クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

忘れられた?水準点

2006-10-30 13:50:51 | その他
天気はまずまずだが、左足首がどうもギクシャクするので
山行きはパス。しかし、爺イ宅の南隣りの家が取り壊されて
某不動産会社によるアパート建設が始まっているので煩い事
夥しい。仕方なく昼間はなるべく外出して耐えている。
上西氏から前橋に忘れ去られた様な水準点があると聞いて
探しに出かけた。場所は「新堀町」の新堀神社境内。
位置の三角点に対して水準点は高さの基準。
新堀町とは丁度、前橋・高崎・玉村の分岐近くにある。環状線「上大類」
から27号線で駒形方面へ。関越を潜り昭和大橋で前橋に入り
「亀里」信号右折、今度は北関東高速の下を通過してシェル角は
直進、「新堀公民館」で右折して広大な新住宅団地に突入。
住宅に囲まれた一角に小さな神社、ここだけ区画されて昔の姿。

奥には質素な社殿も見える。「村社 新堀神社」の標柱。

問題のものは正面から見ると「即位記念碑」の北側に土に
まみれていた。

裏から見るとこんな風景。

頂点の半球型の突起も目立たないので知らない人が見たら唯の石ころ。
周囲の泥を払うと東面に辛うじて「群馬」の文字が読み取れる。

これは利根川改修時に使われた水準点で「群馬県水準基準」と
刻まれていた筈。西面に微かに文字の跡らしきものが見えるが
写真にも写らないし読み取りも出来ない。

説明板の類のものも無いし、環境は新興住宅団地なので
村社に関心など湧くはずも無いと思われるので今後、誰か保存に
配慮してくれるのだろうか?
余計な心配をしながら帰途につく。環状線まで8.8k。
上西氏には写真をメールしておいた。

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