before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

沖縄旅行2010(星の音が聞こえる西表島へ)

2011-01-02 20:52:28 | 日本国内旅行

゜*。・*。゜・。2日目(DEC 28th)゜*。・*。゜・。

二日目は朝早くから 石垣港からフェリーに乗り、約1時間かけて西表島へ!

西表の港では、今回滞在する まるま荘の女将さんが迎えに来てくれていた。
予約の時から 「優しい人だなあ~」て思っていたけど、会ってみて改めて女将さんの優しい人だなあ~って思った

まるま荘
http://www.ishigaki.in/view-iriomote-maruma.html
まるま荘は、ダイバーに人気の宿らしいけど、それも納得!
宿の裏には、きれいな海が!! 海から上がってきてシャワーを浴びたりできるスペースもしっかり用意されているし~

個人的には、また西表に来るときは、絶対ここに泊まりたい!

理由はいろいろあるけど、

庭が広くって、東屋やハンモックがあるっていうのが でかい! ここで三線弾いて歌うと最高さ~!

↓東屋


この東屋を見ると、サモアのビーチファレを思い出すわ~あ!!
やっぱ 沖縄の文化って大洋州の島々、特にポリネシアの島と酷似しているさ~


↓ ハンモックとその向こうに広がる海~

↓ 宿の裏手にあるビーチ 綺麗~  冬でこんだけ綺麗だったら、夏はもっと綺麗なはず!
  嗚呼、泳ぎたいっ!!めっちゃ泳ぎたい!!



宿に荷物をおいた後、レンタカーを借りて ナゴの運転のもと島内ツアーをすることにしました~

レンタカー屋のおじさんに

ナゴ 「車って多いんですか?」

と聞くと

おじさん 「そうね~ 年末だからね、ちょっと車多くなってきてるね~」

との返答。

結構 急カーブが多いし、ヤマネコとかの野生動物も出てくるらしいから、更に車も多いとなると、恐いね~と言っていたら、、、、



No Car!!
対向車 ゼロ!!
全然 混んでないダヨ?

音楽をかけながら、Begin、トータス松本、Superflyやコブクロなどジャンルを問わず大声で歌う。
気持ちいいさ~

途中で イリオモテヤマネコも発見。

(ウソ)

ドライブの途中で川も見て~



マングローブの林も見て~


ちゅらさんの舞台、小浜島も見えたよ~
(私たちの後ろに写っているョ)


途中で、サトウキビジュースを飲んだりもして、ただドライブしているだけなのに、大満喫!

そしてそして、西表島から水牛車にのって(15分ほど)由布島へ。
http://www.yubujima.com/index.html

↓シーズンオフなのに、由布島は人気ですね~ 


由布島は 昭和44年まで100人ほどの人が住んでいて25世帯もあったとか。
でも同年の台風の高潮で大打撃を受け、島のほとんどが浸水してしまい、その後台風の影響を恐れて島民は対岸の西表に移住したのだとか。
しかし、西表正治さんという、おじぃだけは島に残って「南国の楽園」を夢見てヤシを植え続けて、現在の由布島の基板を作ったそうです。

地球温暖化がグローバルイシューになってから、大洋州の国々では あと数十年後には国が水没して消えてしまうという現実と向きあって日々を暮らしている国がいくつかある。
でも、地球温暖化が始まる前から、大洋州の国々や 沖縄などの島国にとっては、台風などで水没したり、水害にあったりすることは日常茶飯事なんですよね。

由布島で、遠くツバルのことを考えたりしました。
ツバルの人たちは、自分たちの国があと数十年で沈んでしまうっていうのに、「神様が助けてくれる。」「神様が、このBeautiful islandsを地球から消してしまうわけがない」と信じて疑っていなかったっけ。

大洋州の人々のように のんびーりとしていて 「なんとなかるさ」っていう価値観がない国民(西欧人、日本人)にとっては、「そんな悠長な!」って思ってしまうかもしれないけど、
でも、彼らは私たちよりも遥かに自然の災害と隣合わせで暮らしてきていて、遥かに困難を味わってきている。
そういう人たちは 辛いことや 天災などでどうしようもない状況におかれたとき 「なんとかなるさ」って思わないと やっていけないのが事実。
だから、 「なんとかしようよ!やばいよ!」って思うより、 「なんとなかるよ。ならなかったら その時考えよう。」っていう考え方の方が 実はその土地にあっていて、正しいのかもしれないって思ったりする。
島が水没しないように、あらゆる技術を屈指して堤防を築いたり、コンクリートを使ったりする先進国的考え方よりもね。

なーんてことを パッと考えたりした ブーゲンビリアの咲き乱れる美しい由布島でした~


由布島を後にして、ソーキそばを食べて、今度は島の西側へ!!

