before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

ミャンマーサイクロン被害について

2008-05-08 10:01:36 | 海外旅行・短期海外滞在
最近 がんばって BBCを聞くようにしている。
そこで ミャンマーサイクロンのニュースを知り、即ネットで調べたけれど 軍事政権化にあるため 報道陣やUN等の活動が制限されているようで 被害状況が数字でしかわからない。

5年前 東南アジアをバックパッカーで旅したとき もちろんミャンマーにも行った。
東南アジア三大仏跡の一つ パガン遺跡群に行くためだった。
パガン遺跡は 私の想像と期待を遙に超えた すばらしい壮大な遺跡群だった。
しかし それよりも感動したのは ミャンマー人の 優しさ 純粋さ 温かさだった。

それ以来 ミャンマーは私の好きな国の一つで(政治は別として) 今回も インドでの就職を考えつつも ミャンマーの仕事も探していた。

ミャンマーでの 大災害で 優しくて 温かい ミャンマー人が 被害にあったのかと思うと 何か自分にできないものかと考えさせられる。

と 同時に、「もし 自分がミャンマーで働いていたら・・・」と考えざるを得ない。 

ルワンダの涙 という映画と Hotel Rwanda という映画を見た人は多いと思うけど どう思いましたか?
あの映画は ジェノサイドの悲劇だけではなく、私達 外国人の無力さ、弱さ、無関心さ、もあらわしていると思う。
ジャーナリストやNGOだけでなく UNすら 殺されゆくツチ族、穏健派フツ族を見捨て、その場から逃げてしまった。
でも じゃあ 自分が その場にいたら どうする?
ルワンダ人を見捨てられないからと ジェノサイドの混乱の中に一人残るのか。
それとも 外国人だから避難できる手段があるのだから 急いでその避難トラックに乗るか。

ミャンマーの大災害を考えつつも、つい自分がその場にいなくてよかったなんて思ってしまうこの現実。

これが現実? 

じゃー 私達って 何ができるんだろーね

何もできないのか。

途上国にいたって 先進国にいたって 生きていくことが 大変なことには変わりはないし 命が惜しいということも同じだ。

やっぱり 人間 自分が一番かわいいのかも。 
自分の安全が確保されていなければ 相手のことを心配できない。

そんなこと 考えてる時間があったら 無力なりに 何かできることを どんなに些細なことでも 探せー だね

でも 私は今フィジー。 何ができるのかな。