クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

シャクナゲ見物不発・浅間隠山須賀尾コース H-19-5-18

2007-05-19 09:17:34 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
数日前の新聞に浅間のシャクナゲ園が見頃との記事を見たので
何処かの山でと考えて「130選」に紹介されている浅間隠山の
須賀尾コース。ここは健脚向きとの事で今まで敬遠していたが
林道途中のゲートが開放されたという情報もあったので、それなら
大丈夫と楽観。406号線で倉渕を縦断して大戸を左折すると
約9キロで浅間温泉郷入り口。(9.13)

看板多数の分岐点、林道には浅間隠山の道標があるので西寄りの
狭い道に入る。丁度2㌔地点で林道は右にヘアピンカーブ、その角に道標が
あつてダート道を直進。

と、数百㍍で何とゲートが閉まっているではないか。

ここが閉まっていれば登山口までは未だ3キロ、往復で6キロも余計な歩きと
なってしまうので爺イにとっては大変だ。張り紙を見ると「登山口まで
車で行かれます。但し五月連休と13日、20日、27日限定の試行」と
あつた。でも帰るわけにも行かずに、途中で疲れたらシャクナゲだけでもと
思って数台の車の隙間に苦労して潜り込んで駐車(9.35)。
林道は幅広であるが轍で掘られないようにしっかりバラストが敷かれていて
少々歩き難い。やがて最初の分岐は左への指示(10.04)、

右手に丸太造りの堰堤、これと同じ形式のものは確か竜ヶ岳途中でも
見た事がある(10.11)。

再び登り道になって漸く登山口に到着(10.27)、林道の終点でもある
ようだ。漸く3キロを歩いた事になる。標高は1017m。

やがて今度は二又分岐を右への道標、本格的な山道になる(10.43)。

直ぐ先で叉もや道標、「浅間隠山まで3.1k」にうーんと唸るだけ。

数分歩くと「川を渡る」との親切な案内で

かなり広い河原を落ちないように飛び石伝いに渡って対岸に。

この後、沢渡りは四回もある。
ひたすら登って何とか中間点らしき場所に着くと「あと1.8k」の標示。
(11.33)

やや明るい尾根に登りついて進むと古い木枠急段がずっと続いている。
天神峠から氷室山への木段の厳しさを思い出す(11.54)。

休み休みで登りきると前面の樹間に何やら巨大岩ピーク、あれを越えるのかと
不安に思っていたら左に巻いてやれやれ。が、直ぐに「路肩注意」の細道。
(12.23)

右の崖のような斜面を際どいジグザグの細道で登り始めた。岩は尾根の
始まりなのでそこに行くらしい。切り返しが短いので身体の反転が
難しい。フラッとしたら一巻の終わりだ。何とか尾根上に着いて
切り返して南へ(12.33)。

早くもシャクナゲの葉が目に入り期待は大。標高1478m。道標あり。
一寸怖い狭い岩尾根を木の根に掴まって恐々と通過するとシャクナゲ群落が
始まって看板もあるが(12.41)、

笹も半分の感じでおまけに花が少ない。どうやら時期が遅きに失してしまった
らしい。写真に堪えるものを探すのに一苦労。結果はコンなもの。
群落区間は極めて短いのも全くの期待ハズレ。



こうなったら山まで行かなくては来た甲斐がない。群落に別れを告げて
パンパンの脹脛を叱咤して先に進む。やがてあと0.7kの看板
(12.58)。

此の先に「笠岩」への稜線との合流点がありテープ多数ではあるが、
笠岩手前ピークへは深い笹原で踏み跡らしいものは見えない。

鞍部に出て左に向かうと西から突然の強風。こんな予報は聞いて
いなかったので突風が来たらと不安。気が付いたら周辺の木々は
全く芽を付けていなくて冬景色。
あとは山頂までの急登の一本道であるが枯れ枝が邪魔して先は見えない。
途中にロープに囲まれた老木、だが何の説明板もないので由来不明
(13.12)。

