先日、連れ合いの乗ってる車で故障の警告ランプが付き、車自体には特に異常を感じなかったが、用心のために別の車で出直した。次の日に車屋に持って行って点検してもらったが、点検の終わったその車を受取りに送って行った帰り、今度は自分の車に故障ランプが点灯。2日続けて2台の車を次々と点検に出す羽目となった。
だが問題はそこではなく、2台ともに「何の修理も部品交換も無く」終わったということ。1台は主要バッテリーの劣化かも、と言われたが「当面、故障ランプが付かないようにしましたので、それで乗って下さい」「また、故障ランプが何度も付くようなら検討しましょう」という説明。もう1台は「異常な箇所は確認できず、故障ランプの点灯も再現できないので、何が起きたか分からない」「現在は、健全な状態なのでそのまま乗っていて大丈夫」とのこと。
いずれも、専門家の点検を受けて乗っても良いという「一応のお墨付き」を貰ったことは一安心、なのだが、そもそも「故障警告ランプ」が付いたのに、何の修理も交換も無くて大丈夫?という不安だけがモヤモヤと残る。昔の車のように「故障したら、そこで動かなくなる」というのが分かりやすいが、確かにそれでは「故障時点で足を失うことになる」ので不便である。故障警告ランプというのが、「故障したことを示している」のか、「このまま行けば故障に繋がる」ことを警告しているのか、素人には良く分からない。
ランプが故障を予告してくれているのだとすれば、それ自体は有難いのだが、そこで何の修理・交換も無ければそれはそれでモヤモヤと割り切れないものが残る。ましてや、故障ランプ点灯と同時に「直ぐに代理店に連絡して下さい」などという表示まで出ると、「車自体は動くけれど、動かして良いものやらどうやら」との混乱に陥る。近頃の車は「電子制御化」が進み、何とも「理解し難い乗り物」になってしまった。
この先「自動運転」とやらが実現すれば、「車を動かす」だけでなく「運転の制御システム」まで加わるのだから、もう完全に理解不能となるのだろう。いっそのこと新幹線のように「中央制御室」でも作って、個々の運転手は「行き先と到着希望時間を申請するだけ」とは行かないものか?