まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

文科省の報告書を見てみました

2006年12月06日 | 教育、文化、少子化
文科省の資料を拝見いたしております。

学校調査。
学校数は22,878校(本校22,533校,分校345校)で,前年度より
245校減少している。
①国立の学校数は73校で,前年度と同数となっている。
②公立の学校数は22,607校で,前年度より249校減少している。
③私立の学校数は198校で,前年度より4校増加している。

学級数は277,526学級で,前年度より1,443学級増加している。

児童数は718万7千人(男子367万5千人,女子351万2千人)で,前年度
より1万人減少している。

教員数(本務者)は41万8千人(男子15万6千人,女子26万2千人)で,
前年度より1千人増加している。

1学級当たりの児童数は、25.9人。

平均すると、過疎地も含めて、こういった実態になります。
統計上、30人学級が、達成されているということになり、
予算が削られたり、完全30人学級を認めないのは、こういう理由かもしれません。

生徒指導上の諸問題の現状について

なぜか、平成16年度のものが最新なんだが。
1. 暴力行為
 学校内において30,022件〔前年度31,278件〕(小学校1,890件〔前年度1,600件〕,
 中学校23,110件〔前年度24,463件〕,高等学校5,022件〔前年度5,215件〕),
 
 学校外において4,000件〔前年度4,114件〕(小学校210件〔前年度177件〕,中学校
 2,874件〔前年度2,951件〕,高等学校916件〔前年度986件〕)

  形態別では,小・中・高等学校いずれも生徒間暴力が最も多く17,541件(小学
  校1,126件,中学校12,857件,高等学校3,558件)となっており,器物損壊,対
  教師暴力,対人暴力が続く。

  加害児童生徒のうち,小学校では4.4パーセント,中学校では2.7パーセント,
  高等学校では86.0パーセントの児童生徒が学校において何らかの措置を受けて
  いる。措置の内訳は,小学校・中学校では「訓告」が,高等学校では「自宅学
  習・自宅謹慎等」が最も多くなっている。

  加害児童生徒のうち,小学校では4.6パーセント,中学校では11.1パーセン
  ト,高等学校では8.5パーセントの児童生徒が警察の補導等の措置を受けてい
  る。措置の内訳は,小学校では「児童相談所」,中学校では「警察の補導(警
  察署限り)」,高等学校では家庭裁判所による「保護的措置」がそれぞれ最も
  多い。

2. いじめ

 いじめの発生件数は,21,671件〔前年度23,351件〕(小学校5,551件〔前年度
 6,051件〕,中学校13,915件〔前年度15,159件〕,高等学校2,121件〔前年度
 2,070件〕,その他

 いじめが発生した学校数は,7,599校(小学校2,671校,中学校3,774校,高等学
 校1,115校,特殊教育諸学校39校

 いじめの問題に対する対応については,いずれの校種においても,「職員会議等
 を通して共通理解を図った」,「学校全体として児童・生徒会活動や学級活動な
 どにおいて指導した」,「教育相談の体制を整備した」が多い。

 いじめの問題により,就学校の指定変更等を受けた児童生徒は,小学校で99人,
 中学校で248人,特殊教育諸学校で0人である。

7. 教育相談

 都道府県・政令指定都市の教育委員会が所管する教育相談機関は218ヵ所〔前年
 度227ヵ所〕であり,相談員として1,690人〔前年度1,798人〕が配置されてい
 る。総相談件数は,201,947件

 市町村(政令指定都市を除く)の教育委員会が所管する教育相談機関の数は
 1,735ヵ所〔前年度1,973ヵ所〕であり,相談員として5,042人〔前年度5,552人〕
 が配置されている。これらの機関における総教育相談件数は,673,139件

長々とすいませんでした。
いじめが、何万件も報告を受けていた、という事実を、どのマスコミも言って
なかったので、この調査が、「どの程度」本当かにもなりますが、
数の多さに、驚きました。

国の統計調査ですから、微妙といえば微妙ですが。
現に、転校をした児童も99人いたという事実。

さらに驚きなのが、相談員の数。
全国に、6700人もの相談員がいる。
相談件数が87万件!!!!
一人当たり、年に、130件もの相談を受けている。
1日2400件! 毎日、2400件!
全国で、重複もあるよねぇ?でも、多くない?凄くない?
想像を絶しますが。

こういうシステムがあって、何がどういう風に「有効的」なのか、
それとも、ここまでやってもなお、学校教育というものが、
危機的で、崩壊寸前なのか、検証を待ちたいものである。

一部が全部なのか、機能不全の学校が目に付くのか、全部が機能不全なのか?
これ以外のシステムが、有効なシステムがあるのか、
それとも既存のシステムが機能不全なのか、どうなのか。
ごめんなさい、未だ、自分は、勉強の途中です。





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