角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

めちゃくちゃ面白い「96時間」シリーズ。 最新作も劇場さ観に行かねば。

2015-01-14 11:41:09 | 映画

 1月9日から全国公開されている「96時間 レクイエム」の前作、前々作にあたる作品まだみたこと無いなぁと思ってたら、たまたまNHKのBSプレミアムで第1作「96時間」が放映されたワケ。

 こりゃラッキーと思って録画して見たら、面白いのなんの!!  びっくりしました。

 嫁&娘に逃げられたダメ親父が仮面ライダーも真っ青な、最強殺し屋になり家族のために悪を壊滅!! もう快感です!!

 速攻TSUTAYAで続編「96時間 リベンジ」みたんですが、これまた面白い。




 1作目は、パリへ旅行しに行った娘(マギー・グレイス)が、売春組織に拉致され、元CIAのダメおやじ(リーアム・ニーソン)が、それを助けるというただそれだけのお話し。
 例によって嫁(ファムケ・ヤンセン)に逃げられた状態のダメ親父。ちなみにこの凄腕殺し屋のリーアムおやじ、ただ助けるだけじゃなくCIA秘儀を駆使して組織をこてんぱんに壊滅させます。

 皆殺しです、はっきり言って。

 「娘に指一本触れたヤツはただじゃおかねぇ!!」ってやつですな。

 2作目は、前作の壊滅された組織ボスの親父が、旅行中の主役家族(別れた嫁ともよりをもどしかかっている)を拉致して、復習しようとするのですが、またまたこの凄腕親父がCIA秘儀を駆使し、逆リベンジするワケ。

 で、またまた、皆殺し。

 「別れた嫁と仲直りできそうなのに邪魔すんな!!」ってわけです。

ちなみに、原題は「TAKEN」。 まぁ、拉致ってぇか、連れていかれるって意味ですな。
邦題の「96時間」は、1作目劇中のCIA元同僚が「こういう拉致事件は96時間以内に連れ戻さないとほぼ命は無い」というセリフから来ています。だから、2作目からあんまり96時間って意味無くなるんですがね・・・

 悪は瞬殺


ポイントは2つ。

1.無駄のない脚本 & 2.悪は瞬殺の爽快な演出。

まず、1つ目はリュック・ベンソンのシンプルかつスピィーデーな脚本が効いています。

冒頭30分で主役のおかれた状況説明と家族を助ける強烈な理由付けがされ、一気に歯車が動きます。
目標へ近づくためのCIA秘儀がこれまた面白いんですが、話に無駄が無い。


もうね、映画って、やっぱ脚本だなぁ、という見本みたいなもん。

観終わると、大作どっぷりと観たーっ!!って感じなのに、両作ともわずか1時間半という短さ。

 悪は瞬殺2

で、2つ目の悪は瞬殺演出ですが、近年鍛えられた主役のパフォーマンス(格闘技など)を見せるため、アクションシーンが間延びしてる演出とかあったりしますが、この映画はその対極です。

ちなみに1作目の監督はピエール・モレル(「トランス・ポーター」のキャメラマンっす)。
2作目はオリヴィエ・メガトン(こちらも「トランス・ポーター」の何作目だかの監督)。

まぁ、どちらの監督もリュック・ベンソン組の一員なんだんですが、緊迫感ある演出かつドライな表現で、面白いように悪役らがポンポンやっつけられ(殺され)ていきます。

それは、雑魚キャラはもちろん、ボスキャラ出たって主役は一切ためらいません。

リーアム親父は娘を助けるためなら、殺人&拷問など全くためらわないわけ。

 拷問シーン

劇中、悪の売春組織の一員が「あんたには個人的には恨みは無い。これはビジネスなんだよ。」と命乞いします(娘の居所を吐かせるため、両腕両足を銃で撃ってる)。

しかし、リーアム親父は「俺には、全く個人的なことだ。」と言い放ち、ほぼ動けなく無くなってるヤツに数発ぶっ放し昇天させるあたりは真骨頂といえましょう。


愛する家族
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・・・・というわけで、最新作の「96時間 レクイエム」が楽しみなんですが、最近の時事ニュースでは、パリにおけるテロ問題や、CIAの拷問問題などやってますよね。

 ここでは、アルバニア・マフィアが主たる悪の組織として描かれていますが、売春顧客らは明らかに、イスラムを思わせる顔の浅黒い方々が出てきます。

 ここいらへんにも注目しながら鑑賞すればより一層感慨深く鑑賞できるのではないでしょうか。


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