途中、気になった場所があったらその都度ストップして、物色したり、景色を眺めたり。



そして、夕日を観に 月ヶ浜(トゥドゥマリ浜)へ。

月ヶ浜だなんて、なんとも素敵なネーミング。 沖縄の方言のトゥドゥマリとは 「留まる」の意味だとか。

沖縄の言葉って響きがいいねえ。 にぬふぁぶし(北極星) とかも なんか響きが好きだわよ。 

この日は、本当に天気がよくって 半袖でもちょっと走りまわると汗ばむほど。
夕日も それはそれは美しかったのです。


夕日が沈むのをここまでしっかり見ることができるのって、かなり稀ですよねー

海の中に溶けていく、アイスのような夕日。とろける夕陽。

 



こういう風に、夕陽が沈むのを見て「ああ、一日が終わったんだな。今日も一日、みんな ありがとう。って思えるのは いつぶりだろうか。
こういう時間が、自分には必要なんです、、、
西新宿のビル群からは いつ夕陽が沈んだのかなんて わかんないよね。当たり前だけどね。気づいたら22時くらいになっていて 電車に乗って帰宅途中に日付が変わる。
「あー1日終わった、今日もありがとう」なんて思う心の余裕はなくって 「疲れた。疲れた。ホームの酔っ払いムカツクーっ!」ってイライラ気分で一日が終わるのです。
そういう生活が、普通だって思える一般東京人にならなくてはいけないのは わかっているけど、なかなか簡単には割り切れないんだよねー
だから、年に数回は、こういう時間を求めて息抜きの旅にでなくてはいけないねえ。

夕陽が沈んで、宿に戻って夕食タイム~
1泊2食付きで 5000円というやすさなのに、この豪華な料理! 女将さ~ん






夕食後は、再度レンタカーで 日本最南端の西表温泉へ!
http://www.iriomote.com/v3/spa/spa.html

ここは、水着着用で露天風呂に入るので、さぞかし観光客がごったがえしていると思いきや、、、、

No People!
星空の下の露天風呂を貸し切り!

最高じゃないっすか~

貸切露天風呂を満喫した後、真っ暗闇の道を、宿へと戻る。
途中、ナゴが車を止めて 「車のライトも全部消してみようか?」といってライトを消した。
外灯もないので、当たりは漆黒の闇

そして 空を見上げると、、、

息を呑む。

 こぼれ落ちてきそうな星空

本当は、毎日こんなにたくさんの星が輝いているんだよね。

なんか 胸に染み入る風景。

星の光のシャワー を浴びているみたい。。。

星空の美しさもさることながら、私たちを取り巻く夜の音。

つまり、自然の音。例えば 虫の声とか、川の音、波の音。

私たちが口を開かない限り、自然の音しかしない。

あまりにも心地良い音で、体が溶けそうだった。

こんなに美しい音、耳に優しい音、心に染み入る音、キラキラした小さな宝石のような音、

そして なんか 星の音も聞こえるような気がした。

今回の旅の Best moment ですね。紛れもなく。

宿に帰ってから、しばらくハンモックに寝っ転がって目を瞑って音を聞いてみる。

さっきよりも海に近いから、波の音も聞こえて 本当に気持ちいい時間だったさ~


本当に美しい星空は、星の音が聴こえるから、音楽とかいらないなーって思った。
コブクロの「流星」とかも いい歌だけど、なんか違うのよねー 

こういう時、もし聞くとしたら やっぱり 八重山民謡ですかねえー 「月ぬ美しゃ」かなあ。


 

