野菜の花には、園芸種たちに負けず劣らぬ美しいものがあります。
オクラの花の美しさは、誰もが認めるところです。
今日紹介する花も、そんなひとつに加わると思います。
【ベニバナインゲン・紅花隠元】マメ科
蔓、葉、花、どこを見てもマメ科の植物ですが、鮮やかな朱色の花を咲かせる食用の豆とは、初めての出会いです。
検索してわかったことですが、涼しい土地でしか結実しないんだそうです。
北海道、東北地方、長野などで栽培されているそうです。
この花と出会ったのは東京ど真ん中ですからね、実が生るのかどうか、観察を続けてみるしかありません。
紅い花の隠元、名前の由来は見ての通りです。
「ハナササゲ・花大角豆」「ハナマメ・花豆」とも呼ばれます。
「花豆」と聞いて、ピンときたかたいらっしゃるでしょう?
いまどき、家庭で乾燥した豆を料理する人は、ほとんどいないでしょうが、豆売り場で「花豆」を見かけたことはあるというかたは、いらっしゃるでしょう?
大振りで、虎斑模様の豆です。
煮豆や甘納豆、餡などに使用します。
中南米が原産で、日本には江戸時代末期にやってきたそうですが、食用として栽培されるようになったのは明治になってからです。
もっぱら花の美しさを愛でる観賞用として、栽培されていたんだそうですよ。
やっぱりなって、ひとり悦にいってます。
4月~5月に撮影してた豆の花たちも、紹介しておきましょうかね。
【エンドウ・豌豆】
細かくわけると栽培種として区別もされるでしょうが、キヌサヤ、グリンピース、エンドウマメ、全て豌豆です。
こちらも世界最古の野菜のひとつです。
「ツタンカーメンのエンドウ」というものもありましたね。
【スナップエンドウ】
いつの日かからスーパーの野菜売り場に並びだし、今や通年の定番野菜になってます。
1970年代にアメリカからやってきたんだそうです。
スナックエンドウと表記されていたこともありますが、83年に農水省によりスナップエンドウに統一されたんだそうです。
スナックで食べるからスナックエンドウ~~なんて鼻白むようなダジャレ、聞いたことありませんか?
【ソラマメ・蚕豆・空豆】
パンダカラーの花だったんですね~~
莢が蚕に似ているところから「蚕豆」、莢が空に向かって付くから「空豆」だそうです。
莢ごと直火で焼くと、おいしいんですよね。
ずっと前、清里辺りだったかな??涼しい地方へ行ったとき、
お土産としてたくさん売られているのを見たのが印象に
残っています。「花豆」の名前も可愛らしかったので。
ヒートアイランドと言われる東京で、実がなるかどうか
今後も目が離せませんね。
観賞用に植えてあるのかもしれませんが…
それにしても、マメ科の野菜の花たちどれもみな綺麗です。
スイートピーという園芸種が生まれたのもうなずけますね。
スナップエンドウ、大好きなんです♪
これも、可愛い花ですね!
見てると料理したくなってきました~(笑)。
「花豆」のことはご存知だったのですね。
冷涼地ですものね、清里あたりだとさかんに栽培されているでしょうね。
お土産として売られているのにも、頷けます。
朱赤のこの豆の花は何だろうなって、出会った瞬間思いました。
ここまで赤い豆の花、見たことありませんでしたから。
それもそのはず、涼しい地方でしか結実しないとわかれば、納得です。
公園の一隅の、野菜のコーナーに植えられていました。
観賞用プラス、実験を兼ねているのかもしれません。
この先、結果はどうなるのか、観察してみます。
そうですね、マメ科の野菜たち、派手さは少ないかもしれませんが(ベニバナインゲンは例外)、それぞれが独特の雰囲気を持っております。
マメ科の花に共通した造形が、こちらにせまってくるんでしょうか。
なら花をより華麗にと、スイトピーは改良されていったのでしょうかね。
★noodlesさん
そうなんですって、この朱色の花が花豆の花なんでだって。
ちょっとビックリでしょ?
スナップエンドウ、甘味があっておいしいですよね~
実がなっていたので、すぐわかりました(笑)。
豆料理、何か作ってみてください~~