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閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

コジャノメとヒメジャノメ

2021-08-08 | 昆虫
2か月ほど前に瀬戸市の海上の森と豊田市の愛知県緑化センターにいたコジャノメとヒメジャノメだが、翅の裏側の眼状紋や縦の白帯模様から、初めの2枚がコジャノメで後の2枚はヒメジャノメではないかと思う。両者は非常によく似ていて区別がつきにくいから、もしかしたら違うかもしれない。











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ナミアゲハ

2021-08-05 | 昆虫
猛暑日が続いているので外出を控えていることもあって、また1か月近く更新が滞ってしまった。公園の生垣に絡みついていたヤブカラシの花にナミアゲハが来ていた。どこにでもいるありふれた蝶なのに、このところあまり見掛けないような気がする。気のせいだろうか。外出する機会が減っているためか、または、視力が落ちてきているせいなのかもしれないが、蝶だけでなく、他の虫もなんとなく少ないように思う。











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アオスジアゲハ

2021-05-05 | 昆虫
アオスジアゲハは黒地の翅に透明感のある綺麗な青い筋模様があるアゲハチョウの仲間だ。飛び方は他のアゲハチョウに比べて素早い。元々は南の暖かい地方の蝶で、幼虫の食樹が主にクスノキやタブノキ、ニッケイなどだから、これらの木が生えてない東北地方の北部や北海道では見られない蝶だろう。蛹で越冬するそうだ。











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ルリタテハ

2021-05-04 | 昆虫
翅に瑠璃色の帯模様があるタテハチョウの仲間だからルリタテハ。翅の裏側も地味な黒褐色をしているから、翅を閉じていると見つけにくい。その半面、幼虫はオレンジ色に黒い斑点があり白い棘のある芋虫だが、おそらく外敵の小鳥には毒があるように見せかけて身を守っているのかもしれない。棘には毒はないから刺されることはないそうだ。幼虫の食草はホトトギスやユリ、サルトリイバラなどのユリ科植物の葉で、成虫で越冬する








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コミスジ

2021-04-30 | 昆虫
前翅から後翅にかけて横に3本の帯状の白斑模様が並んでいる小さな蝶だからコミスジ。コデマリの花で吸蜜していた。成虫は春から秋にかけてよく見掛ける。幼虫で越冬するが、幼虫の食樹はクズやフジ、ハギなどのマメ科植物だ。








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ミヤマセセリ

2021-04-28 | 昆虫
1か月前の3月30日にも載せたミヤマセセリだ。昨日載せたダイミョウセセリと同様に暗色系の地味な色をしているから蛾のようにも見えるが、ダイミョウセセリと同じセセリチョウの仲間だ。小さくて飛び方は素早く直ぐに見失いそうになるが、いったん何かに止まれば暫くは留まるから写真には撮りやすい。アキグミの花で吸蜜していたが、例年ならあまり見掛けない蝶なのに、今春は2回目だ。





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ダイミョウセセリ

2021-04-27 | 昆虫
ダイミョウセセリは何かに止まる時には翅を完全に広げて止まるから蛾と間違われることがあるというが、先月末に載せたミヤマセセリと同じセセリチョウの仲間だ。雌雄は同色で大きさも形も同じだが、翅の白斑模様が前翅だけにあって後翅にはない関東型と後翅にも帯状の白斑模様がある関西型がいる。名古屋周辺では関東型が多いように思うが、関東と関西の中間地だから関西型と思われるものもたまに見掛けるし、どちらかはっきりしない中間型と思われるようなのも見掛けることがある。年に3回くらい羽化し、秋に生まれた幼虫がそのまま春まで越冬して、ヤマノイモやオニドコトなどの葉を食べて育つそうだ。





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ヒメウラナミジャノメ

2021-04-23 | 昆虫
ヒメウラナミジャノメは翅の表裏にある目玉模様が特徴の地味な色をしている蝶だが、春から秋にかけて普通によく見掛ける。幼虫の食草はチジミザサやススキなどのイネ科植物。






白い花はゴマギ(胡麻木)だ。
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ベニシジミ

2021-04-19 | 昆虫
草むらで日向ぼっこをしたり花の蜜を吸ったりしていたベニシジミ。年に数回羽化するからあちこちでよく見掛けるお馴染みのシジミチョウだ。前翅のオレンジ色が綺麗でよく目立つ。雌雄の区別はつきにくいが、2枚目の画像では、2匹が地面に仲良く並んで日向ぼっこをしていたから、もしかしたらカップルかもしれない。幼虫の食草はスイバやギシギシ。








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コツバメ

2021-04-16 | 昆虫
コツバメは蛹で越冬し年1回早春にしか羽化しないので、この時期だけ見られるシジミチョウの仲間だ。飛び方は俊敏で、止まっている時に翅をなかなか広げてくれないが、翅の表側は真ん中部分だけが光沢のある青色をしている。幼虫の食樹はツツジ科植物の花や蕾で、有毒植物であるアセビの蕾は好物のようだ。





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トラフシジミ

2021-04-01 | 昆虫
豊田市の愛知県緑化センターの花壇で見掛けたトラフシジミ。ムスカリの花で吸蜜に夢中になっていて翅の表側を見せてくれなかったが、地味な灰色の裏側とは対照的に、表側は綺麗な濃い青色をしている。トラフシジミには早春に羽化する春型と晩春から夏にかけて羽化する夏型がいて、夏型の翅の裏側は、模様は同じでも色は茶色だ。











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ミヤマセセリ

2021-03-30 | 昆虫
年に1回だけこの時期にしか見られない希少種のミヤマセセリ。落ちていた獣糞や湿った地面からミネラルか何かの養分を吸っていた。このブログには2年前の5月初めにも載せたことがあるが、♀は4月頃に幼虫の食樹であるクヌギやコナラなどに卵を産み、5月頃に孵化した幼虫はそのまま越冬して陽当りのいい雑木林で翌春まで過ごすという。県によっては絶滅危惧種に指定しているほど数が少ないそうだ。










近くにいた別のミヤマセセリだが、前翅の白い模様がほとんどなく全体に地味な色だったので、これはたぶん♂だろう。ヒメオドリコソウの花から吸蜜していた。


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ビロードツリアブ

2021-03-28 | 昆虫
ミツマタの花で吸蜜に忙しく飛び回っていたビロードツリアブ。大きさは1㎝ほどで、胸や腹にモフモフ感のあるビロード状の細かい毛が生えている。高速でホバリングしながら長い口吻で蜜を吸う。ヒメハナバチの幼虫に卵を産み付けて寄生するという。成虫は春しか見られない。












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キタキチョウ

2020-12-11 | 昆虫
朝晩めっきり冷え込むようになったこの頃、虫の姿をあまり見掛けなくなったが、公園の生垣の葉陰で寒さを凌いでいるキタキチョウがいた。キタキチョウは年に5~6回羽化し成虫で越冬するから、冬でも暖かい日には飛び回っているのを見掛けることがあるが、寒い朝は気温が上がるまで葉陰でジッと待っているのだろう。





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キタテハ

2020-11-28 | 昆虫
キタテハがツワブキの花で吸蜜していた。キタテハには翅の色が黄色がかった夏型と色がやや濃いオレンジ色の秋型がいるが、秋型はこのまま成虫で越冬するから晩秋になってもよく見掛ける。幼虫の食草は空き地や河川敷などで繁茂しているカナムグラだ。









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