生のお話があって・・・。

 「お浄土とは何か・・・」みたいなお話やったです・・。お浄土の解釈は・・人ぞれぞれなんですが・・、先生は・・「門」やというてました・・。あの・・映画の「おくりびと」の中で・・そういう言葉が出てきましたわな・・。

 この世から・・かの国に生まれていく・・「門」やな・・という・・お話。

 私は・・・あの・・北海道の・・「むねお先生」みたいやなぁと・・・失礼ながら・・・眺めておったです・・。

 で・・

 

 お寺さんの用語で・・「お齋:おとき」というのが・・お食事のことですわ。

 「おとき進上」と書いてましたら・・「お食事をさしあげます」みたいな意味でして・・、今日は・・「散らし寿司」と「おうどん」です。それに・・マカロニサラダとか・・昆布のつくだにみたいなものを頂いたです・・。

 

 私が・・こんなことを言うのは不謹慎なんですが、「これは・・古典芸能の世界やなぁ・・」みたいな・・・。そんなものを感じた・・今日のことでした・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


背の重み 生きてゆかねば 八重桜

2009年04月16日 | 民俗
 時間を間違えた・・・とかで・・、朝の五時から起き出して・・大騒ぎするおばちゃんたち・・。だから・・私も仕方が無く・・・起こされる始末・・・。

 だから・・仕方が無く・・・道路の掃除やら・・近くにある札所のお掃除・・。

 今日は・・・さぬき広島の お大師まいり・・。丸亀市なんぞの本土から大勢のお遍路さんが来るもので、前の道路(一応・・県道・・)のお掃除ほか・・。土日とか休日だと、千人ほどがやってきたというが、今年は平日だから・・数百人程度かなぁと思ったが・・・二百から三百人程度かも・・・。

 六時から・・朝食。昨夜の残り物の・・・たけのこごはんに、私が作ったお味噌汁・・ほかを食べて・・七時から・・お大師まいり・・。

 

 立石という集落にある・・・一番札所からお参り・・。お賽銭をいれると・・、目の前に並んでいる・・パンとかお寿司とか・・即席ラーメンなんぞが一品、いただける・・。これを・・「お接待」という・・。

 

 このおじさんは・・全ての札所で・・お経を唱えてはった・・。悩みとかがあるんでしょうかね・・。

 

 普段には閉じられたまんまのお寺さんも、この日だけは全て開いて・・・お掃除が行き届いて・・・お線香の香りが漂って・・・。

 

 こうして・・集落に・・・数カ所ずつ・・お接待の場所が用意されていて・・、ジュースやら缶コーヒー・ラーメン・お寿司・パン・・・などがいただける・・・。だから・・一つの集落だけで・・レジ袋がいっぱいになる・・。島には・・七つの集落があるから・・ざっと計算しても・・35カ所から・・40カ所程度の札所がある勘定・・・。昔は・・・その倍くらいはあったが、過疎化で・・ぐんと少なくなった・・。

 慣れた人は・・・車に・・段ボール箱を用意している。うちの車にも・・買い物かごが四つ並べてあった・・。これが・・最後には山盛りになってしまう・・。

 

 こうした・・・山歩きスタイルで・・島を歩いて回る人も多い・・。

 

 こうしたおじさんたちがお小遣いを貯めて・・買い集めた品物をお接待したり、地区の人たちから集めた浄財で・・買ったものを並べてある・・。本当は・・・お賽銭でまかなえるはずなんだが・・・。

 

 まぁ・・この日ばかりは・・島のご婦人のオンパレード・・・。普段には顔を合わすことのない人たちと顔を合わせて・・ご挨拶が交わされる・・。

 

 

 で・・、お昼ご飯は・・・いただいてきた赤飯やバラ寿司に、暖めたお味噌汁を食べて・・・午後二時過ぎのフェリーでさぬき広島を後にして・・・。

 老いてなおさら元気なおばちゃんパワーに圧倒されたのか・・、早起きがこたえたものか、早くから・・眠りについたものだった・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。




