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goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

12日、青山方面

2009年12月13日 | 09 花たち


予報通り、暖かくて穏やかな1日でした。
さすがに20℃越えとはいきませんでしたが、Tシャツ姿のかたたち、大勢みかけました。

うららかな陽射しを浴びながら、青山墓地へGO!
ゲンサン一家に会えなかったので、青山墓地のネコちゃんたちに遊んでもらう心づもりです。

その前に、折角のお天気だから墓地内を軽く一巡り。


【イチョウ・銀杏・公孫樹】イチョウ科イチョウ属

墓地内にはイチョウの大樹が数本ありますが、こちらもその1本。
すっかり落葉しています。


コブシ・辛夷・拳】モクレン科モクレン属

こちらも、墓地内一のコブシです。
樹形がいいんだよね。

フワフワの銀毛にくるまれた花芽です。
これで寒さもへっちゃらだい!
成長に合わせて、銀毛のコートを数回脱ぎ捨てながら、開花の時期を待っています。


ネコちゃんたちとのご対面の前にしておきたかったのが、ロウバイチェック。
とてつもなく早く開花しているロウバイの花を、noodlesさんが先日紹介していたので、マイ花マップの中でも、例年早くに開花するロウバイを訪ねてみることにしました。


マンゲツロウバイ・満月蝋梅】ロウバイ科ロウバイ属

黄葉ingでした。

蕾が膨らんではいましたが、まだ開花とはいかないようです。

実はこれよりも早く開花するソシンロウバイが、青山墓地にあったんですけどね。
黄葉する前の青々とした葉の頃、すでに花が咲き出して、最初見たときビックリでした。
これは事件です!」なんて大仰なタイトルで紹介しています。
そのソシンロウバイ、この春墓地の整備にともない、伐採されてしまいました。
もともと貧弱な株ではありましたが、消えて無くなるとやっぱり淋しいです。

黒い実がありました。
ここまで萎びていますので、今年の実じゃなくて昨年のものでしょうね。

ウワッ・・・ 動き出す心配はありません、種子ですから。

・・・ちょっとだけ、不気味、かな・・・


それにしてもこのロウバイ、年内には開花するでしょうね。
ここ数年がそうでしたから。


ロウバイチェックお終い。


    ネコちゃんや~~い!

        こんにちは~~

3匹いますね。
右上のネコちゃんとは、まだ親愛の距離がとれません。

ヘヘヘ、舌出してるんだ、白黒ちゃん。

スリちゃん、こんにちは。
寝てたところを、起こしちゃったのかな。

10分ほど遊ぼうね。

ほんとにあなたはスリスリ好きだね。
角を使って、いつもスリスリしてるよね。

どれどれ、おじさんが掻いてあげよう。

トラちゃん、こんにちは。

今回もトラちゃんは少し離れたところにいました。

ウン? あれれ・・・ もしかしてウ○チかな?

じゃ、じゃぁね、おじさん失礼するよ、時間無くなっちゃったしね。
またすぐ来るから。

       バイバ~~イ!





神宮外苑 銀杏並木

ほぼ落葉してしまいました。
今年もきれいな黄葉を見せていただき、ありがとうございました。


青空、皇帝さま

2009年12月05日 | 09 花たち


都内でも屈指の広さを誇る代々木公園ですが、花に限っていいますと、それほど多くはありません。
設えられた花壇は、公園面積の割りに少ないでしょうね。
メインのバラ園をはじめ、あとは3つのエリアといっていいのかな。

花壇が少ないことは、決してマイナス要素ではありません。
その分、野草などの生育するところもあります。
公園内には、出入り禁止の場所は僅かしかありません。
建造物も少ないし、自由に行き来できる空間がたっぷりあります。

都内の公園をいくつか巡ってみて判ったことですが、自由度からいったらトッピクラスなんじゃないかな、代々木公園は。
夜間も入れますしね。

この一角は、公園内で花を観賞出来る数少ないポイントのひとつです。
以前は荒れていることが多かったんだけど、この2年、ボランティアのかたたちによって、手入れが行き届くようになりました。


