秋によく見掛けるウラナミシジミ。暖かい地方の蝶だから、この辺りでは越冬できないそうだが、朝晩は冷え込むことが多いこの頃でも元気よく花から花へ飛び廻っていた。最後の4枚目は昨日撮ったものだが、それ以外は1か月ほど前の時期遅れの画像だ。








クロマダラソテツシジミは、元々は東南アジアなどの熱帯・亜熱帯に棲息している小さなシジミチョウの仲間だが、十数年あたり前から南西諸島や沖縄本島、南九州あたりでも普通に見られるようになってきたそうだ。温暖化の影響なのか、台風によって迷い込んできたのか、または人為的に運ばれてきたのか定かではないが、冬の寒い自然環境下ではたぶん越冬できないはずなのに、次第に北上してきて、今では九州全域から中四国や近畿地方、愛知県から関東地方の一部でも確認されているという。
愛知県では渥美半島や知多半島などの温暖な地域はもちろん、この2~3年の間に岡崎市や豊田市、名古屋市、春日井市、尾張旭市などにもいるというので、近くの公園をいくつか見てきたら、確かにソテツの周辺を何頭かが飛び交っていた。2枚目と4枚目の画像がオスで最後の5枚目はメスだ。クロマダラソテツシジミは、名前のとおり幼虫がソテツの新芽を食べる害虫なので、熱帯・亜熱帯の珍しい蝶ではあるが、大発生が続くようならソテツの被害を防ぐために適度な駆除が必要かもしれない。





愛知県では渥美半島や知多半島などの温暖な地域はもちろん、この2~3年の間に岡崎市や豊田市、名古屋市、春日井市、尾張旭市などにもいるというので、近くの公園をいくつか見てきたら、確かにソテツの周辺を何頭かが飛び交っていた。2枚目と4枚目の画像がオスで最後の5枚目はメスだ。クロマダラソテツシジミは、名前のとおり幼虫がソテツの新芽を食べる害虫なので、熱帯・亜熱帯の珍しい蝶ではあるが、大発生が続くようならソテツの被害を防ぐために適度な駆除が必要かもしれない。





愛知県森林公園で今月初めに出会ったアオスジアゲハ。次第に秋が深まってきて、翅が少し痛んでいたものの、アサギマダラやミドリヒョウモン、ツマグロヒョウモンなどと一緒にまだ元気に吸蜜していた。






愛知県森林公園で見掛けたミドリヒョウモン。ヒヨドリバナでツマグロヒョウモンやアサギマダラと一緒に競って吸蜜しているものが多かったが、メタセコイアの樹皮に産卵しているメスもいた。幼虫の食草はスミレ類の筈だが、こんな大きな木の幹に産卵して、孵化した幼虫は地上に生えているスミレにどうやって辿り着くのだろうかと気になって調べてみたら、けっこう高い樹木にも産卵するというから、余計な心配なのかもしれない。








愛知県森林公園の北門に通じる道路沿いのヒヨドリバナにアサギマダラが何頭か来ていた。10日ほど前に見に行った時にはまだ見掛けなかったから、今年も例年のように9月末あたりから飛来しているのだろう。








コムラサキやルリタテハの他にも、サトキマダラヒカゲが樹液を吸いにきていた。株元にはカブトムシやオオスズメバチなどもいたが、名古屋市内では次第に緑が少なくなってきているようで、これらの虫には恰好の餌場が少しづつ減っているのではないかと思う。樹皮に付着している黄色いのはキノコのようだ。










昨日載せたコムラサキがいた場所に1週間後に再び訪れてみたら、近くのコナラの木でコムラサキが樹液を吸っていた。もしかしたら同じ個体だったかもしれないが、近づいても逃げることなく栄養補給に忙しそうだった。








ススキにいたベッコウハゴロモ。卵で越冬するといい、幼虫は5月頃に卵から孵化して7~8月頃に成虫になるそうだ。成虫も幼虫もミカン類やクズなどに寄生して吸汁する。






クロアゲハのようだが、公園の湿った路上で水分やミネラルの補給をしていた。こんなに暑い日が続くと蝶も体力維持が大変なのだろう。クロアゲハは春から夏にかけて2~4回羽化するから、そう珍しい蝶ではない。幼虫はミカン類やカラタチの葉を食べて育つそうだ。






6月初めに豊田市の松平郷園地で撮った画像だから、かなり時機遅れになってしまったが、ノアザミの花で吸蜜していたスジグロシロチョウ。モンシロチョウよりやや大きいが、よく似ているから飛んでいる時は見分けがつきにくい。





