クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

霧積温泉から剣の峰 H-19-6-23

2007-06-24 09:29:44 | 安中・松井田
厳しい登りとの噂のある「剣の峰」への簡便コースを探していたが
ベテラン数氏のHPから霧積温泉からが良さそうと気づいて早速出かける。
いつも爺イの往路所要時間は(ベテランX 2 )で予定するが今回のベテランの
某著名HPには「あっけなく山頂」と書いてある。さて「あっけなくX 2 」位なら
爺イにとっても大事ではない筈と楽観して18号線を坂本へ。
朝方の霧発生予報も何処へやら、松井田バイパス周辺からは妙義のくっきりと
した夏姿が素晴らしく、後続車への迷惑も勘弁して貰って法定スビード。
旧道の霧積への分岐から56号線に右折するが入り口には8.5Kで行き止まりと
表示がある。つまり、この県道は「きりづみ館」迄と云うことか。
分岐から2.5Kで「霧積湖」、観光用ではないダム湖なので人の気配もなし、
水位は報道通りかなり低くなって居るようだ(9.12)。

霧積湖から先は道幅が狭くなり、対向車が来ない事を願いながら約7Kで
こんな看板。あれっ、もう8.5Kはとっくに過ぎている。「きりづみ館」は
此の先150mだが「金湯館」に向かうので通行禁止の表示は見えなかった
事にして細道へ右折する(9.31)。

ここからは狭い道、舗装はされているが蛇行が厳しく、片側に側溝、おまけに
100m毎に「水切り」の溝があるのでノロノロ運転。約2.4k程で右側に
登山口と金湯館案内発見。付近には駐車の空き地がないので数百㍍先の
路傍に駐車して歩き出す(9.57)。

登山路は下地が軽石粒の様なザラではあるが、湿っているので歩き易い。
両側から軽石粒が滑り出したような蟻地獄のような個所を通過して行くと

何箇所か分岐があるが何れも直ぐに合流するのでどちらでも同じこと。
間も無く登りがきつくなると路傍に珍しくも「水準点」の標柱。

蛇行の角で馬頭観音をみると

登りが緩くなって鼻曲山方面との分岐の道標(10.36)。剣の峰へあと1.5kだ。

平坦道を0.2kで石柱を見ると

「16曲り峠」着、朽ち果て寸前の道標が出迎えてくれる。

16曲りとは地名なのか?ここまで90度以上の曲りは6ヶ所しかないのに。
四万の石尊山の12曲りはきっちり12ある。
尤も「16曲り峠」の表示はあるが「16曲り」とは何処にも記録が無い。
ここから平坦道で東へ。奇麗な森林浴の道だ。

正面にコブ状の小山があるが、その南側をトラバース。やがて尾根道に
合流すると等高線7本ぐらいの登りにかかるが、ピークには登らずに
再び脇道で東北に向きが変わる。問題の鎖と腐った梯子の場所。
手持カメラをザックにしまって鎖頼りで慎重に渡る(11.17)。

渡り終えて振りかえるとこんな感じ。

やがて右手の樹間から遥か彼方の「霧積湖」が見えたが写真には白く
写っただけで残念。

立てかけた馬頭観音を見ると

間も無く、分岐で左の山手に入る。下に道標が落ちていた(11.37)。

三角点まで直線距離156m、標高差70mなので一寸爺イには厳しいが
峻険で鳴る「剣の峰」に楽して登ろうと考えるほうが無理かな?
何とかジグザグ道がある事を願ったが、木の根だけが頼りの直登路。
ふうふう言いながら到着したのは東西に長い頂上の西部分に南から。
(11.56-12.32)
早速、直ぐ左手にある評判の見晴しに行く。言葉に言い尽くせない
くらいで実に壮観。
浅間と手前にあるのは鼻曲山だろうか?

頂上がどうも「矢筈」に見えるのが「浅間隠山」なのか?

この連山は見た事あるような、無いような良く判らない。

ここから東の三角点に向かう。丁度、角落山から縦走と言う山男二人と
ばったり。狭い場所に三角点

一寸地味な頂上標識

遭難者の慰霊碑


東北の倉渕側の目の前に角落山

三人仲良く車座になって昼食と山談義のあと、山男氏達と別れて東に向かい
鞍部に降りて次ぎの小ピークで慰霊碑を確認。


再び登り返そうとしたら、笹藪が切り払われていて直ぐ下に林道が見えた。
さっきの上り口で別れた道がここまで登って来ているのだ。角落方面の東北
ではなく東に向かっている。いよいよ、第ニ目標の「里宮洞窟」探し。
この道の左手の斜面にある筈だが、残念ながら斜面は背丈ほどの笹藪。
それでも丹念に探しながら0.5k程行ったが全く気配すら感じないので断念。
帰りも慎重に歩いたが結果は同じ。そのまま、林道を下ろうと思ったが、さっきの
頂上で写真を撮り忘れていたので再び剣の峰に登り返す。ここからは半分の
労力。すると一番の簡便コースは分岐から登らずに通り越して東から切り返せば
息も切れずに頂上に行けるのだ。忘れた写真とはこのこと(13.05)。

今度はホントに下山開始、鎖場も無事に通過して(13.46)、鼻曲山分岐から
上に登って「きりづみ覗き」を見に行ったが中々標識が見付らない。登りに
かかったので嫌気が差して多分こんな樹葉では無理だろうとこれまた断念。
後で聞いたらもう一寸先のようだった。再び分岐に戻って(14.18)車道着は
(14.34)。早速、金湯館にお邪魔して大女将から色々と昔話を伺った。

例の里宮洞窟は場所は間違い無いようだが、昔は笹の切り払いをやっていたが
いまは人手が無く切り開きがされていないとのこと。笹が刈られていなければ
見付らないのも無理は無いと慰められた(14.46)。
金湯館を辞して今度は車で「きりづみ館」へ。狭い道のすれ違いで大騒ぎ。
きりづみ館では名物の水車や西条八十の詩の看板をみたり(15.08)


水車の脇に熊野神社へ徒歩三時間の案内板、確かに神社から
和宮道に行く時に「一の字山」「留夫山」経由の鼻曲山登山道入り口
前を直進する立派な林道があるが、あそこに繋がるのだろうか?
案内書には10kと書いてあった。

帰途には56号線名物の猿の集団を探しながらカメラを構えてユックリ下ったが
遂に会えず仕舞のままで旧18号。ラジオでは尚成が大健闘。

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2 コメント

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Unknown (カズ)
2007-06-27 16:03:24
先生、山の画像は浅間隠しから続く二度上峠~鼻曲山に続く稜線だな。
返信する
山名 (爺イ)
2007-06-27 16:22:55
成る程、そうですか。
言われてみれば西を眺めて左に目立つ鼻曲、右の大きな
浅間隠を撮って三枚目に其の真中をとったものらしい。
時々見かける山名方位盤があると助かるのですが。
返信する

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