日本テレコムのデジタル広告を見かけました。

今日初めて、ＪＲ京浜東北線、車内にて、日本テレコムが実験している
デジタルモニタ（システム名：WVIT（Wireless Visual-Info Terminal ：通称ウィット）
を見た。

「無線による車内情報サービス実証実験」
無線ＬＡＮを使用し、デジタルコンテンツを使用。
広告配信が、主目的だ。テレビや新聞とは異なり、いかに地域に密接した、ニッチマーケットの
企業を、いかに取り込むか。「ホットペーパー」の独壇場にさせていいのか、
リクルートだけに、いい思いをさせ続けて、いいのか。
日本に、それこそ、有象無象とある広告会社、広告代理店は、それこそ、毎日のように、
「新規マーケットの創出」に情熱を注いでいる。

「サインボード」に見られるように、「動画」「映像」といった、「次世代」コンテンツ
に関心があったのは事実。
ネット環境の進歩とともに、「配信」がお手軽になるなかで、
今回の日本テレコムは、各駅から、都度情報を取り入れて、情報を更新するというのが
斬新なところ。
タイムリーな、特売やら、ディナーメニューの紹介など、コストのバランスもあろうが、
考えられる範囲は、多い。

ただね、ＪＲが行っている、車内のとびら上部に取り付けている、山手線トレインチャンネル、
東急も同じように設置しているTOQビジョン、15秒/7分×2週間 700,000円らしいが、
今回の日本テレコムのWVIT。車内づりポスターを駆逐しています。
あの、暇なときに、ぼーと眺めては、お手軽な情報収集手段になっている、
あの雑誌、週刊誌などのポスターが、見れません。
確かに中吊りポスターは、乗った位置によって、見ることの出来る広告は、偶然任せです。
以前、私もとある化粧品の販売で使ったこともありますが、吊らされたのは、連結部分。
こんなところ、見る奴いんのかよ、で、料金、一緒かよ！と思ったことは事実です。

映像を配信する魅力は、広告主側に、高くあります。
そして、広告媒体主、ここでは、ＪＲやら東急も、いちいちポスターの張替えに、
時間やら人をかける手間隙が省けます。ええ、ほとんど、これを専門にして、鉄道会社に
入り込んで、強力な力を保持している広告会社があるのは事実にしても、
ポスター、なくなっちやうのは、「嫌だなぁ」なんです。

これでもか、というくらい、「サインボード」やら映像を配信する技術は進化していますが、
実は、その期待をよそに、多くの広告会社は「大苦戦中」なんです。
笑ってしまうのは、映像でありながら、なんと、静止画像を売りにしている
サインボードのほうが、「売れている」のです。
我々は、一瞬でも「見逃した」という情報に、やや嫌悪感をもつようで、
時間の偶然性に、どうしても左右される「動画映像」広告は、ユーザーになかなか
支持がえられません。

でね、このシステム。５ギガヘルツの電波を受信します。
確かに発信は、していませんが、あれほど携帯の電波をうるさくいう、医療機関。
あれだけの容量がある「物体です」。どの程度の出力があるのか、シールドは
どうなっているのか。
きっと、これは「大丈夫」なんでしょう。