まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

今もってなお、身が縮こまる、恥ずかしい話

2005年08月28日 | 自分の仕事に絡めて
ごきげん、いかがでしょうか、うちの、猫です。
どういう気分で、こういう、つぼに入った、ポーズをとるのでしょうか。
かなり、魅入られます。

昔、マーケティングの仕事をしていた時です。
365日、24時間といった、業務を行っていました。
深夜のメインは、電話の受付業務です。
クライアントは、消費者金融さんとか、メンテナンス会社さんとか、
多くはありませんでしたが、アルバイトを雇って、カバーしておりました。

管理者として、忙しくない深夜、当時はもちろん、男性のみ。
何人かのアルバイト達。皆さん、劇団に所属していたり、バンドをやっていたり、
基本的に、かなりの貧乏を背負っていた方たちでした。

自分も、若かったんです。
その数年前、若気の至りと申しましょうか、よくある話で、何人か集まって、
学生時代、自主制作LP(当時は、もちろん、エルピーレコードです)を
作ってしまったのです。
ええ、あまつさえ、売ってしまうことも、しでかしました。
未だに、当時の人間から、詐欺呼ばわりされるのも、これが原因です。
だって、すごく、下手糞なんだもん.....。

そういう背景もあってか、バンドの諸君たちとも、話が弾みます。
ええ、ヤマハのスタジオでミキシングやら、「レコーディング」してきた
訳ですから、生意気です。
やっぱり、アンサンブルがどうたらこうたら、イコライザーがなんたらかんたら、
とか、語るわけです。

話弾む彼らも、「KANATAさんは、どのパーツをやっていたんですか?」
「俺?いやー、上手くないんだけど、ベースと、リードかな?」
「すごいじゃないですか。何持ってるんですか?」
なんて、話になりますよね。
「すごいなぁ、LP作ったんですか?かっこいいなぁ!」
「できるよ、お前らも。君達さぁ、曲も書いてるんだろ?大丈夫だよ、
 でも、今度、聞かせてね」なんて。
彼らは、すごく寛容に、話を「合わせて」くれておりました。
ええ、右の目の端に、映る、部下の青い顔が、目に入るまでは。

手招きを受けました。その部下より。
「KANATAさん」と言って、その部下は、ふりふり、顔を左右に振ります。
「ダメです、彼らは、本物なんです」
「はぁ?何が?」
「だから、音楽の」
「本物って?」
「だから、ドラムをやってるって言ってるA君は、小泉今日子のツアードラマー
 です。そして、ギターの彼は、爆風スランプのスタジオミュージシャン
 です。そして、ピアノの彼は、今年の夏、コーセーのテレビCMの曲を担当
 して、シングルが来月でます。」
「................ひょーーーーーー!!!!!」

人生、色々ございます。
思い出すたびに、激しく、息を呑んでしまう、そういう、経験は、
1度や2度ではすみません。
以来、知ったかぶりやら、身の丈を超えたことを、臆面も無く、言うことに
用心深くなったはずなんですが、どうも、未だに治りません。
色んな恥をかいていけ。先人は申されますが、これは、恥と言うよりも、
単なる、バカ丸出してな具合で。
そんな話題でございますので、せめて、猫の写真でも、掲載してと、
そういう、浅はかな考えも、本当は、気をつけるべき、ことなんでしょうが。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