before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

沖縄旅行2010(人と人とがつながっている島 竹富島へ)

2011-01-03 13:46:06 | 日本国内旅行

゜*。・*。゜・。3日目つづき(DEC 28th)゜*。・*。゜・。

西表島でカヤックツアーをした後、「野菜ソーキそば」を食べて、宿の優しい女将さんに港で見送られて 船で石垣島へ。
石垣島の港に着くと、そのまま別の船に乗って10分 伝統芸能の島 竹富島へ。

竹富島といえば、、、

国の重要伝統的建造物群保存地区の一つで、沖縄の原風景 赤瓦の集落が残っている島です。


サンゴを砕いた白砂の道、その道を通る水牛車、家々の庭にはブーゲンビリアが咲き誇る、、、

そしてそして、年間を通して数多くの伝統的なお祭りが行われることでも有名だし、
私が習っている八重山民謡の「安里屋ゆんた」という超有名な曲も、ここ竹富島で生まれました。

「安里屋ゆんた」という曲は、八重山民謡を習う人は、たぶん一番初めに練習する曲だと思います。

歌の内容は、
かつて竹富島に実在した 安里屋 クヤマ さんという絶世の美女のお話です。

琉球政府から竹富島に派遣された役人の中の目差主という地位の役人さんが、このクヤマに一目惚れをし、
クヤマに「俺のところへ来い!」と求婚をします。
しかし、それは正妻としてではなく、妾になるということなのです。
クヤマは、どんな人と結婚しても苦労するのだから、それならば沖縄本島に拠点があり、奥さんもいる目差主と結婚するよりも、
ここ竹富島の男の人と結婚した方がいいわと、頑なに目差主の誘いを断る という歌でございます。

そして、その絶世の美女 クヤマさんの生家もきちんとあるんですよ~
↓ こちら!


↓ こちらでございます。




いつも弾いている歌が生まれた場所に行くっていうのは、なんだか不思議な感じです。

そして、竹富島といえば、、、
私の三線の先生の先生、(大先生とでも呼びましょうか)の出身地なのです!
しかーも
この前 三線の発表会があったのですが、その時に踊りを担当してくださった方々もみんな竹富島出身!

出発前に、みなさんに

「竹富島に行くんです~」と言うと、

 「あらあ!本当?!いいわね~。 どこに泊まるの? え? 高那旅館? あそこは私の同級生がやってるのよ~」
 「水牛車に乗って三線弾いているのは、俺の同級生さ~」
「◯◯にも 私の同級生がいるのよ~」

「是非、私たちの名前言ってみて!すぐ わかるとおもうよ~」 
とのこと。

そして、実際、

その通りだった

私が 三線背負っていると

「三味線やるの?」と 聞かれ 「はい、◯◯先生に習っています。竹富出身の。」と答えると
「◯◯?え? ◯◯△△(フルネーム)か?知っているさ~ よろしく言っておいて~!」と言われたり

宿の人も 「え? ☆☆さんと知り合いなの?いや~ 私 同級生よ~ 私の姉はね、◯◯先生と同級生よ~ 三味線弾くの? 私も今練習しているから一緒に弾こうか?」

と まあ~ アットホーム

こういうの大好き~

旅って、やっぱり 世界遺産や綺麗な景色を観るのもひとつだけど、やっぱり私は「人と人とのつながり」「人との出会い、笑顔との出会い」を感じるために旅に出たくなるんだよねーと 毎度のことながら感じました。

宿の女将さんと一緒に 「鷲ぬ鳥節」(お正月に歌われる歌)や「つぃんだら節」などを一緒に弾きました~ 嬉しかった~

↓ 宿のおじちゃん 先生の同級生だったさ~



ちなみに泊まった宿は 高那旅館! 素泊まりにしたんだけど、サービスで 毎朝 ホットケーキとかシフォンケーキとか出してくださって、感激!
ほんと 心温まるおもてなしでした~ カチャーシーも教えてくれたよ~
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/hayasaka-my/