。゜・☆*。「月ぬ美しゃ」☆*。゜・☆*。

(1)
月が最も美しい一三夜―――まだ満ちていない頃
乙女が最も美しい一七歳―――まだ成熟していない頃

(2)
東から上る満月の夜
沖縄を 八重山を 照らしてください

(3)
あれほどの美しい月の夜
みんな今日は宴をしよう

(4)
寺の大札に 絹のような花
黄金のような花 咲かせてください

(5)
愛しいあなたの家の 東側に
ジャスミンの花を咲かせましょうね
それを採り あれを採るふりをして
愛しいあなたの家の花

(6)
娘の家の門のそばに
花染めの手ぬぐいを落として
それを採り あれを採るふりをして
娘の家に伺います

(7)
かまどの前にいるおばあさん 何がおいしいの
煙草の下葉がおいしいよ
お茶を飲んでもおいしいよ

゜*。゜・。3日目(DEC 29th)゜*。・*。゜・。・

翌朝は、朝食を食べながら「ゲゲゲの女房」の再放送を見て、涙を流し、
宿から徒歩3分のところにある「でんさ節の碑」(でんさ節=八重山民謡の教訓歌)を見て、




前日に申し込んだピナイサーラの滝までのカヤックツアーGO



わたくし 初カヤックです!!
いや~ これがね~ 予想以上によかった
たぶん、閑散期だったから、カヤックでマングローブの林の間を通っている時も、私たちが口を閉じれば、
鳥の声や川の音、カヤックを漕ぐ音しか聞こえない、、、。

加えて、森のマイナスイオン! とぉーーーーーーーーーっても いい匂い。

なんだろう。檜のような いい匂い。。。



最高に 気持ちい~っ!!




マングローブの間を どんどん進む!



そして 滝の近くでカヤックを降りて、もののけ姫的な森をトレッキング 20分。

ピナイサーラの滝に到着~!



滝の近くは、霧?が森の中に漂っていて幻想的。
夏だったら、みんな滝壺で泳ぐらしいけど、さすがに寒いので断念、、、

「さようなら2010。来年 いいことがありますように。」と 滝に祈りました。
初日の夜、沖縄料理やさんでの三線ライブを聞いているとき、三線弾いて歌っているお兄さんが
「これから、オジー自慢のオリオンビールを歌います。歌の最後に、“◯◯祝いで あっり かんぱーい”と 言うところがあるので、
みなさんのお祝い事を◯◯のところに入れて歌おうと思います。
何か、おめでたいこと、お祝い事、いいことが、今年あった人いますかー?
と聞くので、
お客さんが
 「新婚旅行できました~」とか 「今月 彼女の誕生日でーす」とか 次々と お祝い事や いいことを言う中、
私とナゴは、どんだけがんばって考えても
「あっり かんぱーい」するほどの 
いいことが、、、、
人に言えるほどのいいことが、、、、


ない  


ことに気がついた、、、

来年は、人様に自慢できるようないい事が起きますように、、、滝に願いました、、、




再びカヤックに戻り、ナゴのソウルソング、「カントリー・ロード(耳をすませばVer)」を大声で歌ったり、
その歌を替え歌にしたり、Superflyの「愛を込めて花束を」を替え歌にしたりと
我々の小学生的なエンジョイっぷりに ツアーガイドのおにいさんも 呆れていたことでしょう。

↓ そんなお兄さんと最後に一枚!


西表には一泊だけだったけど、本当に濃い滞在だったわ~ 西表島、予想以上にすばらしかった!
私の心が求めているものを提供してくれたね、西表島は!

やっぱり大自然だね~

そして、西表に着いた時から感じていたのだが、

この島、私が協力隊でトンガにいたときに住んでいた離島エウアに超似ている、、、

島の地形とか、人口の少なさとか、、、

懐かしい~


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2 コメント

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Unknown (よう)
2011-01-03 11:37:06
まじで日本っすか?!

わたしも今度沖縄行くときは、ずぇったい離島に行くんだ~。
返信する
Unknown (きょん)
2011-01-05 20:58:59
>よう
私も いままで本島と、その近くの離島しか行ったことなかったけど、やっぱり八重山諸島は違う!これぞ 沖縄よ!
返信する