太陽に 感謝のあくび わらび萌

2009年04月15日 | 民俗
 朝からいい天気になった・・。天候が悪いと言われて心配したが、すっきりと晴れた春の日になった・・・。

 十時前に、近所のおばちゃんが三人やってきて・・それに母の四人を載せて出発することになった。

 

 で・・、丸亀港には・・十一時過ぎに着いたもので、おうどんを食べようということで、中津の公園の中のお店でランチを予定していたが、あいにくと定休日。仕方なく・・別のうどん屋さんに行ったが、そこも定休日・・・。仕方がないので・・港近くの太助というお店に行ったが、そこも定休日・・・。なんだんねん・・。

 で・・小さなお店「浜っこ」におばちゃんたちを案内して・・「みそぶっかけ」を食べた・・。おばちゃんたちは・・「わかめうどん・・320円」

 

 ひさびさの・・おうどんやっったなぁ・・。冷たくて・・・おいしかったなぁ・・。

 昼食後・・、十三時半のフェリーに乗り込んで・・さぬき広島に入った・・。

 

 このおばちゃんたちは・・・はじめての・・島のお大師参り・・。楽しみで・・何日前から楽しみにしていた様子・・。まるで・・、こどもの遠足みたいなものだ・・・。

 

 私は・・・おうちの前の・・草刈を少しばかりやっておく・・。大勢の人が、我が家の前を歩くものだから・・・少しばかり・・見栄えをよくしておこうかなんて・・。

 

 お風呂がぬるいとか・・お布団が少ないので寒い・・とかと、大騒ぎだ・・。暑いの・・寒いのと・・にぎやかなもの・・。

 夕食は・・・タケノコごはん・・・。炊き込みごはんだな・・。

 私は・・・リビングにお布団を敷いて・・一人で先に・・おやすみ・・。

じゃぁ、また。

妻と来て そぞろ懐かし 雛の宿

2009年03月01日 | 民俗
 昨日の土曜日には・・・孫のはやてちゃんとなぎちゃん、それに母のさっちゃんを連れて・・・東かがわ市で行われている・・・「引田ひなまつり」に行ってきたのですよ・・・。

 

 この・・・ひなまつりも・・・何年目になったのか、年々・・規模が大きくなって・・・。引田の町中が・・・おひなさまロードになってしまう・・・。

 最初は・・・井筒屋敷という醤油屋さんの旧宅に・・・十数体のおひなさんを並べただけだったものが・・、今や・・・街全体が・・・お雛様にあふれるのですよ・・。それだし・・、そこに集まる人たちもどっと・・増えて・・・。

  

 それだし・・、ジャコや干物やわかめ・・などの海産物だの・・・おまんじゅうだの・クッキーだのという手作りお菓子や・・・うどんや焼きそばなどの出店とかも多くなって・・・。それはそれは・・の・・にぎわいよう・・。

 

 それはそれは・・・、大きなものから小さなものから・・豪華なものから・・手作りのおひなさままで・・。江戸時代の古いものから・・・最新の新しいものまで・・・。あるわ・・あるわ・・。数えきれないほどのおひなさんが・・・。

 

 よく・・・きれいなものが並んでいると・・・「見ていても飽きない・・」っていうんですが、ここでは・・「見ていると・・飽きてしまう」ほどに・・・お雛さんの数が・・・。これでもか、これでもか・・と、お雛さんが並んでいる・・。

 

 これが・・ブログ友だちの・・・お雛様。古い箪笥と、古い帯などが印象的・・・・。一年に一回・・、お雛様の時だけにお会いできるんです・・。おひなさんにも、こまめちゃんにも・・。

 で・・、日曜日には・・・けいこばぁを連れて・・・、ブログ友達んちに訪問です・・。

 

 これは・・内科のお医者様の前にあるお雛様用の飾り付け・・・。キティちゃんの聴診器やナースキャップがかわいいのですよ・・・。

 

 これは・・最近流行になってきた・・・吊り雛・・・。よく見かけるようになりました・・・。

 