さてさて、竹富島初日は、西桟橋で夕陽を見ました~



夕陽も綺麗たったけど、それよりも衝撃的だったのは 私たちの後ろに子連れの夫婦がいたんだけど、その旦那が囁いた発言が聞こえた。

 「夕陽きれいだね~ でも◯◯ちゃんのほうが もっと綺麗だけどね。」

 

石田純一以外にも、そんなこと言える人がいたんだ、、、
なんか 一気に血の気が失せて貧血になりそうだったので、すぐその場をさりました(笑)





゜*。・*。゜・。4日目(DEC 30th)゜*。・*。゜・。

この日は、この旅初の曇り空、、、しかも風が強くて肌寒し。。。
途中 ザーッと雨が降ったりしましたが、それでもちょこちょこ晴れ間がのぞいて、のんびり島歩き、買い物をしました~

竹富島では 「何もしない」「のんびりする」のが正しい楽しみ方と聞いていたので、のーーーーーーんびりしました。


お昼は、三線教室の生徒さんから勧められた 「竹の子」の ソーキそば! 
http://www.taketomi.net/takenoko/


綺麗な町並みを のんびり歩いて、、、

お土産屋さんをめぐったり、、、


牛ちゃんと戯れたり、、、



画期的なポストを見たり、、、




この日は曇り空だったので、夕焼けは見えなかったので、宿に戻って夕飯までの時間 小休憩。

実は、私、前夜 20時に寝てしまいました。
三十路の体力の限界ですな、、、(笑)

前夜20時に寝たくせに、この日も 夕飯前の時間に2時間昼寝。

寝過ぎだ!!

たぶんね 第4次成長期。 来たね。


夕飯は 宿の目の前にある 食事処「かにふ」さんで 私はフーチャンプルー定食、 ナゴは ゴーヤチャンプルー定食を食べました!
http://www11.ocn.ne.jp/~kanihu/
美味しかったさ~

沖縄旅行最後の夜だったので、食後に、夜道をぶらぶら、、、、

が、、、、、

暗い!!

人が道にいない!!

ちょっと 怖くなって、かつ迷子になりそうだったので(方向音痴)

同じところをぐるぐる回って(わざとではない、、、) 宿に戻りました。 きっと夏の夜とかだったら 夜道を歩いても楽しいと思うけど、冬の夜道はちょっと怖かった。ひとりだったら確実に泣いてたね。

宿では Superflyとかトータスを歌いながら

最後に トータスの 「ハッピーアワー」を布団の中で聞いて 眠りについたのでした。

「飛べない時の悔しさが 枕の中 やればよかった 
 
言わなきゃいいのになんて 夢をみる

 一番好きなもの ずっと変わらないもの 
 家族 あの子 そして自分 いつでも 続く旅のよう

 ぜんぶ片付いたら 飛び立つっていうけど 今すぐにだって行けるよ きっと

 あたらしい朝が来て 歩き出す 次の場所へ 負けへんぞ 
 何があっても 今日は昨日とつながってる 

 あたらしい夜が来て 走りだす すべての想い 泣かへんぞ 
 ちょっとやそっとじゃ 今日の続きはまた明日」


今宵のDJ ナゴ  ナイスチョイス!

゜*。・*。゜・。5日目(DEC 31st)゜*。・*。゜・。


あ~ いよいよ最終日さ~

最終日は 水牛車の始発に乗って竹富島をぐるっと見納め、、、

早朝の水牛車、なかなか素敵でしたー 朝の空気って新鮮だし!



そして、宿の女将さん、ご主人とお別れをして、港へ。
港のおみやげやさんで、悲劇が起こる、、、

旅の最終日となり、ついに あたくしの財布の紐が緩んだ。

緩んだというより 壊れた。

かわいいバックや小物を大人買い(同じものを2つずつ買う)してしまい、樋口一葉と 数名の野口英世が 私の元を足早に去っていった。

ちなみに 胃袋の入り口も壊れたらしい。 食欲が アンストッパブル!

