少し近づいて上手く撮れたと思ったら、顔が木の葉に隠れてしまった。キツツキが木の幹を続けて突つく行動を“ドラミング”というそうで、この時も嘴で木を叩く甲高い音が聞こえていたが、それにしても、幹に大きな穴を空けるほど強固な嘴には驚かされる。
幹に作る巣穴は毎年新しく掘るそうで、古いのは使わないらしいから、穴の数は毎年増えていくことになる。ところによっては、森林に生えている樹木だけでなく、木の電柱や山の中にある住宅の柱とか壁板までも突っついて、大きな穴を空ける被害があるそうだから、そこまですると小鳥といえども困ったものである。