クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

榛名・種山周回 H-25 -1- 9

2013-01-10 11:08:03 | 榛名山麓
先日、著名な登山関係の某サイトを見ていたら昨年3月の時点で榛名・種山に
「すかいさん」の新標識が付けられているとの記事を発見。
この山の標識は暫くの間、途切れていたので低山標識マニヤの爺イとしては
丁度足慣らしに最適な山なので早速、写真を撮りに出かけた。
何時も周回をするので単独行の爺イの予定ルートは良く知られた「ろうきんの森」や
パラグライダー発着場経由ではなく天狗表参道の大日陰から時計回り。
勿論、登山道などは無く4-5本の小尾根を手繰って三角点に北から到達するルート。

R-126で旧榛名町と旧箕郷町の境界線に沿って榛名山方面に向かうが小田原地区辺り
から路傍に残雪。今冬は市街地で雪が降ったという記憶が無いのでこの標高での
残雪は予想外。ノーマルタイヤのボロ車では前途に不安。

左折予定の南・東榛名林道との四つ角、相当な残雪。だが、周囲を見る限り大した
事も無いのでコレは吹き溜まりを寄せたものーと勝手な解釈して車橋を渡る。



と、橋のカードレールに嵌めこまれていた立派なプレートが無くなっている。老朽化など
していなかったし、交換なら直ぐに新規のものが付けられる筈ー
とするとまさかマニヤによる盗難ではあるまいな。



かってのプレート。



橋から約2.5K程で左から「林道・駒寄大日蔭線」が上がってきてそのまま直進して
北に向かう四つ角。
この辺は山麓の東南面の平地に近く陽だまりの地形なのに何故日蔭?
角にあった天狗山の道標はもう文字の判読不能、この宗教施設の看板で右折。



行く手の北向き林道を眺めると路傍の残雪はごく僅かなのでそのまま前進。



数軒の小さな集落を通過して四つ角から約1K弱の路傍に駐車(9.40)。
左に宗教施設との境の鉄索がある所なので表示はないが分かり易い。



半凍結して霜柱の長い細道を登っていくと間もなく立ち入り禁止の表示板。
これは前進を禁ずるではなく左折して施設に入ることを禁じているだけ。
内緒の話だがこの中に入ると丁度、施設の駐車場に達する。
前途は笹薮なので暫くは我慢しての直進で突破しなくてはならない。



藪を抜けて作業道跡風な道を辿る。



やがて道形は窪のどん詰まりに向かう気配なので其の手前のこの赤テープから
右手に入り前面の稜線を目指して斜面を登る。どっち道、稜線を左に行くので
斜面は左に斜め登り。



尾根上に着くと赤黒杭がずっと繋がっており何となく踏み跡もある感じ。



尾根は直ぐに急登に変る。



下地にはこんな窪みが続いている。小さく深いので熊公ではなく鹿・猪などの
有蹄類だろう。



コブを二つほど乗り越えると前面に新しい稜線。



方向は西南西に変るが細い枯れ枝が煩くて払いながらの登りは誠に煩わしい。



大きな稜線を目指して長い一本登り。



尾根についても直ぐに次の登りに入るのでやや根負けしそう。



斜面は相当にきつくなった。この程度でも老人の体力では息継ぎ休止が多くなる。



最後の大尾根に到着。このコースはコレからが本番。



登りの方向を見ると後半に急登が待っている感じ。



後半に入ると傾斜が半端ではなくなり、油断をするとフワーと後ろに持って行かれそう。



やがて中間点の大岩帯が現れコース取りに間違いないことが確認できてホッとする。



大岩群には爺イが勝手に名前を付けたものが二つある。これは「カエル岩」。



こっちのは「獅子岩」。この岩の上から新しい尾根が始まるのでギリギリの線で
這い登って岩頭に立つ。



そして最後の登りに掛かりこんな尾根を進む。



やっとの事で三角点のある台地が近づいた。もう一寸、あと100m。



そして北側から三角点にドンピシャリ。こんなルートを手繰るのが里山の醍醐味だ。





目的の「すかいさん」の標識に御対面。かつての物より1/2程度の小振りだが
文字が白ペイントになっているので格段に見栄えがある(11.58)。
数年前にすかいさんのHPで100本の標識製作過程の記事を読んだことがあるが
何回も重ね塗りと乾燥を繰り返した念のはいった物なので長持ちするだろう。



