ここのところ秋に咲くキク科の花たちを続けて紹介しておりますが、昨年と比べると開花が早いように思えます。
秋になって咲き始める菊の花たちは、ほとんどが短日植物のはずなので、大きく開花の時期が変わる訳はないんだけどね。
でも早く感じています。気のせいの範囲なんだろうけどね。
今回紹介する花を見たとき、特にそう感じてしまいました。
【リュウノウギク・竜脳菊】キク科キク属
リュウノウギクは新潟以西から四国、九州の、陽当たりのいい山野に分布する多年草です。
草丈は30~80㎝ですが、茎が細いからでしょうかね、ほとんどが地を這うように倒れています。
でもどの花も、しっかり太陽の光に向かって咲いています。
先日の「野菊の仲間たち」として紹介してもよかったんですが、おじさんのなかでは、リュウノウギクは「野菊」とは一線を画しているんですよ。
昨年も同じことを言ってます。
「リュウノウギク・竜脳菊」の名前は、葉や茎を揉むと「竜脳」という香料に似た香りがすることに由来します。
野生菊のなかでは、いちばん栽培種の菊に近いと言われています。
その他詳細につきましては、昨年の記事「馥郁とした香り」をご参照ください
ところで、すでに気付いたかた、いらっしゃいますかね?
画像のなかにヒントがあるんですけどね。
今年出会ったリュウノウギクは、昨年の姿とは少しだけ違っています。
ねえ、いかがですか?
葉っぱがこんなに紅葉しているんですよ。
草紅葉ですよね。
実はおじさん、リュウノウギクの紅葉は見たことがあります。
子供の頃のことですけどね、近所のおじさんが、リュウノウギクを盆栽仕立てにして育てていたんですよ。
今となれば、細い茎だし、盆栽には不向きな植物だと思うんだけどね、針金で補強して枝振りを整えていましたね。
その鉢植えの葉っぱが真っ赤に紅葉していたのが、このリュウノウギクを見て蘇りました。
記憶のなかではもっと赤い色、蔦の葉のような朱赤でしたけどね。
これも不思議でしょう?
ピンクの花色です。
検索すると、まれにピンクの花色のものもあるとの記述がありました。
ただこの情報も曖昧です。
咲き始めから終わりまで、ずっとピンクなのかどうかはわかりません。
こちらは白花と混在しておりました。
蕾の段階ではピンクに見えますのでね、開花当初は白い花で、咲き進んでいくと最後にはピンク色になっちゃうんじゃないのかな。
これは栽培種の菊にも見かけられる現象です。
どちらにしても、ここまで赤い色を潜ませているリュウノウギクは、珍しいかもしれませんね。
悟郎さんの基準では、これは野菊の枠内には入らないのですね。
分かる気がします。私の野菊内にも入らず、これは菊の仲間に
なりそうです。栽培種の菊よりずっと素朴でナチュラルな
雰囲気ではありますが。
あら~葉っぱが見事な紅葉ですね。菊の葉がこんなに紅葉して
いるのは多分見たことがありません。(以前にはもっと鮮やかな
紅葉をご覧になったのですね。)
葉っぱも赤く染まり花もピンクに染まり、それぞれの微妙な
変化が何だかいとおしく感じられます。
初雪が来てから(一応、溶けましたが…)
めっきり陽気が悪くなって、日差しの暖かさが戻らなくなって、今日もつめた~い雨が降っています。
竜脳菊のアップを見せて頂きました…が、どうも、腑に落ちなくて悩んでおります。
わが家の竜脳菊は、こんなにシャンと立っていないのですよ。
茎が細くてナヨナヨと倒れ伏しておりますし、葉がこんなに栽培菊のように丸くないんです。
何よりも香りが竜脳というほど強くないんです。
もともと植物園で表示のカードが上がっていたものの苗ですから違うとは思えないのだけど…。
似てるところは草紅葉しているところだけかな。
色はうすい白に近い青で、もしかすると植物園にだまされたかな。
植物園も知らなかったりして(笑)
悟朗さんのアップとわが家の菊のアップを見比べては、う~ん と悩んでいます。
またまた気温が低くなって来たようです。
雪が降らなければいいんだけど… …
田舎では他の野菊たちと同じくらい見かけていたリュウノウギクですが、こちらではまず見かけません。
見るのは栽培されているものだけです。
どうしても野菊の仲間には入りません。
ポージィさんもそう思われますよね。
野生菊のなかでは、栽培種の菊にいちばん近いようです。
菊の葉っぱが紅葉しているの、見かけたことありませんか?
