愚ダメ記、真誤付き、思い津記

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観天望気

2020-09-25 | 日記

天気予報は当たらないと言われて来たが、最近の気象観測網の充実・データ解析の進歩によって随分当たるようになった・・と思っていた。しかし、雨が予想された今日は朝からほぼ晴天。今日の鷹観察は無いと決め込んで遅く目覚めたら、やけに明るい窓の外には青い空が広がっていた。

 「ああ、これは遅刻だな!」と朝飯は牛乳一杯にして、意気消沈して山に駆け付けた。朝日も明るい山頂には、既に数人の観察者あり。一人が、「私の予想通りの天気でしょ!」と言う。局所的な天気予想にはやはり観天望気が重要だ、と思い出す。若い頃の山登りでは観天望気の重要性を仲間に説き、もっと雲や風を見ていたのに、と。いつでもパソコンで簡単に気象情報を見ることができるので、広域のデータに関心が向く一方、いつしか自分の観天望気能力が衰えていたことに気付かされた。生き物として、やはり人間には自らの感覚と勘を研ぎ澄ます努力が肝心なのだ。

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