愚ダメ記、真誤付き、思い津記

日記?趣味?妄想?

コロナ新規感染者の全数報告廃止

2022-09-27 | 日記
新型コロナの新規感染者数が毎日テレビなどで報道されていたが、これからは「全数報告義務」を廃止するという。保健所からの報告は重傷者・重症リスク保持者の感染者でけになる。軽症・無症状のコロナ陽性者数の行政側からの把握は、一定程度やり難くなるのではないか。
 一応、PCR検査の陽性者は「見守りのための」行政機関に連絡することになっているらしいが、果たして把握漏れが出ないのか?どれくらい出るのか?については、あまりはっきり報告は無いように思う。
 新規感染者数の発表も、各市町村単位じゃなく、各保健所管内での発生者数に切り替えられていて、これまで通りの感染者数の増減とは単純に比較できない。しばらく様子を見て、市町村ごとの集計数が保険所管内の発生者数とどのように一致し、どのようにズレているのかを思いながら見守って行くしかないのだろう。

ヤクルト優勝

2022-09-26 | 日記
プロ野球セリーグではヤクルトが2年連続の優勝を果たした。最初、少し出遅れたり、途中でコロナ感染者が出て負けが込んだ時があったことを思えば、その後のヤクルトの強さは際立った感もある。
 野村元監督や古田選手時代の雰囲気とは少し異なるが、それでも野村・古田の野球哲学・野球精神のようなものを受け継いでいるのだろう。このまま日本シリーズまで順調に行けば、来年もセリーグはヤクルトが優勝本命となるんじゃないかと思わせる。

山頂の老人会

2022-09-25 | 日記
山頂のタカ観察は、一種の老人会の集まりとなっている。もちろん、遠くインドネシアまで渡るというタカに魅せられた壮年・若年層の者たちも少々は混じっているが、やはり観察の主力は老人力である。
 鳥を見ようと野山を歩くと、時折は草花やキノコを見る人々に出会うことがある。やはり、その主力は「高齢者」である。日本の自然観察は、かなり多くをそのような「老人力」が支えているのだと分かる。
 しかし、彼らはこの世を憂いて、この世のつながりを避けて自然の中へと逃避しているわけでは無い。皆、この世の人々と深くつながりを持ちつつも、大自然を生きている生き物たちの姿に魅せられて、仕事に追われる現役の者たちが見逃してしまう「自然からのメッセージ」を人間社会へと取り繋ぐ役割を買って出ているのだ。
 この時期に日本各地からこの本州の西端の地から九州へと抜け、中国大陸・東南アジアへと旅立つ数千羽のタカたち。多い日には一日に800羽とか1000羽以上が、同じく西へと向かう新幹線や関門橋のはるか上空を西へ西へと飛んで行くことを、地上で忙しく動き回るほとんどの人々は気付かない。
 西に向かうタカの旅を応援するために山に登り、低く飛ぶタカには「また春には帰って来いよ!」と手を振って声を掛ける。毎年恒例の「山頂の老人会」は、そんなエネルギーに溢れる生き生きとした集まりである。


ペロブスカイト型太陽電池

2022-09-24 | 日記
「非常に薄くてフレキシブル、さらに発電効率もアップする」というペロブスカイト型太陽電池・太陽光発電パネルの発明について、テレビ番組で見た。それが日本人研究者による発明だったことは、これまで知らなかった。しかも、その発明は一人の大学院生の思い付きに指導教授がゴーサインを出したことから始まっていた。その時点では、とてもそんな大発明に繋がる研究とは思わなかったそうだが、若い学生の興味とやる気を大切にするという指導姿勢から大きな成果が生まれたということになる。
 日本にもそのような研究室や研究指導者が存在したことに、喜びを感じざるを得ない。とかく、学生は自分の研究の手足としか思わない指導者も多い中で、若い頭脳のひらめきや洞察力、そして研究への意欲を引き出すことが大きな成果を生むと考える「余裕のある」研究室・研究者が残っていることに日本の科学・科学技術への希望を託したい。
 しかし、そのような研究指導が常に大きな発明・発見につながるわけでは無いことを、世の中には理解しておいて欲しい。画期的な発明・発見は、現在の自動的な延長の上ではなく、それから少し外れたところにあることも。現在の延長線の上を叱咤激励して歩かせることだけは、想像できる成果は生むけれども、ある意味、予想通りの結果しか生まない。一方、予想できる成果の延長線から少し外れて進むことは、時として大きな成果を生むが、全く成果を生まないことも多い。世の中全体が、そんな挑戦を後押しする余裕を持っていなければ、予想外の大きな成果を手にする研究は育たないことになる。
 せっかくの日本発のペロブスカイト太陽電池の実用化開発に日本の研究者の参加が少ないと聞いてがっかり、「世界のペロブスカイト太陽電池開発研究者の約半数が中国の研究者」と聞いて、日本と中国の研究開発力、技術の未来志向の大きな差を感じた。かつてアメリカの液晶テレビ開発のテレビ番組を見て驚き、急遽その後を追い、遂に追い越してはるかに先を歩くに至った日本の家電産業の開発者達の伝説は、すでに別の国の話になってしまったようだ。

日本のEV時代

2022-09-23 | 日記
車の買い換え時期が近くなったので、電気自動車EVは今どんな状況になってるかと調べてみた。つまり、自分の経済力で購入・維持できそうなEVはあるのかどうかを、少し購入目線で当たってみたというわけ。
 結果として分かったことは、たとえ「軽自動車レベル」のEVでも、今の自分の経済力では「手が出ない」ということ。加えて、航続距離や電気代を考えると、結局、今の段階では「安いガソリン車」が一番「経済的=エコノミ―」だという結論に。
 同じエコでも「エコロジー」を選ぶには、もっと「お金」が必要となるのが現実と知る。トヨタが「会社評価価値を下げてまでも」なかなかEVを作ると言い出さなかったのは、「大衆車ユーザー」のそんな現実事情と表裏一体だ。
 次の10年でEVの値段が下がるなら、自分にもEV車を運転する日が来るかも知れない。しかし、その前に燃料費・エネルギー経費の高騰によって、車を持つことそのものを断念する日が来るような不安も無くはない。「地方に住んで、車を持たない生活は成り立たない」という現実と向き合う方が先に来そうな気もしてしまうのだ。