たまに見られますけどね。
このリュウノウギクはまだ花がたくさん咲いておりましたのでね、急にやってきた寒さから株を守るために、糖分を集めて赤くなったのかなと推測しております。
健気ですよね。
★富山ばあちゃん
東京も24日は冷たい雨になりました。
一雨ごとに寒さが増してます。
このリュウノウギクは、富山ばあちゃんのリュウノウギクとは違っていましたか。
この株は立ち上がっていますが、もともとは富山ばあちゃんの仰るように倒れていることが多いですよ。
香りもそれほど強くありませんか?気温とも関係しますけどね。
気になったのは花色です。
「色はうすい白に近い青」なんですか?
私の知っている限りでは、キク科キク属の植物には青い色素は無いはずなんですけどね。
出どこの植物園で、確認なさってはいかがでしょうか。
道々のお宅の庭は、キクとアメジスト・セージ、ヤツデだけが目立つ今日この頃。
大船植物園の愛好家の盆栽を、撮らずに拝観してきました。
とりあえず、自分にできないことは否定しない主義です。
ほんとですね、寒くなってきましたね。
限られた花しか目にしなくなってきましたよね。
そんな中、花ハンターは出動するんですよ。
といいつつ、外出の機会が随分減ってます。
>大船植物園の愛好家の盆栽を、撮らずに拝観してきました。
とりあえず、自分にできないことは否定しない主義です。
素晴らしい!
私はですね、ひとつぐらい嫌味を言っちゃうかもです(笑)。
違うでしょう?やっぱり。写真でみれば歴然と違いがわかります。
国籍不明、突然の侵入者。ま、それほどのことでもありませんがね。
そういえば思い出しました。
初めて咲いた竜脳菊。匂いはさしたることはありませんでしたが、花がチマチマ、いっぱい咲いて、葉も花もまるっぽかったのを。
プランターにいっぱい咲いてとてもじまんでしたっけ。
ドウダンがとてもきれいに紅葉しています。生垣によく使われていますが、同じ紅葉でも真紅のもの、オレンジ色の勝った色合いのもの、町がとてもにぎやかです。
リビングのリフォームと店の棚替えがようやく目鼻がつきました。長かった~。猛烈に疲れました。(ヘトヘト)はぁ~
明日は友人の絵の展覧会を見にいきま~す。
またまたありがとうございました。
訳ありで、本日受け取りました。
ひとりでは食べきれないので、友人にもお裾分けさせていただきます。
写真、拝見いたしました。
確かにリュウノウギクではありませんね。
ヨメナか何か、そっちの野菊に見えます。
確かにあったリュウノウギクが、いつの間にか消えてしまって、他のものを勘違いしていたってことでしょうね。
オドリコソウと仰っている花は、ホトケノザのようにお見受けしましたよ。
富山で、この時期こんなに咲いていることに驚きました。
こちらでも冬場に咲いていることもありますが、陽だまりの暖かい場所でみるくらいですのでね。
スイセンもまだ咲いていません。
日本海側のスイセンは、早くに開花しますね。
暖流の影響だと、聞いたことがあります。
こちらでもドウダンの紅葉はきれいです。
楽しませてもらっています。
フフフ、お疲れさまでした。
絵画との素敵な出会いを、楽しんできてください~~