【コウテイダリア・皇帝だりあ】キク科ダリア属

紅葉狩りと同時に楽しみにしていたのが、皇帝ダリアとの謁見です。
シダーローズを探した日曜日は曇り空でしたので、是非とも青空の下でと願っていましたのでね。

気高く、堂々と、凛とした姿で聳え立っています。
さすが皇帝さま。
青空の下で、尚一層威厳が感じられます。

とまあ、賛辞はこのくらいにしてと。


すぐ側に、もう2本のコウテイダリアがあります。
トップ画像の右サイドです。

見た訳じゃありませんが、先の2本とこちらの2本は、同じ日に植えられたと推察します。
ご覧の通り、まだ咲いていません。
お隣さんは11月10日に開花を確認したんですよ。

コウテイダリアは短日性植物ですが、こちらだけが人工の光を浴びているということでも無いし、環境はほぼ同じです。
考えられるとしたら、土壌の違いだけです。

まさか管理しているかたが、向こうにだけ早咲きの栄養素を注入したとも考えられませんしね。

何故こんなにも開花時期が違ってくるのか、不思議ですね。

でも大丈夫。
お待たせしましたとばかり、蕾がほころんでいました。


ご報告です。

ついにわが町にも、皇帝さまがやってまいりました。
ある日突然、高い塀越しに尊顔を見せてくださいましたよ。
通勤路ですので、毎日拝謁いたしたおります。


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4日の男子弁当 鰤の塩焼き


29日、代々木公園

2009年12月01日 | 09 花たち


憂鬱な天気と比例するように、気分もイマイチ。
終日部屋に籠もっているつもりでいましたが、気になっているものがあり、逡巡するくらいなら行ったほうがいいだろうと、代々木公園へ顔を出すことにしました。

多分に天気のせいでしょうが、日曜日のわりには人出は少なかったです。
ほぼ20日振りに来ましたが、当然の如く風景は変っていました。
この時期の20日は風景を一変させます。
冬へとまっしぐらといった様相でしょうか。


15:28

回りのサクラはほぼ裸木状態ですが、この1本は見事に紅葉していました。
春先から柵で囲って養生させていたおかげで、養分がたっぷり行き渡ったからでしょうかね。


舞い降りていましたよ、魅惑の薔薇が~~


今期第1号のシダーローズ発見。
シダーローズのことが気になって代々木公園にやってきたので、見つけたときは、してやったりです。

今回まず向かったのは、毎年早くにシダーローズを見つけられる場所です。
ここと、もう1ヶ所早く落花する木があります。

4cmほどの小振りの薔薇です。

代々木公園には立派なヒマラヤ杉が数多くあります。
私は勝手に、5つのブロックに分けて考えています。

同じヒマラヤ杉でも、シダーローズは千差万別。
早くに落ちるものから、2月になってやっと舞い降りてくるものもあり、大きさも違います。
形にも違いがありますが、その差は木によるものなのかどうか、この件に関しては未だ良く判っていません。

光量不足でぼんやりした画像しか撮れませんでしたが、上のシダーローズとは別の場所です。
プロペラが確認出来ます。
これこそがシダーローズが舞い降りる前兆です。
プロペラが見られない場所で探しても、シダーローズにお目にかかることはありません。

プロペラの右横の黒い固まりは、昨年から残っていたシダーローズの姿です。
画面左の毛虫のように見えるのは、ヒマラヤ杉の雄花の残骸です。
1ヶ月前に、たくさん咲いていました。

前記の場所で4個、後記の場所で1個、計5個のシダーローズを見つけました。
全体に小振りですが、記念すべき09年度の薔薇たちです。

これから先、強めの風が吹くと、もっと多くのシダーローズたちが舞い降りてくるでしょうね。

シダーローズの季節、始まりましたよ。



16:14


カエデ類の紅葉も素敵でしたが、天気がよくなかったので写真はほとんど撮っていません。
近々に来るつもりではおりますが、天気と気分の兼ね合いですので、どうなることやら。

