クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

甘楽の峠名に納得 H-19-3-27

2007-03-27 16:44:39 | 高崎・甘楽・藤岡方面
そろそろ、二本木峠・水越峠・中峠の決着を付けなくてはならない。
事の始まりは甘楽の峠に関する権威・amano氏のHPへの投稿。
発信者は、「里の風」の主宰者で「貂 ゝ」なる人物。
質問要旨は「小柏峠・無名峠」は「二本木峠・水越峠」ではないか?
と云う事。
折り良く「YONDA2」なるサイトに「藤岡市史」に触れて「地方
地誌の中でこれほど峠の記述に重きを置いているのは珍しい」との
記載を発見。早速、「藤岡市史・民俗編」を調べるとその「交通」の
項目に日野の峠が西から順に羅列して説明してあった。
名無峠・黒仁田峠・焙烙峠・二本木峠・水越峠・亀穴峠・鳥屋峠・小梨峠
と続く。ここには無名峠・小柏峠の名前は出てこない。
急いで須田茂氏の「群馬の峠」を見たが、二本木・水越・中峠となっていて
無名・小柏は見付らなし、岩佐徹道氏の著作では扱われていない。
確認のため、藤岡市史編纂室を訪問したが、既に数年前に閉鎖されていた
ため「教育委員会・文化財保護課」で資料を調べて戴いたが、やはり
出てくるのは二本木・水越だけ。おまけにこの地方に伝わる昔話の
「猫の踊り」「山犬さまの牙」にも二本木峠の名前が絡んでいるのを発見。
これでは、いよいよ爺イのブログも修正しなくてはならないかな?
と、逡巡しているうちに救いの神が現われた。2月に入ってから前述の
「里の風・貂 ゝ」氏が各資料を詳細に検討し、何れの記述にも矛盾しない
考証を発表したのだ。これを照会するに当って貂 ゝ氏に連絡を取ろうとしたが
爺イの操作の稚拙さの為かも知れないが、貂 ゝ氏のHPには投稿欄やメール
宛先が見当らない。もし、このブログを見る機会がありましたらコメント
願います。その結論は下記であるが完全に納得。
写真は爺イの古い記事から転用。
(甘楽の小幡・轟から天狗山を目指すと、新しい標識から山道になるが、
旧白倉神社の西に当る場所で左右に別れる分岐、ここが「中峠」。

左は神社方面なので右に行くと天狗山から来る尾根道と合流する場所がある。
ここが二本木峠。

更に南進するとY字分岐、

ここを右目に直進すると登山者が「無名峠」と称する峠、ここは昔も今も
名前が無い文字通りの「無名峠」。


先ほどのY字分岐を左に行っても、この無名峠から東に一山越えても
「小柏峠」。


中峠・二本木峠が甘楽と上日野間の往来の要であった頃
にはこの峠は「水越峠」と言われていた)
こんなところで皆さん如何でしょうか?
amano氏の地形図を借用して書き込み。


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