今日、インフルエンザワクチンの接種を受けて来た。この冬にインフルエンザが大流行するとはあまり考えて無いが、一応、「打った方が良い」と言われるものは拒まずに受け入れるという考え方からだ。
数年前に生まれて初めてインフルエンザに罹った。正確に言えば、生まれて初めて「ウイルスの同定によりインフルエンザだと確定された、正式なインフルエンザ」に初めて罹ったということだ。子供の頃に「インフルエンザに罹った」という思い出は、ウイルス検査など無く、医者が「おそらくインフルエンザでしょう」と言うだけの曖昧な診断によるインフルエンザなので、本当にそうだったのかどうか分からない。さらに、大人になってから「インフルエンザ」と診断されたことは無かった。
思い出してみれば、インフルエンザに罹った冬も秋の内にワクチンを打っていたので、「ワクチンとは異なる種類のインフルエンザに罹ったのでしょう」という話。本当の所、このワクチンはどれくらいインフルエンザ予防に効果を発揮するのだろう?と思いつつの接種でもある。血液中では抗体の全量をある一定の量以下に保つ「恒常性」があるという。もしかして、インフルエンザワクチンで抗インフルエンザ抗体の量が増え分だけ、代わりに抗新型コロナウイルス抗体の量が減ったりすることは無いのかな?などと思いつつ、接種してくれる看護師さんの手際良い手さばきを見ていた。