今年も秋の七草の悼尾を飾ったのは藤袴でした。
秋の七草、そらで言えますか?
一応、復習しておきましょうかね。
今年撮った秋の七草の写真を載せてもいいんだけどね、今回の記事、写真満載なのでね、やめときます。
花の画像等、過去記事で確認してください。
「ハギ・萩」
「ススキ・薄」
「クズ・葛」
「オミナエシ・女郎花」
「フジバカマ・藤袴」
「キキョウ・桔梗」
「ナデシコ・撫子」
「秋の七草」とは、先人(山上憶良が詠んだ2種の和歌に因むそうです)が定めた「秋咲きの野草を代表する7種」だと思っていますが、長い歴史のなかで改良が加えられ、「秋咲き」ともいえないくらい早くから咲くものがあります。
改良されていないのは「葛」だけじゃないのかな?
「薄」にだって園芸種がありますのでね。
言葉を変えると、現代人が見ている秋の七草は、万葉人が見た花と同じものは、「葛」だけということになりますかね。
「萩」や「薄」も同じものを見ることができるはずですが、都会の公園だとそれも怪しいですしね。
フジバカマにも園芸種が数多く投入されています。
少々早めに開花する品種も出てきておりますが、それでもいちばん最後に登場してきます。
昨年までは、この現象はおじさんのフィールドに限るのかとの疑問がありましたのでね、断定はしていませんでしたが、これはもう既定事実のようです。
でも日本は広いですからね、まあ、関東エリアではということにしておきましょう。
そんなフジバカマですが、お仲間がいるんですよ。
「キク科の花たち」のシリーズでもあります「藤袴の仲間たち」を、紹介いたしましょう。
「野菊の仲間たち」同様、詳細は過去記事に丸投げしております。
花名をクリックしてみてください。
撮影日は長きにわたっておりますのでね、表記しておきましょう。
まずは本家から。
【フジバカマ・藤袴】キク科ヒヨドリバナ属 9/27
園芸種や自然交配で、純粋なフジバカマは少なくなっております。
今回紹介しているのは、信頼できる場所の名札付きのフジバカマですのでね、まあ間違いないでしょう。
10/12
【シロバナフジバカマ・白花藤袴】キク科ヒヨドリバナ属
11/1
フジバカマの改良種でしょうね。
葉っぱの感触の差は顕著ですが、株全体にも柔らかい印象があります。
10/30
10/2
【マルバフジバカマ・丸葉藤袴】キク科ヒヨドリバナ属 10/19
増えるんじゃないかとの予感がありましたが、マイフィールドに限っては、確実に増えています。
【サワヒヨドリ・澤鵯】キク科ヒヨドリバナ属 10/29
今回紹介している「藤袴の仲間たち」のなかでは、いちばん最後に咲き始めました。
「サワヒヨドリ」の名前で登場するのは初めてのことになります。
過去記事では同じこの株の花を、「フジバカマ」として紹介しています。
わかっていなかったら、フジバカマと見分けるのはおじさんには不可能です。
葉っぱの裂けかたとか、あるらしいんだけどね。
変異も多いそうです。
日本各地や東南アジアに生育する多年草です。
名前の「サワヒヨドリ・澤鵯」をみてもわかるように、本来は湿原など、湿り気のある草原などを生育場所にしています。
【ヒヨドリバナ・鵯花】キク科ヒヨドリバナ属
9/27
フジバカマをはじめ、紹介したすべてがキク科ヒヨドリバナ属ですのでね、こちらがヒヨドリバナ属の基本種ということになります。
開花はいちばん早いし、草丈も2m近いものもあります。
6月の終わりには咲き出しておりました。
10/25
6/28
【ユーパトリウム】キク科アゲラティナ属
9/13
今年だけでも2回かな? キク科の仲間たちとして紹介しております。
白花は初めてですけどね。
10/2
「ユーパトリウム」という名前は、「Eupatorium」という属名からきています。
「Eupatorium」を日本語に訳しますと、「ヒヨドリバナ(属)」です。
以前は「ユーパトリウム」は「ヒヨドリバナ属」でしたが、現在は「アゲラティナ属」に分類されています。
旧属名が名前にそのまま残ったという例は、外国出身のかたにはよくあることです。
頑強なおかたとお見受けできますのでね、いつの日か野に飛び出すかもしれませんよ。
9/13
9/13
「ユーパトリウム」には花色の差だけじゃなく、開花時期、高性や矮性など大きさの違うものなど、品種も多岐にわたります。
「白花藤袴」も、ユーパトリウムの1品種かもしれませんね。
「アオイロフジバカマ・青色藤袴」、「セイヨウフジバカマ・西洋藤袴」、「ヨウシュフジバマカ・洋酒藤袴」など、藤袴にとことんこだわった和名もあります。
9/6
次にお見せするのは、?花です。
10/18
10/25
ユーパトリウムの1品種だとは思うんだけどな。
納得できる答えには辿り着けませんでした。
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藤袴の仲間でもキク科でもありませんが、こちらも紹介させてください。
登場の機会を、外しちゃってたものでね。
しいて言えば、遠目の花姿が藤袴の仲間たちに似ています。
【オトコエシ・男郎花】オミナエシ科 オミナエシ属 9/3
9/27
10/5
9/27