 これ・・・。本物の人間のおんなの子に見えるでしょ・・・。実物は・・・少しばかり・・・小さいのですがね。

 こういう・・・趣向をこらしたものが・・、伝統的な七段飾り・・十三段飾り・・・などの合間に見られるのです。あくまで・・正統派のきちんとした段飾りのお雛様が主流なんですが、今日は・・・その中の・・珍しいものを紹介しようと思って・・・。

 

 これは・・手作りの・・・洋風なかわいい・・おひなさま・・・。金髪で・・・自由な姿勢のおひなさんです・・。「まぁ、かわいい・・」とか、「これ・・、売ってくれないのかしら・・」とかという声が多く聞かれるおひなさんです。

 

 何度も繰り返すんですが・・・普通の・・・オーソドックスなおひなさんは幾らも幾らもあるのですよ。ここでは・・・珍しいものを紹介してるだけですからね。こんなものばっかりか・・と思われてもダメだから・・。

 

 毎年・毎年になると・・飾り付けにも工夫が必要になって、あんなものとこんなものとを組み合わせて・・・みたいな・・。

 洋傘に目鼻をつけたおひなさんとか、お皿に目鼻をつけたおひなさんとか・・。

 

 これ・・・、見えますかね・・・。パイナップルを炭にしたものや松傘を炭にしたものなどを飾ってあるんです・・。よく・・形をくずさずに炭にしたものだと感心しきり・・・です。

 

 で・・・、「退職祝い兼全快祝い兼・・・兼・・・・兼・・・・」でいただいた花束・・・です。うちの・・・ぽちが・・・「なんじゃろか・・・」というような顔をして眺めてますが・・・。

 

 これは・・、けいこばぁがお土産に買った・・・竹炭の上に乗った・・おひなさん・・・。これで・・・800円なんですっと・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

雪花に 乗って悪魔が 三度来る

2009年01月11日 | 民俗
 本当ならば・・・1月10日から・・・18日までは・・・九日間のお休みで・・・島の家で・・・ゆったりと過ごすはずだった・・・。

 ところが・・十日からの週末は大潮で魚釣りには不向きだし・・・天候がよくないといわれていたもので・・・前半は・・・山の家で・・・のんびりとするつもりに決めた。

 確かに山の家では・・・朝から吹雪になって・・・こんな日に釣りに行くバカなんているもんか・・・と思うほどの雪だった・・・。

 

 とにかく・・・外に出よう・・なんて気持ちにならない朝だった・・・。

 

 でも・・・朝の間に・・・雪はやんだし・・、道路や田んぼに振り積む・・・というような雪でもなかった・・・。

 午前中は・・・母のさっちゃんがつくった・・・「しめ縄」に、七・五・三の下がりや・・・紙垂(しで)を切ったりして・・・雪の止むのを待った・・・。

 この・・・十二軒ほどの小さな集落だけれど・・「女体山」「山の神さん」「地神さん」というおまつりがあって、当番で回ってくるものらしい・・・。今年は・・・「山の神さん」の当番が当たったものらしい・・・。

 

 で・・・お昼前になって・・・雪も止んで・・・天候も回復したようなので・・・「山の神さん」に行って・・・事務的に・・・古いしめ縄を外し、新しいしめ縄を巻いて・・・下がりをうまく配分し、紙垂(しで)を挟み込む・・・。

 本当ならば・・・というか、普通の人は・・・二礼二拍手一礼してから・・うやうやしく取り外すものなんだろうけれど・・・、不信心なものか、真宗坊主の作法知らずというものか・・・、そういう、お作法はとらない・・・。

 

 そういうと・・・坊さんは礼儀知らずかというと・・・そうらしいし、そうでもないところもある。

 「お給仕」ということばがあるが、法要前や、日常のご佛飯や点灯・点燭などの場合には・・脇から入り、法衣や袈裟を用いずに、本尊さまに接する。そこには・・礼拝(らいはい)も合掌もない・・・。正式の・・・合掌礼拝は・・色衣五条袈裟を着用し、後門(ごうもん)から入るか、正面から尊前に向かった場合のみである。お作法とは・・そういうものだと教えられている。