ゆっくりゆっくり登る途中はポヶナビの出番。勿論、方向や直線距離を
見るのではなく、肝心なのは標高。苦しいので上は気にしないで標高変化
だけを見て進む。
標高は未だ1600m、あと150mと一寸だ。
何とか気息奄奄で頂上に這い登りついたのは13.49。
「あにねこさん」の2倍もかかったか?
先客は二組、残念ながら霞み状態で展望は良くない。シャクナゲに続いて
今日はついていない。でも逆光の浅間や麓のゴルフ場は良く見えて幾らかの
慰め。定番の背景で写真を撮ったり、未だ芽も出ていないレンゲツツジの陰で
風を避けて遅い昼食(13.49-14.7)。ツツジは6月末かな?


時間を気にしながら帰途について往路で苦労した稜線を下り始めると
西にピークが見えたが、これは笠岩ではなく手前のピーク。

道なりに右目に進んで快調に下る。シャクナゲの尾根を14.35に通過、
右下に沢音を聞いてほっとしたのが15.20、大きな沢では真中に小さなケルン、

膝がガタガタになつて登山口に15.47、途中の橋の所で注意書き、
「投網禁止・一日廿尾まで」、この沢は渓流釣りのメッカらしい。
先客と思った車は多分釣り人だから山で出会わなかったのかも。駐車場所には
16.28。
今日も長い一日だった。
三角点タッチを忘れた。若しかすると、山名方位盤の近くにあつた
この石柱だったかな?
でも、どう見ても記名もないただの標柱のようだったが。


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4 コメント

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シャクナゲ残念でしたね。 (柴犬)
2007-05-19 22:57:32
私と妻は5月連休に須賀尾の林道ゲートが開放されるのを上毛新聞で知りました。5月4日でしたが、登山口は20台以上の車でいっぱいでした。途中のシャクヤクはつぼみ状態でした。山頂は二度上峠方面からの人々とで50人を越える人でした。もしかしたら、強風が何度かあったので花が飛ばされたのかもしれませんね。赤城のヤシオツツジも強風でみじめな状況だそうです。でも、シャクヤク尾根の範囲は短い距離でしたね。
明日は爺イの新ルートで味噌玉岩経由で杏ヶ岳に行く予定です。私は林道の四つ角を右に行き鳴石方面に行きました。石宮と三角点・辰ノ口を確認してきます。
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強風のため? (爺イ)
2007-05-20 05:01:46
実は花が少ないと知ったとき、花びらが下に落ちていないので
一瞬、未だ早いのかと思いましたが凋んでいたので終わり時期と判りました。あれは確かに風のせいでしょう。納得。
杏ヶ岳林道は荒れていますよ。爺イの駐車場所から少し西に「林道始点より1.5k」という看板があります。登山口は
其の先のヘアピンカーブで、大きくて綺麗なカーブミラーも
あります。
折角の好天見こみなのに今日は叉運転手を務めるため山はお休み。
老人の二人暮しでも何かと雑事が多くて。
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味噌玉岩から強風 (柴犬)
2007-05-20 21:24:00
天候は素晴らしいのに味噌玉岩が近づくにつれて風が強まり、爺イの真似をして登りましたが強風で帽子が飛んでしまいました。東側の崖下に飛んでしまい回収不能でした。ロッククライミングの技術と装備がなければ難しい岩ですね。登れても降りるのが恐ろしい!!杏ヶ岳には赤テープ、青いビニール紐、コーヒーの空き缶等の目印を頼りに登りました。杏ヶ岳手前の急登では息苦しさを感じました。行きは地獄、帰りは天国の一日でした。風が強かったから疲れたのかな?
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杏ヶ岳 (爺イ)
2007-05-21 07:55:04
柴犬さんでも味噌玉は不落でしたか?
杏ヶ岳手前の急登には参りますね。特に頂上尾根と思ったら
コブだったという所では爺イはへたり込んだのを思い出します。
帽子、残念でしたが「森村誠一・人間の証明、味噌玉岩版」
の思い出を残したと思ってください。
それにしても「杏」は「アンズ」で「スモモ」ではないので
誰かが言っていたように漢字を間違えて当ててしまったのかも。今更変更も出来ないでしょうが。
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