まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

具合が悪くなっても、怒れない。

2006年11月21日 | 猫、生き物全般
付き合いも6年になると、何が起こっても、平穏に対処できるようになった。
当初は、やられたら当然のように「怒り」を示しては、
いわゆる「しつけ」のようなことをしていたが、
何の効果も無いことが、やがてわかるようになった。

彼女が何を「思い」、そして何を「する」のかが、
多少なりとも、意味を持っているんだということが、
わかるようになったからだ。

躾とは、ある意味、こちら側の都合でもあり、勝手な部分であり、
「種族」が異なる以上、人間社会のルールを聞かすことは、
押し付けにも似た、不条理な論理なのであろう。
そこそこの共有部分を大事にすることが、もっとも「平穏」な過ごし方だと、
お互いが、お互いを認識しあうことが、
この6年、培われてきた、「関係」だと理解したが、

頼む、どんな事情があったのかわからないが、
「寝具」にマーキングするのだけは、「時と場合」を考えてやって欲しいものだ。
ストックの毛布までもが、一時に「やられて」しまった。

ほら、毛布なしで寝ると、人間は、こんなに具合が悪くなるんだよ。



幾何学的なポーズで、何時間でも、人のお腹というか、足の上で丸まっては、
じっと、片目で見上げている。
この種族は、どうやら「まばたき」というものをしない。

てきめんに、鼻かぜをひいた。
本の感想を、今日は書いてみようと、PCを目の前にしても、
なんだが、地球が揺れている。
頭の中では、言葉が、ひらがな体でしか、浮かんでこない。



3歩歩くと、鶏の如く、自分がしでかした行いを「忘却」するのは、
もう慣れたとはいえ、
人に始終「くっついていたい」という、あらかたの行動は、
人間として、箍(たが)が外れるくらい、顔を緩めさせ、
なんとも、しまりのない呼びかけをしている自分に「絶望」している。

あれまぁー、すりすりですかぁ、可愛いですねぇ。

まるで、とんでもなく、大バカ、丸出しなんである。

だから、具合が悪くなったとはいえ、
何に対して、何がどうのこうの、といった何をそうするといった、
何がなんやらなんだが、静かに、回復することだけが
今、自分にとって、最大のミッションなんだろうと、
不条理にも似た、感覚の中で、
丸まった、彼女の体を、壊れた笑顔で、撫でている。

多分、昔より、人間として、タフになった気がする。


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