白山火山帯

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国会での首相説明、与党は応じず 河井夫妻買収容疑

2020-06-19 16:54:54 | 日記

国会での首相説明、与党は応じず 河井夫妻買収容疑

国会での首相説明、与党は応じず 河井夫妻買収容疑

衆院本会議を終え、記者に囲まれて国会を後にする河井克行氏=2020年6月17日午後3時10分、恵原弘太郎撮影

(朝日新聞)

 河井克行容疑者と妻の案里容疑者が公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された事件で、国会では19日午前、真相究明を求める声があがった。野党側は閉会中の審議で安倍晋三首相が直接説明するよう求めたが、与党側は応じなかった。

 立憲民主党の安住淳国会対策委員長は、自民党の森山裕国対委員長と国会内で会談。河井夫妻の逮捕を受け、首相が出席する予算委員会の集中審議を開くよう求めた。森山氏は「前例がない」として応じなかった。両氏は、19日午後に衆院法務委員会の理事懇談会を開き、法務省の担当者から事件についての報告を受けることでは一致。参院でも法務省から同様に話を聞くことになった。

 安住氏は記者団に、「前法相が逮捕されるという極めて異例な事態」と指摘。自民党本部が参院選で案里議員側に支給した1億5千万円について「買収にお金が使われたとなれば、ますます説明責任を求められる。答えられる人は自民党総裁である首相しかいない」と述べた。森山氏は「同僚の議員が逮捕されることは遺憾だった。首相の任命責任は、首相が(18日の)記者会見で釈明している」と記者団に述べた。

 この日の閣議後の記者会見では、閣僚からコメントが相次いだ。菅義偉官房長官は「選挙で選ばれた以上、自らの行動には自ら説明責任を果たしていかなければならない」とした。記者団から「首相はいつ説明責任を果たすのか」と問われると、「党として対応することになる」と応じた。

 衛藤晟一沖縄北方相は「首相補佐官の時(同じく補佐官だった克行議員と執務する)部屋が隣だった。よもやこういうことが行われるとは思わなかった。捜査の推移を見守りたい」と述べた。(清宮涼)


「パワハラ気質」地元で孤立も=スタッフどう喝、選挙仕切る―河井前法相

2020-06-19 11:55:01 | 日記

「パワハラ気質」地元で孤立も=スタッフどう喝、選挙仕切る―河井前法相

 河井案里参院議員(46)が初当選した昨夏参院選をめぐり、公選法違反(買収)容疑で逮捕された夫の河井克行前法相(57)。関係者からは、周囲をどう喝するなどの「パワハラ気質」を指摘する声が多数聞かれ、地元広島の自民党県連でも孤立していたという。

 前法相は広島県議を経て1996年に衆院議員に初当選し、現在7期目。菅義偉官房長官の側近で、首相補佐官や党総裁外交特別補佐を務めた。昨年9月、第4次安倍再改造内閣で法相として初入閣したが、就任2カ月足らずで案里議員陣営の選挙違反疑惑が表面化し、同10月末に辞任した。

 陣営関係者によると、案里議員の選挙運動では、街宣車のルートを早く決めるよう指示するなど、細部まで取り仕切った。気に入らないことがあるとすぐに声を荒らげ、「土下座しろ」とスタッフを怒鳴り付けたり、「辞めろ」と大声を上げたりする姿が目撃されていた。「ウグイス嬢はトイレにも行かせてもらえなかった」という。

 党関係者も「議員バッジの威光をかさに、国や自治体の役人をどう喝することがあった」と明かす。岸田文雄政調会長=衆院広島1区=が影響力を持つ党県連内では孤立しがちで、地元選出議員に県が政府への要望を説明する年2回の会合にも参加していなかったという。

 前法相と同じく県議出身の案里議員は06年の県議会で、後援会幹部が逮捕された当時の知事に、事件の真相を明らかにするよう迫っていた。「男らしくなさいよ。私がもし知事でしたら、恐らく辞職をしている」。1年生県議ながら激しく知事に詰め寄った当時とは裏腹に、3月の秘書逮捕後も説明を避け続けた前法相夫妻の姿勢には、県民から強い批判が出ている。 


電通社員関与の圧力疑惑、野党も追及へ 経産省の事業

2020-06-19 11:47:58 | 日記

電通社員関与の圧力疑惑、野党も追及へ 経産省の事業

電通社員関与の圧力疑惑、野党も追及へ 経産省の事業

東京・汐留の電通本社ビル

(朝日新聞)

 経済産業省の民間委託事業をめぐり、広告大手電通の不祥事が発覚した。社員が取引先を介して下請け会社に圧力をかける行為に関与した疑いが浮上しており、経産省は18日、事実確認を進める方針を示した。野党側は不当に圧力をかけた可能性があるとして追及していく構えだ。

 電通は17日夜に自社サイトで「社員への厳正な処分について」と題するリリースを出したが、詳細や処分内容などは18日になっても明らかにしていない。

 関係者によると、イベント企画大手「テー・オー・ダブリュー」(TOW)の担当者が経産省の「家賃支援給付金」事業について、複数の下請け会社に対して電通以外の会社に協力しないよう圧力をかけていた疑いがある。電通社員はこの問題に関与していた模様だ。

