goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

内職ing

2008年11月25日 | 編物・手作り


季節は晩秋から初冬へと確実に動いています。
一気に寒くなりましたよね。

この蝶々は、おじさんのアパートの壁に止まっていたんですけどね、近付いても指で羽を触っても飛び立つ気配はありませんでした。
そのままにして外出しましたが、帰宅時には姿が見えませんでしたのでね、なんとか飛び立っていったようです。
ここのところの寒さですのでね、越冬する種類じゃなければ、どこかで果ててしまったかもしれません。


編んでますよ、パソコン手袋。
今期編み物を開始したのは9月30日でした。
以来ほぼ2ヶ月、マイブームのパソコン手袋を連日連夜編み続けております。
すぐ編めるように毛元に置いて、僅か5分10分の時間も惜しんで編み続けています。
酔っ払っても手にとって、次の日確認すると編み間違いがあるのに気付き、泣き泣きほどいて編み直しというトホホな話も2度3度。
それでも懲りずに、就寝前の晩酌タイムに一目二目と編み重ねておりますです。
昨日は昼過ぎから冷たい雨が降りましたのでね、はかどりました。

おじさんは重宝しています。
水回り以外では外せなくなってしまいました。

中間発表ということでもありませんが、これまで編んだものをお見せいたします。

  

  

  

以上の5個は、前期末に編んでいたものです。
2~3番目は、以前「進化した編み方」として紹介した、サイドを継ぐタイプのものですが、実はあまり使い勝手よくありませんでした。
模様の変化のバリエーションは増えますが、継ぎ目がゴロゴロしちゃって、パソコン手袋には向いていないことがわかりました。
よってすべてほどきまして、糸に戻ってしまいました。
もちろん再利用します。

という事情が判明しましたのでね、もとの編み方に戻しました。

以降が今期の作品群です。
ほぼ編み上げた順番に並べております。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

以上21個。
本日仕上がったものもあります。

すでにおじさんの手元を離れてしまっているものがほとんどです。
お届け先で可愛がって貰っていると思ってます。


この手袋、「パソコン手袋」と名乗っているように、作り手としてはインドア使用を念頭に置いておりますのでね、掌にフィットするように細めのサイズで編んでおります。
ところが差し上げたかたの一部には、外で使っているとの話もあります。

ならばです、最初から外出時を見越して作ってみることにしました。
自分使用の目的で編んだものは1個もなかったので、ちょうどいい機会です。

最後にアップしているこちらです。

屋内用よりも長めです。
親指より上を5段増やしました。
毛糸は太目を使用し、編み針は変えずにかなりのきつめのゲージです。
もともとおじさんのゲージは固めのですのでね、編み針をギュウギュウ差し込みましてね、力技で編みましたよ。

実際使ってみました。
暖かい日は問題ありませんでしたが、マイカー運転時には指先が冷たいですね。

ならばです。

百均で買ってきた薄手の軍手に重ねて装着です。
これで指先の自由度と防寒、どちらもOKです。
最初からこうやって使おうと思ってました、ハイ。

寒がり人間ですのでね、厳冬期になると心許なくなるかもしれませんが、しばらくの間はこれで凌げそうです。

別バージョンのパソコン手袋も思い付いていますが、まだまだ予定の数をクリアしておりませんのでね、もうしばらくはこのタイプのものを編む予定でおります。

ほとんどが手元にありませんのでね、まだ行き渡っていないかたには、これから編むものが届くと思います。
欲しいかた、お声をかけてみてください。


香り プラスα

2008年11月23日 | 08 花たち


ここのところ秋に咲くキク科の花たちを続けて紹介しておりますが、昨年と比べると開花が早いように思えます。

秋になって咲き始める菊の花たちは、ほとんどが短日植物のはずなので、大きく開花の時期が変わる訳はないんだけどね。
でも早く感じています。気のせいの範囲なんだろうけどね。

今回紹介する花を見たとき、特にそう感じてしまいました。


【リュウノウギク・竜脳菊】キク科キク属

リュウノウギクは新潟以西から四国、九州の、陽当たりのいい山野に分布する多年草です。
草丈は30~80㎝ですが、茎が細いからでしょうかね、ほとんどが地を這うように倒れています。
でもどの花も、しっかり太陽の光に向かって咲いています。

先日の「野菊の仲間たち」として紹介してもよかったんですが、おじさんのなかでは、リュウノウギクは「野菊」とは一線を画しているんですよ。
昨年も同じことを言ってます。

「リュウノウギク・竜脳菊」の名前は、葉や茎を揉むと「竜脳」という香料に似た香りがすることに由来します。
野生菊のなかでは、いちばん栽培種の菊に近いと言われています。

その他詳細につきましては、昨年の記事「馥郁とした香り」をご参照ください


ところで、すでに気付いたかた、いらっしゃいますかね?
画像のなかにヒントがあるんですけどね。

今年出会ったリュウノウギクは、昨年の姿とは少しだけ違っています。

ねえ、いかがですか?

