角岸's blog (Kadogishi s' blog)

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「T1」「T2」ファン必見!! マジ興奮する「ターミネーター 新起動/ジェニシス」

2015-07-14 18:57:49 | 映画

7月10日公開の「ターミネーター 新起動/ジェニシス」。 高校帰りの息子と鑑賞。
公式HP↓↓↓ 
http://www.terminator-movie.jp/
※ただし、予告編は観ないように!! ネタバレ全開ゆえ危険です。
 (配給会社はここいらへんの配慮をもう少ししてほしいものです。ちなみに「T2」の時は、予告編でもシュワちゃんが敵っぽく編集してたくらい配慮がなされていた。当時の宣伝マンはあっぱれ。)




小生忘れもしない、30年前以上の高校1年生の春(1985年5月)、度肝を抜く映画が公開されました。

 それがシリーズ1作目の大傑作「ターミネーター」

 学校を早く出て、八戸市南部タウンの東宝劇場にて観た時の強烈な印象は今なお残っています。
 B級映画に過ぎなかったこの低予算映画がこれほどの大ヒットシリーズになろうとは・・

 で、当時ボディビルダー出身の大根役者アーノルド・シュワルツネッガーをスターダムに押し上げ、ジェームズ・キャメロン監督の華々しいキャリアがこの映画から始まったんですなぁ。しかし、シュワちゃんが演技できないことを逆手にとり、無表情かつセリフ棒読みのロボット役やらせるなんて凄いアイディアです。

 続く「ターミネーター2 審判の日」('91)はアクション映画というよりは、映画史上に燦然と輝く大傑作で、キャメロン監督の演出は冴えわたり、かつシュワちゃんの魅力がもっとも発揮された一本と言えるでしょう。

 ところが・・・「ターミネーター3」('03)から何だかこのシリーズもおかしな方向へと向います。何だかターミネーターシリーズのパロディ映画みたいな趣で、シュワちゃんもちっともカッコいくないんですなぁ。続く、「ターミネーター4」('09)も個人的には嫌いではないし良くできてるとは思うんですが、やっぱ未来世界が舞台なのとシュワちゃん無しだと、どうしてもさびしい。「寅さん」も「007」も本人が出なきゃ、ただのスピンアウトものになっちまいます。

 さて、前置きがかなり長くなっちまいましたが、本作「新起動/ジェニシス」はあえて「5」とはしなかったのも頷けます。

 何故なら本作は「3」「4」を無視した、完全なる真の「パート3」。第1作目、第2作目をリスペクトしてアラン・テイラー監督が作りあげた、正統なる「キャメロン・ターミネーター」の続きとなっています。

 しかも、シュワちゃん大活躍!! 67歳の老体ながら、かなりいい味出してます。


ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)左 とカイル・リース(ジェイ・コートニー)   サラ・コナー(エミリア・クラーク)右

さて、お話は・・・

 2029年L.A。人類抵抗軍は機械軍との戦争まっただ中。しかし、今や機械軍にとどめを刺そうとするところまで来ています。で、機械軍は苦し紛れに1984年の時代に時間転送装置でT-800(若いシュワちゃん)を送り込みます。それは人類抵抗軍のリーダー、ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)の母親サラ・コナー(エミリア・クラーク)を抹殺するため。
 そこで、人類抵抗軍もそれを阻止するためカイル・リース(ジェイ・コートニー)を同じ時間へ転送するのですが・・・・

で、1984年のL.Aに現れた、若きシュワちゃんターミネーターお馴染みのチンピラどもに「服をよこせ」ってな具合になるわけですが・・・(ここから、ファンなら歓喜するシーンへと続きます)

 このシーンはまさにパート1とほぼ同じつくりで、旧作ファンなら、懐かしくて涙が出ます。つづいてパート2のオマージュが続き、小生はもう気絶するくらい感激しました。

 アラン・タイラー監督はまさにキャメロン・ターミネーターの世界観を壊さないよう、実に丁寧に演出してますし、脚本もひねりが効いていい。アクションシーンは多少CGに頼り過ぎかなと思うきらいはありますが、「T1、T2」ファンならきっと満足することでしょう(米国批評家の間ではイマイチ評価ですが、そんなものは関係ありません)。

 特に、若いT-800 中年のT-800 老人のT-800を演じる、アーノルド・シュワルツネッガーその人の魅力全開なのが、なによりいい!!小生、結構入ったお客さんたちと鑑賞したのですが、映画館会場は皆さんシュワちゃん演技で大爆笑なシーンが何度かありました(もはや、大根じゃないっ!!)。




ちなみにですが、この間紹介した「セッション」の狂気の鬼教授が実にいい役(やさしい)で、出ています。
彼がいなかったら、危機を突破できないシーンもあるくらい。

さらに、ちなみのちなみに映画本編が終わりエンドロールが始まったからと言って、席を立ってはいけません。
エンドロール途中、実に重要なシークエンスが挿入されています。コレ見逃して帰った人はホント損。

 さて、これは全く小生的好みですが、なるべく前の席にて3Dで鑑賞することをおススメします。吹き替えだから安心。
 生声で鑑賞したい方は、2D英語版をどうぞ。

 しかし、自分が高校の頃観た映画の続編を、高校生の自分の息子と観るなんて感慨深いものです。

 


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