 

 つまりは・・・神事を行って・・・「降神の儀」を行って、社に神を招くまでは・・・宮は空き家であって、そこに神はいない・・・という・・考え方・・・。だから、事務的に古いしめ縄を外し、新しいしめ縄を・・・極めて事務的に行うということだ。決して・・・神を軽ろんじているわけではない・・・。

 ただ・・・この時に・・・ひどく冷たい空気を感じて・・・「さ・さむい・・」と・・思った・・・。このことが・・・たいへんなことになる予兆であったのか。

 さて・・、この後・・、孫たちがやってきて・・・雪がないからと帰ってしまった・・・。

 三時前になって、けいこばぁが・・よしおちゃんちに行く・・と言い出した。二男の家である。バラの根元に敷く・・・スリヌカやイネのワラが欲しいと言い出したのだ・・・。私も気分的にはすぐれなかったが・・・ついていった。

 そこで・・・仏さんにお参りし、簡単な・・新年会みたいになった・・・。で・・、みんな・・機嫌よく・・新年を祝ったのであったが・・・。

 その夜に・・・あの悪魔が・・・三度目の悪魔が・・・やってきた・・。

じゃぁ、また。


暖かく 百々手祈祷の 太鼓かな

2009年01月02日 | 民俗
 さて・・・早くから寝てしまったもので・・、朝も早起きです。早くに起きても仕方がないのですが・・・早々に起きて。

 しっかりと朝食を食べて・・・九時前から・・神社に出かけます。神社では・・早くも・・・いつものメンバーが会場造りをやっております。

 

 風除けと・・・結界・・みたいな意味でしょうか・・。柱を渡し、紅白の幕を張ります・・。的場にも幕を張り、的を置いたりと・・準備です。こうした作業にも・・・だんだんと人手がすくなりなり・・自分たちでなんでもやらなくてはならなくなりました。

 

 準備ができると・・いよいよ神事です。祝詞を読み上げ、二礼二拍手一礼して、お祓いを受け・・・、お神酒を頂いて・・・、地区内の神社を回ります。八つほどの小さなお宮さん、恵比寿さんとかの・・を回り・・広島神社に戻ると・・・十時半ほど。それから・・少し・・・練習タイムがあって、十一時ごろから・・・百々手ご祈祷の始まりです・・。

 最初の一巡は・・・無言で・・・甲矢・乙矢の二本ずつを放ちます。

 

 その後、三度弓ということで、「悪魔降伏・悪鬼退散!」と唱えながら・・矢を放っていきます。的は・・・28m先の・・30センチほどの丸い的・・・。狙って当たるもんやないのです。

 こうして・・矢を放っている間に、少し下・・、少し右・・・と、微調整をしていくのです。

 

 この人が・・・現在のリーダー。形も決まっているでしょ。この方が・・「次は・・浜恵比寿神社をお願いします」とかと、指示をするので・・、

 「はまぁ・・・えびす じんじゃぁぁ!」と、叫んで・・矢を放ちます。こうして・・広島内のすべての神社名を唱え終わると・・・もう、お昼です。

 で・・、お昼は自治会長さんところでいただくことになって・・。

 

 かわいい・・お孫さんたちと一緒にお食事をいただいて・・。

 午後からは・・いよいよ厄除けです。「○○さんの厄除けを祈る」とか、「誰々さんの家内安全を祈る」とかと・・唱えながら・・矢を放ちます。

 

 だんだんと集落の人数も減って・・・十数人の厄除けが終わってしまいます。その後は・・・紅白戦を楽しんで・・・最後は・・・金的・・直径十センチほどの金の的が置かれたのですが、これには誰も当てられず・・・結局・・・一番近い人が・・・「近寄せ」ということで、一升瓶を手にしたのでした。

 で・・、的に矢が当たると・・・「笹」という賞品がいただけるのですが、今年の商品はこんなに・・・。今年は調子が良かったです。三割ほどが命中したでしょうか・・・。でも・・翌日は・・・筋肉痛になりそうです・・。