葉っぱがこんなに紅葉しているんですよ。
草紅葉ですよね。

実はおじさん、リュウノウギクの紅葉は見たことがあります。
子供の頃のことですけどね、近所のおじさんが、リュウノウギクを盆栽仕立てにして育てていたんですよ。
今となれば、細い茎だし、盆栽には不向きな植物だと思うんだけどね、針金で補強して枝振りを整えていましたね。
その鉢植えの葉っぱが真っ赤に紅葉していたのが、このリュウノウギクを見て蘇りました。
記憶のなかではもっと赤い色、蔦の葉のような朱赤でしたけどね。

これも不思議でしょう?
ピンクの花色です。

検索すると、まれにピンクの花色のものもあるとの記述がありました。
ただこの情報も曖昧です。
咲き始めから終わりまで、ずっとピンクなのかどうかはわかりません。

こちらは白花と混在しておりました。
蕾の段階ではピンクに見えますのでね、開花当初は白い花で、咲き進んでいくと最後にはピンク色になっちゃうんじゃないのかな。
これは栽培種の菊にも見かけられる現象です。

どちらにしても、ここまで赤い色を潜ませているリュウノウギクは、珍しいかもしれませんね。


舞え舞え薔薇たち

2008年11月22日 | つぶやき…



晩秋マイリビング -タワーのある風景-

3連休の初日です。

連休最終日の勤労感謝の日には傘マークがついてますのでね、出かけるなら今日か明日ですね。
本日は陽射しも柔らかくて風も無く、絶好のお出かけ日和になりました。
どこかに出かけてきましたか?
明日もいいらしいです。

おじさんは2時頃出発して、中目黒方面から恵比寿に抜け、天現寺、広尾、西麻布、青山、千駄ヶ谷経由で5時前にはgoro’s、といういつものコースを巡ろうかなと考えていたんだけどね。
ところがNHKラジオに平田オリザが出演しててね、コミュニケーション論だったんだけど、ついつい最後まで聞いちゃいましたよ。

3時になってしまったので、予定してたコースは諦めて、マイリビングに顔を出すことにしました。
休日の代々木公園は人出が凄いのでね、できるだけ近寄らないことにしていたので、土曜日の訪問は久し振りになります。

それなりの数の人が集まっておりましたが、まあこのくらいなら想定内。
若いカップルが多いのも折り込み済み。
どこまで行っても空ベンチは見当たりません。

紅葉チェックをしながら、マイカーでゆっくり巡りました。
昨年の代々木公園の紅葉が、初めて経験するような美しさだったのでつい比較してしまいます。
サクラとケヤキはバツ。
イチョウは個体差が歴然としてますが、一部落葉の絨毯も敷かれていました。
モミジの紅葉は始まったばかりかな。


    一応ね、チェックしましたよ、時期ですからね・・・


シダーローズ、見ぃ~つけた~~



【ヒマラヤスギ・ひまらや杉】マツ科ヒマラヤスギ属

今期第1号の薔薇の花です。
これで5~6cmの標準サイズです。

マイリビングには、シダーローズが舞い降りてくる場所が数ヶ所ありますが、このポイントが例年一番乗りです。
昨年とほぼ同じですね。

ざくっと見回して、17個の薔薇を見つけましたよ。

これからしばらくの間、天上の薔薇たちが次々と舞い降りてきます。
大風のあとには、地上は薔薇の花で埋まるでしょうか。
ワクワクする季節が始まりました。

薔薇ジャンキーを自認するおじさんですが、昨年同様、今年もそれほど拾うつもりはありません。
出来るだけ多くのかたにシダーローズと触れ合って欲しいので、出会いの機会を残しておきます。

ひとりでも多くのかたに、天上の薔薇が届きますように・・・


鴎、耽美への誘い

2008年11月21日 | 08 花たち



【カモメギク・鴎菊】キク科キク属

マイ花マップには、唯一そこにしか存在しない花たちが数多くあります。

「ゴキヅル」「ポリゴナム・アンプレクシカウレ」「ソラナム ラントネッティー」「チトニア(メキシコヒマワリ)」「ママコノシリヌグイ」、まだまだあると思いますが、ざっと思い出したのはこんな花たちです。
そこでしか見ることが出来ませんのでね、それらの花を見たくなったらそこに行くしかありません。

