愚ダメ記、真誤付き、思い津記

日記?趣味?妄想?

産みの苦しみ

2020-09-30 | 日記

知り合いの娘さんが初めての赤ん坊を出産した。赤ちゃんは元気だというが、娘さん(母親)はその後の出血が止まらず、一時意識不明にまで陥ったらしい。輸血とその後の止血手術で回復し、今は食事もできているそうだが、昨晩は知り合いから心配のメールが届いていた。コロナ禍の今、他県で暮らす娘の手助けに行けないと嘆いていたが、無事出産の報に続く不測の事態に近くで見守ることもできないまま、さぞかし不安だったことだろう。

 その娘は子供の頃、遥か年上の私に、下の名で呼び捨てで話しかけて来たものだ。名前の一字が私と共通で、呼び捨てで馴れ馴れしく接してくる態度にどこか親近感が感じられ、嫌いじゃなかった。自分のことを「ぼく」と言ったり、女の子扱いをされるのを嫌う素ぶりもあった彼女が母親になると聞き、赤ん坊を抱いた彼女に会うのを楽しみにしていた。昔なら失血死していたかも知れない事態を聞き、出産が女性にとって如何に大変なのかあらためて思い知らされた。まさに一世一代の大事業だ。

 最大の危機を乗り越えたと聞き、今は彼女の着実な回復を信じている。やがて元気な母親となり、小さな体格の彼女が重たい赤ん坊を抱えて得意気にやってくる日が待ち遠しい。それまで、赤ん坊ともどもに頑張れ!


株価と景気

2020-09-29 | 日記

昨日、出先からの帰りにラジオを付けたら、株式市況の時間だった。何の気なしにずっと聞きながら帰ったのだが、ほとんどの株が前日に比べ1%から数%値上がりしていた。終値が1000円程度で20円高なら、単純計算で2%程度値上がりしたと計算したのだ。素人で勘違いしてたのかも知れないが、ともかく「〇〇円高」と言うから少し上がっているのは間違いなさそう。

 コロナ禍で株が下落したというから、それが戻りつつあるのかも知れないが、「株価って本当に景気を反映している?」と感じながらの帰り道となった。


テレワーク

2020-09-28 | 日記

いろいろな企業でテレワーク化が進み、通勤手当を廃止して通信手当を新設したり、単身赴任の廃止や一部の支社の廃止までもが起きているらしい。そして、新型コロナ感染の終息後もテレワークを続けたいという希望者が多いと聞く。確かに、テレワークで通勤が無くなって、通勤に掛けていた片道1時間以上の時間が有効に利用できるようになれば、生産性も上がるような気がする。

 そうなると、テレワークでの勤務時間はどうなるのだろう? 出社/退社が無いし、タイムカードを押すわけにも行かず。テレワーク時間の自己申請とか、朝/夕に一度は会社に接続して出勤/退勤に代えるという方法とか、いくつかの方法がありそうだ。しかし、ずっと自宅などでテレワークをしている場合、どこまでが「出勤しての仕事」でどこからが「自宅に持ち帰っての仕事」なのかが区別できるのか? と思う。

 きちんとルールを作成し、それに従って進めなければ、体のいい自宅残業の増加となり、形を変えた「サービス残業」に苦しむことになりはしないか?と、そこが不安になった。

 


はなにら

2020-09-27 | 日記

夏の間に頑張って雑草を抜いた庭で、なにかヒョロヒョロと葉っぱが生えて来た。夏には1本も見かけなかった草なのだ。秋になって雑草退治は一段落と思って気を抜いていたら、少し見ない間にあちこちに出て来て、涼しくなればまたその季節なりの草が生えるのだと教えられた。

 連合いに聞くと、「たしか、はなにらとかいう草じゃないか」と言う。ネットで調べると「はなにら」には食用可能な花ニラと毒のあるハナニラがあるらしい。ハナニラも花ニラも葉も匂いも似ているらしく、間違って食べるケースも多いとか。別に食べるつもりは無かったが、花は少し違っているようなので、どちらの花が咲くかを見て毒の有る無しを確かめておいた方が良さそう。またまた、面倒な草が生えてくれたものだ。


新型コロナ抗体検査

2020-09-26 | 日記

ある番組で、新型コロナの抗体検査についての話があった。「ある地域で抗体検査をしたら、0.4%が陽性。感染率0.4%かと思いきや、新型コロナ出現前の血液サンプルでも0.4%の陽性が出たので、抗体検査の信頼性やいかに。」というような話。普通なら、この検査は0.4%の誤差が出ることが分かり、その地方の抗体検査0.4%という結果は「感染した人がほぼ居なかった」ことを意味すると解釈されるのが妥当。直ちに、検査の信頼性が揺らぐとか、"信頼性不十分" として切り捨てるような話ではないと思う。

 仮に、その検査キットで既感染者(PCR陽性経験者)100人と未感染者100人の抗体検査で陽性率を比較した時、既感染者が99%近くの陽性率で未感染者で0.4%(1人未満)という結果が出れば、その検査は十分に信用できると判断されるだろう。「陽性率0の集団から採取し数か月以上保存されたサンプル」と「限りなく陽性率0に近いかもしれない集団から得たサンプル」の検査結果を比較し、常に十分な有意差が出るはずと予想する方がよほど不審である。

 もちろん、誤差0.4%の原因に関する科学的な考察と検討は行われるべきある。例えば、「半年近く保存していた血液サンプル(凍結保存?)を用いた場合、若干の陽性誤差拡大に繋がる"変性" のような現象は無いのか?」とか、「別の近縁ウイルスへの感染経験で一定比率の人の血液中に交叉抗体(新型コロナウイルス抗原にも反応しうる抗体)が存在している可能性は無いのか?」など。科学的・理論的に考え、検査の信頼性に言及するより先に、検討されるべき課題についてむしろ説明して欲しかった。

 しかも、いわゆる「日本ファクター」の説明する時には、その一つに「交叉抗体の存在」を挙げていたのだ。つまり「日本および東アジアでは、鼻風邪コロナウイルスなどの流行によって、新型コロナウイルスに対する免疫能力が元々高くなっていたのではないか?・・・つまり、新型コロナウイルスにも交叉反応が可能な抗体ができていたのかも知れない」ということを。そろそろ日本のマスコミ関係者達にも、政治家の行動や手練手管について知識を深めるのと同様に、ここまで大問題となった感染症や免疫の初歩については必要最低限の知識・理解を深め科学的な説明をして欲しいと感じる。