五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2023・12・24

2023-12-25 08:24:10 | 日記
クリスマスイブか、ととりあえず呟いてみる。子供の頃はそれなりにサンタクロースやクリスマスケーキが楽しみだった。十代後半から最初の結婚をするまでは、時代が政治的季節だったこともあってクリスマスモードが許せず、わざと屋台のおでん屋か焼鳥屋で日本酒を飲んでいた。でも、23才で家庭を持ってからは、すぐに息子が生まれたこともあってホームパーティにどっぷり浸って、ジングルベルなんか歌っていた。30代は離婚して独り身。更に経済的困窮が押し寄せていた為、カレンダーからクリスマスイブを削除していた。それとは反対に40代は二度目の結婚をし、仕事も順調で経済的余裕もあった為、クリスマスイブは幸福感に満ちあふれていた。そして二度目の離婚をして脚本家を廃業し、飲み屋を始めてからはクリスマスとは無縁の店だったこともあるし、年齢的(50代)にもはしゃぐ気分になれなかった。60代になって三度目の結婚をし、65才で離婚する。その間、どうしてクリスマスモードにならなかったのかは分からないし、クリスマスイブの記憶は皆無だ。勿論、その後76歳になる今年に至るまでの11年間は、クリスマスイブは何処か知らない国で催されている行事だったし、差し障りはなかった。でも、ただ一つ問題が今年は出来た。ケーキだ!太りすぎた為に自主的にケーキを禁止したけど、クリスマスケーキは別物だと思いたかった。でも、いつものケーキ屋に行ったら、予約以外はないと言われ、仕方なくコンビニを覗いてみたらショートケーキしかない。かなり長い間ショートケーキをアレコレ眺めていたに違いない。馴染みのネパール人スタッフが寄ってきて「カノジョとたべるんですか」と聞くもんだから「カノジョなんかいないよ」と答えたら「淋しいクリスマスですねぇ」と同情されてしまった。
コメント
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