 

じゃぁ、また。

自燈明 落ち葉掃く手に 親鸞忌

2008年12月18日 | 民俗
今日は・・所属寺院「海暁閣勝覚寺」の・・・報恩講でありました。報恩講というのは、宗祖・親鸞聖人の亡くなられたご法事のお勤めです。「お逮夜」とかという地区もあったようですが・・。

 あ・・、普通のお寺は・・「おとうさん、今何時・・」というように、お寺には・・「山号:さんごう」と、「寺号:じごう」とがあるんですが、うちのお寺でも・・・元は・・・「海暁山」だったと思うんですが・・・、いつのころからか・・「海暁閣」になってるらしい・・・。「閣号」なんて・・・そのあたりでは見かけないでしょ・・・。

  

 これが・・・うちのお寺です。

 朝から、この境内のお掃除からです・・。イチョウの葉っぱが舞い落ちて・・・掃いても掃いても・・・のお仕事でした。

 午前十時から・・・お朝事(おあさじ)という法要がありまして・・。

 その後・・・ご法話です。

 

 高松市紙町の・・・安本先生のご法話・・です。この先生・・・、若い頃には・・教典をそのまんま解説したり・・・、ひどく,難しいお話をされていたんですが・・。私が教師の資格を取った・・・華園学園では・・、「阿弥陀経」の講義を受けましたが・・・かなり・・きつい教授だったかなぁと思うです。

 最近は・・・やはり・・・年齢でしょうか、悟ったのでしょうか・・・、楽しいお話をするようになったです・・。笑わせたり・・・泣かせたり・・・役者になったなぁと・・・思ったです・・。

 

 やはり・・・子は・・親の背中を見て育つのでしょうかね。

 で・・・おとき・・・の・・しっぽくうどんをいただいて・・・。

 午後の部・・・・のお勤め・・。

  

 せっかくのご法事ですが・・出勤なので・・・お勤めの写真がないのが残念です・・・。誰かに頼めばよかったか知らんと・・・。



じゃぁ、また。


ふれ愛祭りも終わってしまって・・・。

2008年11月16日 | 民俗
 雨は夜に降ったんでしょうか・・・。お天気も回復しそうです。

 今日は島の文化祭「ふれ愛まつり」です。舞台での演芸部門・・、展示部門・屋外でのバザー部門という構成

 私は「丸亀市の狛犬」の展示・・。やはり・・狛犬というのは・・・あまり関心がないようで・・・さっぱりです。

 

 こういう作品・・・すごいですねぇ・・・。

 

 これは広島小・中学校による演奏会。落語とか詩吟とか・・・みなさん、芸達者です。

 私もハーモニカを持って来ればよかったかなぁと思ったことでした。

 バザーのおうどんとか、お寿司とかをいただいて・・・、私は・・・予定を変更して・・・お昼の便で帰ることに・・・。

 なんか・・、居場所がないようで・・・・。

 娘家族が帰るというもので・・・一緒に便乗しての帰宅です・・。

 帰れば・・・ちょうど・・いとこ夫婦がやってきて・・しばらくは宴会になりました。

 なんか・・ふいに疲れが出てきたようで・・。

じゃぁ、また。

イイダコ釣りと・・島の文化祭

2008年11月15日 | 民俗
 金曜日の夕方から島に帰りまして・・・、次男のよっくんもやってきて、そこに自治会長さんもやってきて・・・楽しい夜になりました・・。

 

 土曜日のお昼からイイダコ釣りに行きたいとお願いしたら・・、土曜日の午前中に準備のお手伝いをしておいてから行ってもいいと言われたもので・・。

 土曜日は・・九時前から・・・会場準備です・・。小学校の体育館に、舞台を組む人、展示場をつくるもの、運動場にテントを張るものと・・それぞれに分担し、また、協力しあって設営です。

 

 ま・・、毎年やってることもあって、みんな手慣れたもんです。



 女性陣もお花を飾ったりしててきぱきと会場を設営していきます。

 

