五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2020・2・22

2020-02-23 15:00:41 | 日記
これはテレビドラマなのか?映画なのか?演劇なのか?録画しておいた「コタキ兄弟の四苦八苦」(脚本・野木亜紀子)を見ている内に、何処かジャンルを超えた作品が醸しだすものに魅了される。大体ゲストが門脇麦だ。他には主演の二人ともう一人の端役の男しかでない。主人公のコタキ兄弟が門脇麦の部屋を訪れる処から始まると、門脇麦はゴミの中に死んでいるのか生きているのか分からない生活をしている。冬なのにヤケに寒いのはエアコンのリモコンがゴミの中に埋まって、暖房にする処か止めることが出来ないという。その彼女をこの生活から助け出すのが二人の使命なのだが……それだけなのだ。それだけで30分。テレビ東京の金曜日の深夜枠は凄い。そんな作品にショックを受けた後、1時開演の綾ベン企画「川のほとりで3賢人」(作・てっかんマスター、演出平山秀幸)を下北沢の駅前劇場に見に行く。綾田俊樹、ベンガル、広岡由里子という小劇場的にはかなり集客が出来そうな芝居だったが、キャパ180席の内埋まっていたのは50席前後か?いよいよコロナウィルスの影響が演劇界にもじわりじわりと出てきた気がする。終演後目黒のアトレで仕入れして帰宅。老老ディナーは母が食べたいと言っていたマグロとイカのお刺身。それに山形県産の雪うるいを添える。サラダ感覚で食べろと書いてあったからそのまま食べてみたらホント美味い。他に甘唐がらしとミニトマトのバターソティにお刺身についていた大根のツマをと先日残った揚げ物の天カスを実にした味噌汁。因みに老老ブレックファーストは焼き鮭WITH大根おろし、クリームチーズとミニトマトとオクラと納豆のサラダ、海苔、かぶの味噌汁。もう何日も、いや何週間、いやいや何カ月も、食後五階で椅子に座ってテレビを見ていると決まって「老人のウタタネ」に突入する。もう夜は「生命を作る」時間ではない。「生命を鎮める」時間のようだ。でも、「老人のウタタネ」は二時間も続かない。10時からヒモを売って年商七億円を稼ぐまでになった普通の主婦を描いた「檄レアさんを連れてきた」を見て、11時から終戦後に特攻で死んだと思われた青年の死の真相を描いたETV特集「ある特攻隊員の死」を見る。180度違う番組、そして180度違う二人の人生が今日の自分の中に同居する。★テアトロジャージャン第18回公演『雀色時に炎立ち~小野田家の人々①~』(作演出・桃井章 出演・服部妙子、桑原なお)・上演日時/3月30日(月)19時開演、 31日(火)開演14時&19時半、 4月1日(水)開演14時 、2日(木)開演19時 3日(金)開演14時、4日(土)開演14時&19時半、5日(日)開演14時 開場時間は開演の30分前です ・ 料金3500円 ・会場 テアトロジャージャン(渋谷区恵比寿2ー31ー3 オーオカビル4F) ・お問い合わせ、ご予約専用電話は090ー9964ー2231 Eメールjerjan.hiroo4f@gmail.com
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