愚ダメ記、真誤付き、思い津記

日記?趣味?妄想?

インフルエンザのワクチン

2021-11-30 | 日記

今日、インフルエンザワクチンの接種を受けて来た。この冬にインフルエンザが大流行するとはあまり考えて無いが、一応、「打った方が良い」と言われるものは拒まずに受け入れるという考え方からだ。

 数年前に生まれて初めてインフルエンザに罹った。正確に言えば、生まれて初めて「ウイルスの同定によりインフルエンザだと確定された、正式なインフルエンザ」に初めて罹ったということだ。子供の頃に「インフルエンザに罹った」という思い出は、ウイルス検査など無く、医者が「おそらくインフルエンザでしょう」と言うだけの曖昧な診断によるインフルエンザなので、本当にそうだったのかどうか分からない。さらに、大人になってから「インフルエンザ」と診断されたことは無かった。

 思い出してみれば、インフルエンザに罹った冬も秋の内にワクチンを打っていたので、「ワクチンとは異なる種類のインフルエンザに罹ったのでしょう」という話。本当の所、このワクチンはどれくらいインフルエンザ予防に効果を発揮するのだろう?と思いつつの接種でもある。血液中では抗体の全量をある一定の量以下に保つ「恒常性」があるという。もしかして、インフルエンザワクチンで抗インフルエンザ抗体の量が増え分だけ、代わりに抗新型コロナウイルス抗体の量が減ったりすることは無いのかな?などと思いつつ、接種してくれる看護師さんの手際良い手さばきを見ていた。


水際対策

2021-11-29 | 日記

新たな変異株の出現に、「国内に変異株を入れないため」の水際対策が議論されている。その議論において、水際対策というものを「理想的な水際対策により新変異株の一切の侵入を完全に防ぐ」為のものと考える(完璧な対策を打てば完全に遮断できるという考え方)のか、「国内の感染防止対策が整うまで、新変異株の国内への侵入をできるだけ遅らせる」ことを目指しているのか、議論が整理されていない。

 「国内への侵入を完全に食い止める、あるいは食い止め続ける完ぺきな水際対策」を求めるとするなら、その対策を国外でそのウイルスが国外・世界からほぼ完全に撲滅されるまで続けるつもりなのだろうか?。自分としては、それは有り得ない気がしている。もし仮に、新変異型ウイルスが世界に残り続けるならば、ほぼ永遠に水際対策を撮り続けなくてはならない。

 自分なりには、「対コロナ水際対策」とは新変異株の国内侵入を遅らせ、その間に国内の感染防止システムや医療体制の準備期間を稼ぐための方策と考えている。そのためには、「破られたら終わり」という姿勢ではなく、「どれくらいの漏れがあるのかをチェックする」という姿勢が必要なのではなかろうか。水際対策では、その漏れを小さく絞り、漏れの行き先を追跡するという姿勢が一番大切であるように思われる。


オミクロン株

2021-11-28 | 日記

新型コロナウイルスの変異型でオミクロン株というのが、南部アフリカで現れ、ヨーロッパ・アメリカなどで徐々に増えているようだ。変異株の名称がギリシャ語のアルファベット順に付けられているのは知っているが、ミクロンではなくオミクロンというのは聞いたことの無い文字。オミクロンって一体なんだ?と調べたら、オミクロンは ギリシャ語アルファベットの15番目でO と書くらしい。

 新たなウイルス変異株で33か所の変異があるということで、従来株(最初に発見された株)ウイルスに対する抗体の一部(または多く?)が効果的に結合しないかも知れないという懸念は強いのだろう。しかし、ワクチンによって作られる抗体のうち、新型コロナウイルス・スパイク蛋白質のどこにくっつく抗体が有効に働いているのかの詳細があまり分かっていないのであれば、結局この変異株への対策もワクチン2度接種者の何%くらいが再感染するか?という臨床データ待ちとなるしかない。

 ただ、外国や国内のワクチンメーカーはいち早くこの変異株に対するワクチン作りへのスイッチを入れたようなので、その点では多少の安心感があるが、それでもその認可・不急までには順調に行って半年くらいは掛かるだろう。ワクチン接種者や既感染者の持つ抗体の「質」を探る研究結果が欲しい所だ。並行して、スパイク蛋白質だけに絞らずにウイルス表面にあるいろいろな抗原に対する抗体の複合的な働きにも一縷の望みを持ちたい。

 不活性化ウイルスワクチンや感染によって作られる抗体の中に、オミクロン株の変異タンパク質と無関係にウイルスを認識し効果的に排除する抗体や細胞性免疫の働きが見つかることにも期待する。ここでのオミクロン株の出現は、ワクチンによる「中和抗体」産生への期待だけでは、これから先の「対・未知のウイルスの闘いを戦い抜けない」という教訓・啓示であるような気もして来た。


アルバイト不足

2021-11-27 | 日記

新型コロナ感染が落ち着いてきて飲食店などの規制は外されたが、今度は飲食業界の人手不足がニュースとなっている。不安定な飲食業での常勤を離れ、他の業種での就職を考える人も出て来ているという。もともと飲食業は不安定な仕事だと言われて来たが、新型コロナ感染拡大防止の対策では常に規制の標的とされ続けたことで、「コロナ後」の時代にも不安を感じる人が増えているということだろう。

 


ドラマ「日本沈没」

2021-11-26 | 日記

小松左京氏の小説「日本沈没」の再テレビドラマ化版が放送されている。録画で飛ばし飛ばし見ているが、関東平野の「沈没」が一段落し、今後は日本列島全体の消滅が予測されているという所まで来た。原作も映画も詳細に見てはいないが、原作が掛かれた頃も1970年代に映画化された時にも、まだ今ほどの高性能スーパーコンピューターやAIも無かったので、今回のテレビドラマで描かれているAIによる沈没のシミュレーション動画は原作にはなかっただろうと思って見ている。

 しかし、当然ながら田所博士たち専門家の脳裏にはそのようなイメージが浮かんでいたわけだから、今回AIが描くシミュレーション動画があることで視聴者も、田所博士たちが描いた具体的なイメージを共有できるようになっている。また、日和見というか事勿れ主義の政治家の登場は、原作が掛かれた当時も今も相変わらずだという政治への不信感・猜疑心を代弁してくれているようだ。随所にCGが使われていて、より具体的なリアリティーを感じさせるドラマに仕上がっているのだろうとの期待感も出て来る。