あの日以来、アイアンに迷いが生じ、その「負」のスパイラルに嵌ってしまっている・・・
それを打破するために、やっぱり優しいクラブで“出直し”を図ろうとJPX E600Tiアイアンに手を出してみた。
色々と研究してみると、優しい系には間違いはないが、掴まりは良い方ではないらしい。
ただ、ストロングロフトとTiフェースと低重心により、高く上がり飛ぶみたい・・・
初めて手にして驚いたのは、そのソールの厚さ!ユーティリティか!?と思うほど。
左がJPX800フォージド 右がJPX 600Ti 同じ5番でこうも違う。
このJPX600をキャディバックに入れると、凄い違和感がある。勿論、悪い方で・・・
ある程度、それを承知で買ったわけだから、仕方ないといえば仕方ないのだけど、想像以上だった
今度は左右写真が入れ替わり、左がJPX 600Ti。 ソール部が後ろに延び、深重心であることが分かる。
600の重心深度は5.5mm程度。 800フォージドは3.7mm程度か?
アドレスしてみると、さっきのソール部で嫌気が差していたのがウソのようにスッキリしている
800よりフェースはやや大きいが、グース度合いもほぼ同じで、割と好印象
早速、試打してみたが、良い面と悪い面で想像していたものが崩れていった。
悪い面は、800フォージドと球の高さ&飛距離が変わらない・・・多少は飛んでるかな?程度。
(球の高さは、両方とも申し分ない)
シャフトは両方共 NS950HTスチールで、800は「S」で600は「SR」・・・
フレックスが逆なら、なんとなくその結果も納得は出来るが・・・
反面、想像より良い所は、打感の良さ!
チタンフェースはパチンと弾き感がある打感になるが、このJPX600はもっと重い感じがする。
勿論、軟鉄鍛造のそれとは違うが、鍛造使用者でもある程度納得出来る打感である。
なかなかgood
一方、想像していた通りの良いところは、慣性モーメントがでかいので、ミスヒットがそこそこの結果になってくれて、
ばらつきが少ない。
それと、評判通り、このクラスのアイアンにしては掴まり過ぎない。 JPX800フォージドより左に行かない。
まぁ、それらはそれらとして実戦でどうか? また、あのソールの厚さが自分自身で許せるのかどうか?
道具は優しいものが良い!との考えの持ち主だが、所有している喜びや道具としての美しさも大事な要素だもんね