年齢のせいか、だんだんと蚊に刺されることが少なくなって来た。それでついつい油断して庭に出るのだが、時折り体の周りに蚊が集まっているのに気付いて急いで逃げることがある。今日は台風の影響で風があり、さすがに蚊は出ないだろうと高をくくり虫除けをしないまま、風に飛ばされそうな物が無いか点検していた。ところが、庭の真ん中でふと気付くと足に２匹、それを追っ払うと腕の周りに纏わりついてくるのが一匹。
強風ではないが、日よけシートがはためくくらいの風の中、あの小さな蚊がどうやって人間を見つけて飛んで来たのか、と驚く。皮膚から出る二酸化炭素に集まるにしても、ある種の匂いに集まるとしても、この風の中でそれが近くにとどまっているはずがない。それに、この風に飛ばされず狙った獲物までたどり着ける飛翔力を持っていたことにも驚く。小さな蚊には、何かまだ知られていない能力が備わっているのかも知れない・・・と。