 

 お昼前には・・・一応・・・会場もできたので解散です。係の方はそれぞれに仕上げとか準備・搬入なんぞをやってったようです。

 私と弟のよっくんは・・昼食後・・・船に乗って出航です・・。目指すは多度津沖
・・・。ところが・・・速度が上がらない・・・。7ノットから速度が上がらない。ドライブを見ても何もない・・・。なにかを引きずっているふうでもない・・。

 ノロノロと・・・海上を走っていたら・・・突然に回転が上がりだした。燃料がつまっていたんだろうか・・。多度津沖に着く頃には平常運転に・・。

 この日は大潮なもので・・釣り人もまばらで全く釣れない・・。

 そこに娘ムコから電話があって、丸亀港まで迎えに来て・・・という。

 そこで娘家族らをお出迎えに。そこから船長交代してかねちん船長に船を任せて・・・多度津沖でイイダコ釣りに・・。

 

 最初にヒットしたのは孫のはやてちゃん・・。それからは・・ぼつぼつと。

 

 私も・・・。

 

 

 その夜は・・・イイダコの天ぷら、カワハギのお刺身、さざえのつぼやきなんぞでにぎやかな夕食になりました・・・。

じゃぁ、また。

笹の葉さぁらさら・・・。

2008年07月06日 | 民俗
 我が家のマシン室は・・・実は・・・物置だったのですよ。最初は・・・リビングの壁面がパソコン置き場で、そこで・・・作業をしていたのですが・・・、テレビを見たり・・・、電話がかかってきたりと・・・うるさいのですよ。

 そこで・・・二階の物置が空いてるからと・・・机を置いて・・・パソコンを置いて・・・。だと・・はやてちゃんも使うようになると・・・一台では無理で・・・、二台になり・・・三台になり・・現在は四台になって・・物置は飽和状態。

 しかしのかかし・・、昨今の気温の上昇によって・・物置では落ち着いて作業できない・・。

 そこで・・・冷房のある・・・お部屋に・・・LAN工事。天井裏から・・LANケーブルを張って・・・、ノートPCを移転して・・・ここから・・・ブログ発信。

 無線LANにもしたのですが、OSがそれぞれに違うもので・・・有線LANに落ち着いています。

 

 さて・・・今夜が七夕なんでしょうか・・・。明日が七夕なんでしょうか。地域によって・・・解釈がそれぞれに違うようです。

 うちのさっちゃんは・・・六日の晩が七夕で・・・七日の朝には・・お供えを川に流すもの・・・というとります。

 で・・みんなで・・・笹かざりです・・。こういう・・昔からの伝統というか民俗というか・・・風習というものかは・・子から孫へと伝えたいものです。

 

 はやてちゃんは・・・「ガソリン価格が一円になりますように」みたいなお願い・・。なぎちゃんは・・「大きくなったらバドミントンの選手になれますように・・」みたいなお願いを・・・。

 キムラじぃじは・・・「交通安全・海上無難」みたいな・・・通り一遍なお願い事に・・・。

 

 内緒ですが・・・「ビールが毎日、おいしく飲めますように」というお願いも混じっているのですよ・・・。

じゃぁ、また。

こんぴらさんの例大祭・・・、その2です・・。

2008年04月06日 | 民俗
 一応・・・お旅所での神事で・・・普通はおしまいなんですが・・、ここは、その後があるんですわ・・。

 さらに行列は続いて・・・港の浮き桟橋に向かうのです。で・・、「こんぴら船」に仕立てられた漁船に分乗して・・・「海上渡御:かいじょうとぎょ」に向かうのです。海の上を・・・海の神様がお渡りになる・・・みたいなことでしょうか・・。

 

 これが・・こども神輿とお頭人さん・・・。船にはこんぴらさんから戴いてきた・・・黄色い丸金の旗とか日章旗とかが飾ってあるのです。ここに神主さんが乗り込んで・・・船団は出発します・・。