オヤッ、その隣にG氏の名刺版も。最近は数が減ってきたと思っていたが
これは随分と新しい模様。



少々の休憩の後、100m程西の展望場所に向かう。かってはこちらが頂上扱いだった。
オヤオヤッ、数年間行方不明だった達筆標識が蘇っている。お帰りなさいだが釘打ち。



その昔、こんな形で巨木に打ちつけられていてここの象徴だったが、「300山」に
「代表的な松の巨木に釘打ちとは如何なものか?」と書かれてから姿を消していた。



裏面を見たら「K.Q.A」と赤字のサイン。これと同じサインは臥牛山と蛇ヶ岳の
同じ達筆標識の裏にあった記憶がある。このコールサイン風のサインは
移動通信・重鎮さんの友人で登山関係では有名人の「猫吉」さんのものと思う。
当然の事ながら爺イの古物もMHCさんのものも土に帰ったらしく見当たらない。



折角の展望場所の筈が植林された檜林がすっかり成長してしまったので
展望はまったく駄目。



檜が幼木の時代は天狗山などが良く見えたし、大気が澄んでいる時は浅間も
見事な姿を現していた。



ここで昼食と休憩、登山者の気配は全く無く深閑としている。
東の三角点の方向を眺めて周回に出発(12.34)。



展望場所から南に向かって檜林の間が切り開かれていた。若しかするとこれを
使うと南榛名林道に直接出られるかも知れない。



こっちは西北の尾根を下っていく。かっては極め付きの深藪だったが綺麗に
切り開かれている。檜林の手入れでも始まるんだろうか?



南西ルートで登ってくる時に目印になった大松は今も健在。



道には僅かに残雪があるが進行には全く影響はないが、切り落とした枯れ枝や
檜の枝がそのまま下に落ちているので足に絡まって至極歩き難い。
落とした檜の枝も萎れていないし、切り口が白いのでごく最近に再整備した模様。



時々、前方が開けて天狗山方面の山並みが間近に見える。天狗は1175mもあるので
900mの種山の中腹からでは可なりの高度差。



やがて南西ルートと合流した模様だがはっきりとは分からない。



天狗南ルートからの横走りの破線との合流を目指して尚も北上する。



そして鞍部状の合流点に到着(13.04)。



左からは天狗南コースから分かれる破線の道形が出てくる。



こっちは直進でゲート状の赤テープを通過して東に向かって周回開始。
時計回りで種山の北側の破線を辿る。前回は左斜面に現れた踏み跡を適当に
辿り、頃合の尾根を下って林道に達したので破線に乗っていたのは
最初だけだつた。



途中までは赤テープに従う。



破線の位置に修正するとそれは窪の中。のんびりと下っていく。



やがて窪が狭まって沢状になりチョロチョロと水が流れだした辺りで様子が
おかしくなった。赤黒杭が沢の真ん中を通っており、沢の右岸に行ったり
左岸に戻ったりして道形を探りながら進行。
だが、沢の周辺は雪が残っているので杭は見付かるが良く分からなくなった。



こんなのも道かな?と思いながら我慢して破線ラインを守る。



何とか、これは道だなーと思われる場所。



そしてポンと林道に飛び出す。頭上に注意看板。駐車場所まで380mの位置。
地形図上の破線の終点に間違いない。前回は大回りしたからここから500mも
奥で林道に到着している(13.44)。



後は未舗装ながらしっかりした林道を下る。



僅かの距離で36童子の石造物が並ぶところ。



その直ぐ先が天狗山登山道への分岐だ。



いつかこの林道が何処まで伸びているのか?
探ってみようと思うが想像では宗教施設に紛れ込む様な感じがする。
駐車場所には14.00の到着。 意外なことに歩いたのはたつたの6.500歩。



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