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傾聴ボランティア~緩和ケアにて~

~薬剤師・社会福祉士による小さなボランティア活動~

言いたいこと言っちゃって・・・

2005年11月22日 | 薬剤師
病院でさんざん待たされ、検査であちこち回され、行くところどころで同じ事を聞かれ、やっと先生に会えたと思ったら数分で終わり、会計に並び、薬をもらえるかと思ったら処方箋だけで、そしてやっと薬局にたどり着くころには身も心もクタクタっていう人、よく見ます。

しかもそれが悪性腫瘍の疑いを持っての事だったら…、穏やかな人でもイライラするし行き場のない怒りがあるでしょう。

それは仕方ありません。最後に行き着く薬局でちょっと愚痴ってみたりするのも(苦笑)

どこかでその怒りは出しておかないといけないし、その人の立場になって考えると納得できるんですよね。

ほんと大病院にかかるって大変なんです。


疼痛緩和専門薬剤師って必要?

2005年11月17日 | 薬剤師
病棟の薬剤師が疼痛緩和を管理する現場で大活躍している様子を、2年前の癌治療学会ランチョンセミナーではじめて知り、衝撃を受けました。
発表は私立秋田総合病院緩和ケアチームによるものでした。
がんの痛みのネットワークSCORE-Gという全国にある緩和医療チームを結ぶネットワークに入っている病院です。
痛みのないこと、を目標に医師と相談しながら薬剤の選択と量を決めておられました。
患者さんは医師にではなく薬剤師に痛みを訴えるようになったというのです。

本来の薬剤師業務を行いながら、患者の痛みの訴えに耳を傾けることが求められる、薬剤師としてとても魅力ある仕事の一つと思えました。
じゃ、在宅緩和ケアでも在宅訪問しながら同じことができないかしら、とその時突然そんな考えが頭をよぎってからその考えはいまだに頭から離れません。
病棟でも重要な役割がある、在宅で医療者の管理下にない患者さんにとっては、もっともっと重要なのではないか、と思えてならないのです。

風邪

2005年10月31日 | 薬剤師
風邪を引いてしまいました。鼻とのどにきています。
今日薬局でPL顆粒(医家向けの総合感冒剤)を処方された方が来局されました。症状は私のと一緒でした。私も病院へ行ってPL処方してもらいたいとうらやましく思いました(苦笑)。眠気が心地いいんです。
薬に囲まれて仕事していますが、どれにも手は出せません。

ニュースでみましたが、京都大学保健管理センターのグループが、水でうがいするとしない場合に比べて上部気道感染(URTI:upper respiratory tract infections)の発症が4割減ることを発表したそうですね(Satomura K. et al, Prevention of upper respiratory tract infections by gargling a randomized trial.Am J Prev Med. 2005 Nov;29(4):302-7.)。

うがいは風邪予防に効果あり、ということですね。せっせとうがいしましょう。