防災の日
2020-09-01 | 日記
９月１日は防災の日だ。関東大震災が起きた日を覚えて、防災を考え・点検する日に指定されている。思えば、自分にとって関東大震災は本やテレビで聞き知っている震災、むしろ、直接でなくともリアルタイムで体験した震災として阪神淡路大震災で１月１７日、さらに身近に感じた東日本大震災で３月１１日の印象が大きい。
その前の宮城沖地震や日本海地震の体験がまるで何でもなかったように感じるこの２つの大震災で、日本が地震国である意味を思い知らされた気がする。この先、大震災の記念日がこれ以上増えないことを願うが、日本という複雑なプレートテクトニクス上の特異地域に生活している以上、とてもそうは望めないことも百も承知である。おそらく確実に来るだろう東南海・南海地震については、どうか連動しないで小出しで来て欲しいと望むばかり。
これから数十年以内に予想される海面上昇や、温暖化による台風の大型化・降雨量の着実な増加についての政府見解や本格的対策をこそ、防災の日には報道して欲しいと思う。毎年それぞれのメモリアルデーに繰り返し聞かされる防災スローガンが、いかにも空々しいものになってしまわないように。既に予想され警告もされている大災害が起きないことを願うのは当然だが、もしそれが到来した時、「これは想定外だった」と言い訳する日が来ないようにと願う気持ちの方が大きい。