クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

下仁田・三角点大長谷探訪  H-22-12-11

2010-12-12 08:41:20 | 妙義・下仁田・富岡・南牧
下仁田・藤山の南東、等高線が押し合っている中にポツンと
三等三角点。その点名は「大長谷」、この地が下仁田町吉崎字大長谷。
「ハセ」か「ナガタニ」かは知らないが地形からすると多分
「ナガタニ」。いや、「大」が付いての語呂からはやっぱり「はせ」かな?

先日、「やまいたちさん」が通過しているので
その記事が載った「喫茶室」をよく読んで頭に入れる。

気温が一ヶ月も逆戻りと聞いてその三角点の探索に向かう。
だか、超の付く登山家の真似は出来ないので爺イレベルの
簡便コース。

R-254を西進して下仁田高校先のセブンイレブン角を左(南)折して
鏑川を渡ってR-193(下仁田・小幡線)にぶつかって左折(東)、僅かの
距離で南への「吉崎林道」に入る。
集落最上部のこの看板近くの空き地に駐車して出発(9.32)。



林道は完全舗装、



約100mほどで左への切り返しの支線に入る。



支線は落ち葉の下に小石ごろごろの悪路だが、時折コンクリートの
残骸があるのでかつては舗装の林道だったと思われる。



数箇所の崩落跡は難なく抜けられる。



小沢に沿った蛇行道で高度を上げ、地形図には無い林道分岐で
尾根の垂れを発見。見上げるとつまらなそうな杉林の急登なので
取り付きをパスして左の林道へ進みもう少し高度を稼ぐ。



適当な位置から右斜面に突入して急登をこなすと第一目標の東西尾根
の西端に到着(10.46)。



ここから尾根を東進して第二目標の南北尾根を目指す。前方曲がり角の
ピークの左を巻いてショートカット、
北上尾根には境界杭もあつて歩き易い。



突然、右が開けた。どうやら東斜面が大規模に伐採されている。



東北にこの地域特有のトンガリ峰。これは東の送電線近くの岩山。



目標の東西尾根の直下着。見上げると写真では感じないが凄い岸壁で
とても正面は無理。



右に廻って鞍部へ登り上げる。だがここからも似たような傾斜。
某ベテランさんがここを降りるのに「尻をついて」と言っていた
場所だ。
取り付くと傾斜は何とかなるが、カラカラに乾いたザレに落ち葉がすべり、
小枝は枯れ木で直ぐ折れるし岩はこの地特有の剥がれる
質で掴んでも足掛かりにしてもボロボロと崩れるので大苦戦。
最後の手段で「六点確保」。
つまり、両手両足プラス両膝という無様な格好。ストックなど
使う余裕は無く邪魔なだけ、立ち上がっていないのだから。



段差を上りきって尾根を西進、



やがて前方に尾根突端の高みが見えた。



やっとこ現地着。三角点以外は何も無い(11.37)。甘味補給で休憩。



三角点は三等 555.07mで「大長谷」。



北西にふじ山・中岳・南峰が鋭く切り立って人を寄せ付けない
雰囲気。春霞のように遠方は霞んで特に南の大山方面は
写真にならなくて残念。



西には荒船かも知れない山や



鹿岳方面と思われる山々。



休憩後、帰路につくがさっきの段差は降りられないので、北への
稜線を50mほど下り、急斜面を東にトラバース。
この北への尾根は藤山に達することが出来そうに感ずるが実際には
南峰から先が前進不能らしいとは「やまいたち」さんの情報。
斜面に炭焼き窯跡。



何となく踏み跡に出合って鞍部着。多分この鞍部は昔の峠だな。
さて、今度は稜線の東端に屹立する岩山に向かうが西稜線からは
全く歯が立たない。



左に迂回して北からの稜線を使って頂上(12.24)。又もや何も無い山。
この北稜線から二つほどの尾根を拾いながら時計回りに湾曲して進めば
多分、横瀬川方面の送電線下で不動様の近所に降りられるはず。



陽当りでポカポカの頂上で昼食・休憩。本日の爺イ。



次の目標もあるので急いで下山に掛かる。途中の伐採斜面から
東南に山が見えるが何山かは分からない。



往路を忠実に戻るがこの林道下りでテンポが速すぎたのか
枯葉の下の小石を踏み違えて転倒、足首と腰を傷めた。
これで次の目標・藤山から三角点峰を確認するのは断念。



この岩山の繋がりを南北に見通したかったのに。



何とか駐車場所に帰着(13.35)、目の前にある藤山登山口への
林道入り口を確認しただけで帰路につく。

往復走行距離72k、8100歩のハイク。

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2 コメント

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隠れた岩壁 (やまいたち)
2010-12-14 12:47:12
爺イさんこんにちわ。

御巣鷹からの記事参考にさせてもらいます。大長谷三角点はまあ何もありませんが、そこから北西の尾根を歩いていくとだんだんと岩が多くなってきます。それから大長谷から東の尾根は俺も歩きましたがその緑のルートは一部俺が歩いたルートで蒔田不動方面の東尾根ではなく北へ向かう送電線が通る方の尾根道を歩きましたが、尋常じゃない箇所がありましてとてもお勧めするレベルではない。不動からくる尾根の方がまだましでしょう。
南峰や中岳を攻めるには西側のガリーから入っていくのがいいと思います。死にそうな思いをしていってみて下さい。返ってくるものはあります。
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大長谷 (爺イ)
2010-12-15 14:41:37
やまいたちさん
いつかの機会には蒔田不動から大長谷へ
行って見ます。
いま、御堂山付近の地形図を見ています。
一般ルートの藤井関所跡からの道と高石峠と
根小屋を結ぶ道との中間に本宿から山手に破線がありますが、不思議なことに、これを辿った記録が見つかりません。
下りでなら探れるかな?と思っています。
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