一昔前には、ノーメッキのウェッジが流行りました。
メッキや塗装はせず、“素”の素材のままで、スピンがよく掛かるというのが謳い文句だったような記憶があります・・・
それをそのままの状態ではなく、ヘッドをガンブルーに染めるということも流行りました。
ショップでは数千円で「染める」というようなサービスも提供されていまいたが、何といっても
メンテナンスフリーではなかったのが、玉にキズでした。
雨の日にラウンドして1日でも放ったらかしたら、ヘッドは錆だらけ!
まぁ、そんな58°のウェッジを持っていたんですが、全然使わないので、
他所様に使って頂いておりました。
ところが、そのお方から「こんなんになった・・・」と、そのウェッジを見せられ、ビックリ!
錆が思いっ切り発生しておりました
一度、手元に戻して再生することに・・・
目の細かいペーパーで丁寧に錆を落としました。
鉄の素材が出来て来ました!
このあと脱脂して、ガンブルー液を塗ると、化学反応で青黒い色に変色。
最後にベビーオイルを薄く塗って出来上がり
まぁ、綺麗になってもメッキや塗装している訳ではないので、ソールなどは1ラウンドでまた素地が出てきます・・・
そこに水分でもあれば、再び直ぐに錆が発生・・・
ラウンド後、直ぐにベビーオイルを塗っていると、全体的に黒色は無くなって来ても、飴色になってそれはそれで
味が出ますが、ラウンド後、ゴルフ場のスタッフ任せで拭いてもらうだけ・・・というお方には維持は大変だと思います。
そのあたりを良く説明して、再び使ってもらう事にしました