皆さまどう思うかわかりませんが、花好きおじさんにとっては、これは嬉しいことなんですよ。
花が咲く時期になるとソワソワしてきます。

日常の行動範囲で見られるものは、その日に思い立って気楽に行くことが出来ますが、境を越えたエリアにある花たちは、過去の開花状況や天気予報などを考慮して、予定を立てて向かいます。
ドンピシャ咲いててくれればしてやったりですが、自然界の摂理に左右される植物を相手ですのでね、外れることもままあります。
そこはそれ、再訪することもありますし、あっさり諦めることもあったりと、時々の思いで変わります。

さて「カモメギク」です。

マイ花マップの登録は1ヵ所だけです。
それどころか「カモメギク」が見られるのは、東京では、いや日本でも、いえいえ世界中でここだけだなんですよ。
少なくともウェブ上の「カモメヅル」の情報の発信場所はこの一ヶ所、「皇居東御苑」しか見当たりません。

このことだけで、世界中でここだけにしかないなんて大仰なことを言ってますけどね、浪漫という甘美な世界に浸るためには、思い込むことも大切な要素です。

        唯一の場所でしか見られない花・・・

ナルシズムの血が騒ぎませんか?

ふと思うんですよ。
どこかのどなたかが一枝失敬して、「カモメギク」が咲いている秘密の花園が、どこかに存在しているんじゃないかとね。

        誰にも知られてはいけない花・・・ 
        限られた人間だけが愛でることの出来る「カモメギク」・・・
                                      To be continued

耽美満載の妄想の世界で、秋の夜の物語は紡がれていきます。

嫌いじゃないんだよね、そういう世界は。

でも駄目ですよ、こっそり一枝なんて。
決してやってはいけません!
窃盗犯ですからね。

目で鼻で心で盗む
、由緒正しい「花盗人」でいましょうね。


耽美とは程遠い明るく健康的な花姿で、カモメギクは見るものを楽しませてくれましたよ。

今回も花の詳細につきましては、過去記事に丸投げいたします。
どう考えても、あれ以上のものは書けませんのでね。

次に紹介する花も含めた昨年の記事、「カモメはカモメ~~」をご参照ください。


【キクタニギク・菊渓菊】キク科キク属


ふたつの吉祥草

2008年11月20日 | 08 花たち



【キチジョウソウ・吉祥草】ユリ科キチジョウソウ属

キチジョウソウの花が咲くと、吉事がある(あった)という言い伝えが名前の由来になっています。
慶事がある(あった)家には、花が咲くとの伝承もあります。
キチジョウソウの花は滅多に咲かないから、こんな謂れがあるんだろうと言われていますが、実はですね・・・

毎年咲いています。
4年連続で見ていますけどね、思い当たるようないいことはありません。

昨年も同じようなことを書いたよな、ブツブツ・・・

ただね、縁起のいい花とされているものを見られるのは、それはそれ、嬉しいものです。
日頃から各種の占いに冷ややかだったり、験を担ぐことなど皆無のおじさんにしてからして、そんなもんです。

花の少ない時期に咲いてくれる有り難さには、大いに感謝しています。

キチジョウソウは関東以西の各地の暖かいところに分布し、林の縁の湿り気のあるような場所に生育する常緑の多年草です。
ヤブランなどと同じような環境に生育すると考えていいでしょうね。

10cm前後の花茎に、1㎝ほどの花が、足元から順次咲き上がっていきます。
長いシベと反り返った花びらが、可愛いですよ。

キチジョウソウには両性花と雄花があります。

  
両性花                     雄花

両者の違い、分かりますよね。
両性花には赤い花柱があるのが見て取れます。
ここに赤い実が生ります。

1本の花茎の下方に両性花が咲き、茎頭のほうに雄花が咲きます。
両者の花数の比率にはこれといった法則はなく、先端まで両性花だけというものもあるようですよ。

10~30cmほどの細長い葉のなかに、隠れるようにして花茎が立ち上がりますのでね、つい花時期を見逃してしまうことが、珍しい花と思われるんじゃないかと、どこかのサイトではのたまっておりましたよ。
この意見にも、一理ありますかね。

11/13


吉祥草との別名を持つ、こちらも紹介いたします。

11/15
【フッキソウ・富貴草】ツゲ科フッキソウ属

憧れのフッキソウの白い実には、昨年ようやっと出会えたのでした。
即マイ花マップ登録しました。
今年も待っていたんですが、どうも実が付いている様子が見られなかったのでね、危惧しておりました。
つい先日、数は少な目ですが見ることが出来ました。

よかった、よかった。

少しだけですが、開花しているものもありましたよ。
これは早過ぎます。
本来は3月頃に咲く花ですのでね。

「吉祥草」は「フッキソウ・富貴草」の別名だと言いましたが、読み方は「キッショウソウ」で、一応「キチジョウソウ」とは区別しているようですよ。


       別の場所でも、白い実、見ぃ~つけた~~

11/20