傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

他人の為に尽くしなさい

2006年05月11日 | 在宅ホスピス
すごいタイトルです(苦笑)

別に今から布教活動するわけではありません。

これは先週伊勢に行った時に訪れた「猿田彦神社」でおみくじを引いたときに書いてあった言葉です。

2回もこの言葉が書かれてありました。


私は独りでは仕事を進めることはできません。

私一人の知識なんて社会を相手にすれば、あまりに小さすぎます。

だから、人の知恵とか経験とかを聞いて盗む必要があります。

ここ半年ほどはそれの連続。いつもいつもいただいてばかりです。

感謝感謝です。


でも私の知恵とネットワークを貸してほしいという人もいます。

協力しようとしましたが、あまりに自分のキャパがいっぱいになって、ちょっと厳しいかも、と思っていたんです。

そんな頃にこのおみくじを引いたものだから、心を入れ替えました。


社会人一年目の研修で、毎日違う先輩の営業に同行していました。

連日違う先輩方が、喫茶店も昼食もごちそうしてくれるのです。

ある日も払おうとしたらその先輩に言われました。

「今日は俺がごちそうする。石田くんは来年新人が入ってきたら、その新人にごちそうしてやってくれ。俺に返すんじゃなくて次に返したらそれでいいんだよ。」と。

つまりそういうことです。

ついつい一人を相手に損得を勘定してしまいがちですが、社会を相手に考えればイーブンなのかもしれない。

人は社会の一部分、誰かにあげたら、他の誰かから返ってくるのではないかなぁと。

好意は天下の回りものですね。


そのことをこのおみくじは思い出させてくれました。

無理はできないけど、できることをしていこうと思いました。


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