ヒヨドリは、尻尾が長く体形はスマートでも、黒っぽい羽色とボサボサ頭の外見からは、お世辞にも“容姿端麗”とは言い難い。これは歳をとった雄のヒヨドリであろうか、物思いに耽っているようにも見える後ろ姿には、どことなく哀愁が漂っているようだ。こんなのが枝に1羽だけぽつんと止まっていると、人間社会の一端を垣間見ているような気がする。
ヒヨドリは、尻尾が長く体形はスマートでも、黒っぽい羽色とボサボサ頭の外見からは、お世辞にも“容姿端麗”とは言い難い。これは歳をとった雄のヒヨドリであろうか、物思いに耽っているようにも見える後ろ姿には、どことなく哀愁が漂っているようだ。こんなのが枝に1羽だけぽつんと止まっていると、人間社会の一端を垣間見ているような気がする。
コブシの蕾が少し開きかける頃になると、ヒヨドリの群れが蕾を食べによく来るので、暖かくなってコブシが開花すると、花はいつも半分食べられた状態の無残な姿で咲いている。ヒヨドリは、よく目にするありふれた小鳥なので、今まで写真に撮ったことはなかったのだが、よく見れば可愛らしさも少しある。
ヒヨドリはいつも見掛けるが、最近はツグミがよく来るになった。それも次第に羽数が増えているようだ。ツグミは、木の実も食べるが、餌は主に地上の虫やミミズなどらしいから、もっぱら木の実を好むヒヨドリとはあまり競合しないのかもしれない。木の上でヒヨドリと喧嘩している様子も見掛けないので、お互いに仲良く共生できているのだろう。