女優のNが来てくれて、故郷から持参した突きたてのお餅で雑煮を作ってくれる。彼女のおかげで何となく正月らしい気分を味わった後、バスで彼女に付き添って貰ってテアトル新宿へ「ケイコ 目を澄ませて」（監督・三宅唱）を見に行く。いつもはお喋りな役柄が多い岸井ゆきのが一言の台詞もなく110分を持たす。いつもは精一杯ブスだけど可愛らしく愛嬌のある役をこなす岸井ゆきのなのに,この映画では化粧気が皆無の「ブス」のみで、可愛らしさも愛嬌もない女の子を演じ切る｡ネタばれになりそうなのでもうこれ以上書けないけど，２０２２年度の主演女優賞に彼女の名前がなかったら,その映画賞はインチキか､審査員の勉強不足が著しいと言わざるをえない｡6時前に妹夫婦が来訪｡母がなくなった7月以来だけど､随分と久しぶりのような気がする｡一緒にすき焼き、500ｸﾞﾗﾑで足りるかと思っていたけど、正月に俺のすき焼きを食べるまで我慢していたらしく、あっという間の500ｸﾞﾗﾑ｡映画の帰りに牛肉を300ｸﾞﾗﾑ買い足しておいてよかった｡