クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

小串のカタクリ R- 6-3-24

2024-03-25 09:30:35 | 高崎・甘楽・藤岡方面
先日の嶺公園ではカタクリが殆ど見られなかったので今日は
そのリベンジのつもりで小串へ。標高350mの嶺公園より126mの
小串カタクリの里の方が開花が進んでいる筈との単純発想。
だが、生憎のことに天候は快晴ではなく薄曇り、こんな陽光では
花被片6枚が上に向かって強く反り返るのは見られないと
危惧しながら現地に着くと何と駐車場はほぼ満車、4-5人も居る
整理員の方の誘導で漸く空きスペースに入れた。

園内のメインスペースには殆ど花は見当たらず木枠段で上の
車道に出てから再び西への細い遊歩道に入ると相当数が咲き揃って
いたが危惧した通り薄曇りは変わらず陽光をたっぷり浴び花被片が
反り返っているのは極めて稀で殆ど下向き。
それでもせっかくだから粘り強く多数撮影したが帰宅後に
整理したら半数以上はボツの憂き目、だが毎度のことで残り物で
youtube。
BGMはグレンミラー。
小串のカタクリ


蛇足
今更ながら知ったこと。
今まで小串に来るたびに「こんな北側斜面では陽が当たらず
生育が悪いのは当たり前」と感じていたがある解説に
「比較的冷涼な落葉樹林の北側の斜面に花を咲かせるのが特徴」と
あったので周囲を観察したら多く咲いていた西の遊歩道付近は
北斜面上部の樹木が扇形に大きく伐採されていて十分な陽光が
得られるように工夫されていた。
それにしても種から開花に至るまでおよそ10年もの年月を要する
とのことでこれはウバ百合の種子着床から八年の雌伏に似ている。
但し、ウバ百合が開花後も11月の種子放出迄地表で頑張り
放出後も枯れ姿のまま冬を耐え抜くのに比べると、開花後に
1ヶ月も経たないうちに枯れて果ててしまい、また
次の年の春まで地中に姿を消してしまうらしいので1年の内の
殆どを地中で過ごしているも同然の運命を持っている。
これがカタクリを「眠り姫」と形容する由縁とか。
(この投稿で2003年のブログ開設以来1800回目の記事。)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 箕郷善地の花模様 R- 6- 3-22 | トップ | 小幡武者行列 R- 6- 3-31 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

高崎・甘楽・藤岡方面」カテゴリの最新記事