傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

同居家族と離れた家族の温度差

2005年12月06日 | 在宅ホスピス
自宅で最期を迎えた時、

ずっと看てきた同居ご家族は、死に行く方の穏やかな姿をみて、わりと静かに看取ることができたけど、

最期に呼ばれてきた遠方のご家族は、

がんばれ、まだ生きて、がんばれ

と必死で引き戻そうとした(抵抗した?)話を聞きました。


これってとても深い意味を含んでいると思います。

このご家族にとっては、自宅で看病することが、死を受け入れる過程になったのかも知れません。

病状の経過をそばでつぶさに見ていたこと、患者さんとの会話を重ねてきたことが大切だったのだと思います。