 この日の随伴船は五隻・・・。立石浦にある・・白石という三角の岩を三回、回るのですが・・・今回は・・・大サービスで五回も回って・・・。

 

 それから…今度は・・・羽節(はぶし)の灯台に向かいます・・。

 

 ここも・・・普通は・・・三回・・まわるんですが、ここも五回も回って大サービス。船頭さんは太っ腹です・・。

 で・・・、神主さんは・・・お仕事です・・。わらで作った・・・ものを・・海に向かって投げこむのです・・。昔からの習慣なんでしょうね・・・。ただ投げ込むだけではなくて・・・祝詞をあげながら・・・祈願をしながらです・・。それなりのお仕事というものがあるのですね・・。

 

 一連の神事が終われば・・・港に戻り・・・、またも「ちょうさじゃ・・」と声を掛けながら・・・神社に戻り・・・、ご神体を本殿に戻しておまつりはおしまい。あとは・・・お片付け・・・。のぼりや幕や提灯を・・・十人ほどで片づけないとあきません・・。

 お片付けが終わると・・・「直会:なおらい」です。神様とのお食事です・・。ま、打ち上げみたいなものでしょうか・・・。関係者一同の慰労会みたいなもの。

 

 こどものお頭人さんが上席にいるでしょ・・。私らは下座で・・・。

 これが終わると・・・こんぴらさんのおまつりはおしまい・・・。

 でも・・お天気がいいもので・・、みんなが境内にゴザを敷いて・・・花見の宴に変身です・・。ご婦人連中もお片付けが終わると集まってきて・・・、楽しい春の一日になりました・・・。

 

 そういうことで・・・、私も・・・島にお泊りになってしまいました・・。

 夜は夜で・・・自治会長さんと・・・打ち上げの打ち上げの打ち上げに・・・。

 じゃぁ、また。

 

こんぴらさんの春の例大祭です・・。その1

2008年04月06日 | 民俗
 いい春の朝になったです。天気予報では・・雨になるとかいうとったのですが、快晴です・・・。

 島の朝も6時起床です。お掃除洗濯・・・朝食を作って食べて・・・、島をお散歩して・・・。

 おまつりは・・・午前十時から・・・。九時半ごろに出勤です・・。神主さんが来られて・・お式が始まったのは・・・十時半過ぎ・・。

 

 丸亀の・・田潮神社から神職さんがおいでになっての神事です・・。一連の神事・修祓の儀・献餞の儀・・・・云々があって・・。行幸の儀・・・いわゆるおみこしの出発やね・・。その途中に・・・玉ぐし奉奠とかあるけれど・・・省略。これは・・・ご神体をおみこしに移すところ。こういうのんは撮影禁止なんでしょうが・・。

 

 一行は・・・「ちょうさじゃ・ちょうさじゃ・・」という掛声をかけながら・・・お旅所を目指して歩きます。女の子が榊(さかき)を持ち、男の子が・・こども神輿(みこし)を持って・・・お練りです・・。

 「ちょうさ」というのは山車とか太鼓台とかの「ちょうさ」です。おみこしのことも「ちょうさ」というのかどうか知らないけれど・・・、この島では・・・そういう約束らしいです。

 で・・「ちょうさじゃ・ちょうさじゃ」というと、家の中から・・・お賽銭というか、おつつみをくれたらしいのですが・・・、今は・・・そういうものは誰もくれません・・・(~_~;)。

 

 最近の子供たちって、こういう経験をしないでしょ。ゲームとか塾とかおけいこごととか・・。だから・・・こういう・・・へんな習慣は珍しいらしくて、楽しそうにやっとりました・・。こういう経験はここにしかないものみたいに・・。

 

 一行は・・・浜戎(はまえびす)宮へ・・・。ここが・・お旅所になってるそうです。ここでも神事がおこなわれます・・。

 

 どういうわけだか・・・、こどもがお頭人なんですね・・。あ、そう言えば・・・本物の・・・こんぴらさんのお頭人さんも子供やったですね・・。そういうことなんか・・。

 一休みします・・。



 

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