さてさて、ここで 八重山民芸について ちょっとおはなし。

NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」を見ていた人は知っていると思うけども、
八重山の民芸品「ミンサー織り」



このミンサー織りの帯を、いつも三線の発表会の時に締めているんだけど、
ミンサー織りに込められた意味を、「ちゅささん」でエリーが言っているのを聞いていたはずなのに、
今回 竹富に来るまで忘れてた(笑)

かつては 主に男性用の帯として織られていたミンサー織り。

四つと五つの四角形がそれぞれ模様を作っていますが、
これは
「いつ (五) の世 (四) までも末永く私と共にいてください」 という意味で、
愛のしるしとして、女性が自分で織り上げた帯を婚約者へ贈っていたんだって。
そういえば、そんなことエリーが言っていたよ~

また両端のむかで脚のような柄は、昔の通い婚の名残を残し「足繁く私の所へ通って来て下さい」 という気持ちが込められているんだって。

なんか、沖縄の文化って 素敵だなあ~

日本には、ミンサー織り意外にも、博多織とか西陣織とか大島紬とか地域によっていろいろあるけど、ミンサー織りみたいに乙女の願いがメッセージとして込められている織物って 他にないんじゃないかしら?
(私が知らないだけ?)

あと、世界にも、あんまりないんじゃないかなあ。

あと、てぃさーじ(手ぬぐい:元は染物ではなく織物だったらしいけど)も、想いを寄せる人へプレゼントしたりしていたんだってさ~

そう考えると、沖縄って、特に八重山諸島って 「愛の島」だね~

前から決めてたけど、自分の結婚式の引出物は やっぱり琉球グラスとミンサー織りコースターやね!

おかしいな~ 引き出物も、余興を頼む人も、DVDをつくってくれる人ももう決まっているのに、相手だけいない、、、!
今年こそ 不毛地帯を脱出するぞ!

あ、でも そういえば 石垣島のおばさまが 「沖縄の人はね 恋愛に情熱的よ~!でも、離婚も多いよ!」と 言っていた、、、 ナルホドナルホド。


Lovely island 竹富島を去り、石垣港へ。
最後の買い物をし、(ここでも 私の財布のひもは 爆破された、、、 気がついたら両手に大きな紙袋、、、)

石垣牛ハンバーグを ペロリ (胃袋も底なし状態に、、、食べても食べても腹がへる、、、)

琉球ガラス作成体験をして、
http://www.glass-island.com/


石垣島から 那覇空港へ飛び、 那覇空港で ラスト ソーキそばを食べて (もう ほんとう 成長期だしょ?) 東京羽田へ。

そして、23:30、年が明ける30分前に自宅到着! 紅白、嵐のメドレーを見逃したのは痛かったが まあよしとしよう。



いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー

八重山旅行、 サーーーーーーイコーーーーーーーーーーーーでした!

竹富島も西表も絶対また行くぞ!

4泊5日で 食べたソーキそばの数 5杯!! 一日一杯は食べたね。

はー 本当に心が洗われた、久しぶりに 「生きてる~」「地球に 生きてる~」って感じたさ~

にーふぁいゆー



 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (にーやん)
2011-01-04 22:16:24
いいねー八重山。
では、ここでQuestion!

ミンサー織は、女性から愛する男性に贈られたのは先に述べられた通りですが、その織糸はかつて何で染められたでしょうか?

ラスト・ミステリーです。
正解者には、豪華!?使い古したミンサーの名刺入れをプレゼント。
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Unknown (きょん)
2011-01-05 21:00:40
>にーやん

「使い古したミンサーの名刺」

いらんわ!!

織糸、、、、 でーご か うーじ だしょ?
沖縄といえば!!
ファイナルアンサー!
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Unknown (にーやん)
2011-01-08 21:59:02
ぶぅっぶー!

あきさみよー、でーじやっさー。
めーごーさーどー!

これでは八重山の新人賞は危ういねぇ。
しっかり勉強しなおしてください。

不正解
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Unknown (きょん)
2011-01-21 21:24:51
>にーやん

何?なになに?
それ 何語?

八重山の新人賞、今年か来年で絶対とるもんねー

あ、この前仕事でセミナーに行ったら あなたの団体の理事長がいらしてましたわよ。
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