 電通広報部は取材に対し「個別の内容については回答を控える」としている。

 TOWは18日に自社サイトで「社員が業務において不適切な表現で連絡、発言を行ったことが判明した」として、同日付で懲戒処分としたことを発表した。詳しい事実関係などは明らかにしていない。

 関係者によると、TOWの担当者が複数の下請けイベント会社の責任者らに文書を送っていた。その中で、電通とは別の広告大手が受託する可能性があると指摘。「この事業に協力をした場合、給付金、補助金のノウハウ流出ととらえ言葉を選ばないと出禁(出入り禁止)レベルの対応をする」と記していたという。

 野党の国会議員は18日、「重大な問題だ」などとして、調べるよう経産省に求めた。経産省は同日時点では事実関係を把握できていないとして、これから電通側に確認するという。電通は経産省の「持続化給付金」事業を担っており、管理体制や情報公開の姿勢が問われる。


「恥ずかしい」「裏切られた」 河井夫妻逮捕に地元から厳しい声

2020-06-19 07:35:25 | 日記

「恥ずかしい」「裏切られた」 河井夫妻逮捕に地元から厳しい声

「恥ずかしい」「裏切られた」 河井夫妻逮捕に地元から厳しい声

山陽新聞

(山陽新聞)

 「恥ずかしい」「裏切られた」。公選法違反(買収)の疑いで河井克行前法相(57)と妻の案里参院議員(46)が逮捕された18日、地元の広島県をはじめ、岡山県内の有権者からも失望や徹底した責任追及を求める厳しい声が相次いだ。

 

 JR福山駅前の商店街を歩いていた福山市、パート女性(67)は「案里さんは有権者を裏切った」と強く批判。同市、自営業男性(55)は「案里さんはさわやかなイメージだったので、非常に残念。前回参院選で自民支持層を(落選した溝手顕正氏と)2分したしこりが残っただけだ」。

 

 2人が所属していた自民党本部の責任にも触れたのは同市、男性(61)。参院選公示前に党本部から陣営に支払われた1億5千万円について「誰が何の目的で送ったのか、しっかり追及してほしい」と注文する。

 

 夫妻の地元・広島市安佐南区でも失望の声が多く聞かれた。「恥ずかしい。案里さんは同世代で応援していたのに」と女性会社員(45)。無職男性(65)は「河井夫妻もだが、現金を受け取った議員らもきちんと説明するべきだ」と不満を口にした。

 

 岡山県内では、津山市内のカフェで仕事をしていた同市、女性(72)が「法を犯したのなら議員辞職すべきだ。国会議員、ましてや前法相という立場なら、なおさら許せない」。岡山大大学院生の男性(22)は「若者の選挙や政治に対する関心がますます低くなるのでは」と懸念した。

 

 地元広島「時代錯誤甚だしい」

 

 広島を舞台にした買収疑惑に、地元自治体や政界からは憤りの声が相次いだ。

 

 「県選出の国会議員が逮捕されたことは大変残念」と話すのは自民党県連副会長の中本隆志・県議会議長。「県政をこれだけ混乱させたのは前代未聞」と2人に議員辞職を求めた。地元県議らも金銭授受の捜査を受けており、今後、県議会として独自調査も視野に入れているとした。

 

 湯崎英彦知事は、全国的にも衝撃が大きく「非常に深刻な事態」と受け止める。今後の県政に影響が広がることを危惧した。また、案里容疑者が週刊誌で今回の事件について言及していることを挙げ「県民に向けた説明はなかった。言語道断」と強く非難した。

 

 怒りの声は福山市からも。市議会議長経験がある自民系会派の70代の重鎮は「金をばらまくこと自体が時代錯誤も甚だしい」と指摘。幾度となく繰り返される「政治とカネ」の問題に別の自民系会派の60代代表も「公正公平な選挙を強く望む」と注文し「これだけの事態になり、有権者に状況説明を尽くすべきだ」と迫る。

 

 この選挙で案里容疑者とともに当選した森本真治氏を支援した連合系市議は、激戦の相手に司法の手が及んだことに戸惑いの表情。「案里氏に期待して票を投じた人がいるのだから、その方たちのためにも本人の口から事実関係を明らかにするべきだ」と話した。

 

 また、同市の枝広直幹市長は選挙時、案里容疑者に議席を奪われる形となった自民党の溝手顕正氏と森本氏の支援を公言していた。報道陣の取材に「私たちの見えないところに潜んでいる真実を白日の下にさらすことを望む。検察は県民が本当に知りたい金銭の授受の有無などを司法の場で明らかにしてほしい」と述べた。


河井克行前法相ら証拠隠滅か LINE通信記録を消去

2020-06-19 07:33:41 | 日記

河井克行前法相ら証拠隠滅か LINE通信記録を消去

河井克行前法相ら証拠隠滅か LINE通信記録を消去

2019年7月に交わされたラインのメッセージ画面(河井案里参院議員の陣営関係者提供)

(共同通信)

 昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で逮捕された前法相の衆院議員河井克行容疑者(57)と妻の参院議員案里容疑者(46)が、陣営関係者らとやりとりしたLINE(ライン)の記録の一部を消去した疑いのあることが19日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、買収に関する証拠隠滅を図った疑いがあるとみて調べている。

 関係者によると、特捜部は今年3月、夫妻が滞在していた東京都内のホテルで2人のスマートフォンを押収。記録を解析したところ、参院選前の時期のやりとりが消去されていたという。特捜部はデータを復元して捜査を進めている。