皇帝ダリアも、青空のもとで見てみたいと思ってはいるんだけどね。


街の磯菊

2009年11月30日 | 09 花たち



【イソギク・磯菊】キク科キク属

goro’s 花 Diaryに初登場のイソギクは、青山墓地のものだということはネコちゃんたちと一緒の記事で紹介しましたが、今年は株が整理されて、なんだか淋しい状態でした。

もっとしっかりとしたイソギクを見たいと思って、向かったのが目黒川緑道です。
246(玉川通り)まで延長され新たに整備された緑道には、多くのイソギクが植えられています。
1年目の姿ですが、それなりの格好になっています。


もうひとつの目的は、昨年見つけたこちらのイソギクをチェックすることです。

昨年同様、ヒメツルソバとの競演です。

憶えててくださいますかね、こちらのイソギクのこと。

この3つは、すべてが同じ株で咲いてるんですよ。

イソギクとイエギクが自然交配したもので、「ハナイソギク・花磯菊」と名付けられています。

ハナギクは、葉裏を覆う白い繊毛や全体の姿はイソギクからのDNAを受け継ぎ、舌状花と葉の形はイエギクの影響が出ているとされています。(昨年の記事「姫のおかげです」より抜粋)

舌状花の有る無しは一目で判りますが、3枚目の写真の葉っぱ、上2枚とは違うのが判りますよね。
確かによく見かける栽培種の小菊などに、似た形をしています。

自然交配ですのでなんとも言えませんが、出来るならこんな変異は見たくありません。

イソギクはイソギクのままでいて欲しいし、それがいちばん美しいです。


桜前線、スタート?

2009年11月28日 | 09 花たち



【ジュウガツザクラ・十月桜】バラ科サクラ属

秋から冬にかけて咲くサクラがあることは、もうご存知ですよね。

夏の一時期をのぞき、年間を通して何らかのサクラが咲いていると知ったのは、伊豆高原の「さくらの里」に行ったときです。
9ヶ月はサクラが咲くとの知識は、そのとき仕入れました。
25年ほど前の話です。

冬場に咲くサクラを初めてみたのは子供の頃。
ある年の秋、ヤマザクラが狂い咲きして、村中で驚いたものです。
凶事の前兆だとか、これこそ吉事だとか、きっと言ってたんでしょうね。
ただこの現象は、その年限りのもので、そのまま変異とはいきませんでした。

秋と春の二期咲きのサクラを見たのは、ブログを始めてからです。
今や名所となった群馬のフユザクラは、ニュース映像などで見ていましたけどね。

秋に咲き始めるサクラのトップバッターが、ジュウガツザクラです。
十月桜と名乗ってはいますが、今年もすでに9月半ばには咲き出しているのを見かけました。

マイフィールドには数本のジュウガツザクラがあります。
そこそこの樹高があり、花の姿をカメラに収めるのが難しいんですよ。
ここ2年は皇居東御苑のものを紹介してきましたが、今年はちょこっとだけ紹介して以来、諸々事情があって伺えない日々が続いています。

そういえばと思い出して、大橋近くのジュウガツザクラを観てきました。

ご覧の通りまだ若木で、樹高も3m弱といった高さで、一段高い足場もありますので、花をじっくり収めることが出来ました。
色付いた葉っぱも、まだ残っておりました。

「ジュウガツザクラ・十月桜」は、「マメザクラ・豆桜」と「エドヒガン・江戸彼岸」の交雑種と考えられています。
秋3、春7の割合で咲くと言われています。
春咲きに比べると、こじんまりとした大きさです。

秋から冬にかけて咲くサクラの最大の特徴は、花期が長いことです。
春咲きは10日前後で散ってしまいますが、1ヶ月、いえいえ、開花時期に個体差もありますので、年明けしてもまだ咲いているものもあります。

この後、フユザクラやカンザクラなどが続き、カワヅザクラやカンヒザクラなどが引き継ぎ、春本番、ソメイヨシノを中心にしたサクラのシーズンに突入ということになります。

沖縄のカンヒザクラが桜前線のスタートとされていますが、実はその前にすでに先行しているサクラがあるのです。


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本日の男子弁当 レバー塩焼き