クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

音羽山周回で体力測定 H-27-10-7

2015-10-09 14:42:14 | 榛名山麓
先日の月一回の検査日、血液検査も多少懸念の有る肺の写真も全く異常なし。
これに気を良くして「体育の日」も近い事から自己流の体力測定を試みた。
近くの手馴れたコースを歩いて過去の記録と比較して老化の程度を測るのだ。
選んだのは榛名・音羽山の時計回り周回。
前の沢林道を終点まで行ってそのまま藪山に突入して音羽山の真西にある970m峰の
裾を回って北西の1010m峰に行き、そこから南進して音羽山へ北から登り、鐘撞山に
立ち寄ってから作業道で林道に降りて帰ってくるという計画。

r-126を使って自宅から僅か18kmの走行で前の沢林道の始点。作業車が通れるスペースを
空けて隅に駐車(9.47)。
この林道の終点までの表示は無いが推定で2.5k程度。
始点の標高が585m位だから終点の840mまで林道歩きだけで255mの高度差があり
音羽山頂・鐘撞山頂までの登り返し込みの累計歩行高度差525mの49%が林道歩きなのだ。



林道入り口には鐘撞山登山道の道標はあるが何故か音羽山の表示は無い。



林道は片側に側溝付きで舗装路、傾斜は軽い登りだが終点まで一本調子の登りなので
山に入る前からいささか足に負担がかかる。



0.5km地点で大きく右旋回の処で左への林道が分岐。左を採ると沢の右岸を平行して
延びて左の尾根に上がると宗教施設の一部を通って地形図上の824ポイントのある
尾根歩きでこれから行く1010m峰に達する。



右の植林地を横断して東進すれば鐘撞山の南尾根を捉える事も出来るので鐘撞南登山口だ。



スタート地点から1k程度の右側にこの道標。ここから作業道を辿れば音羽と鐘撞の
鞍部に出られるので帰路に使う予定。但し、中盤は流水で土砂が流されて小岩が
ゴロゴロの極めつけの悪路。



やがて舗装が切れるが暫くの間は固められていて歩く感じは舗装路並みだが
これより先で蛇行が激しくなる頃は路面が削られていて酷い道となる。



再び、左への分岐林道。歩いたことは無いが地形図上では沢を渡ってさっきの平行林道
と合わさる筈。



舗装なしでも林道脇の夏草は綺麗に刈り払われ、側溝の泥濘の詰まりもすっきりと
掘り出されている。



漸く林道終点の小広場に到着で一息入れる(10.52)。此処まで1時間05分、前回は
56分だから大分遅い。赤矢印の方角の藪に突入する事になる。



東に音羽から南に延びる稜線が近い。音羽の本体はここから東北320mの位置にあるが
樹葉の影で見えない。間には深い沢があるので時計回りに1km以上の遠回りをする。
最初の目標は音羽から470m離れた真西にある970m峰の東裾。



藪を抜けて中に入ると踏み跡などは無いが意外に隙間が多くて細枝を軽く払いながら
の程度で進行出来るが直ぐに強烈な斜面登り。



右を見ても左を探っても逃げ場は無いのでWストック全開で直登。隙間が多いのは助かるが
結果として掴まるに足る立ち木が少ないのが難。





斜面を乗り切って小さな枝尾根、右に大きく湾曲して目標に向かっている。



最初の岩帯は何の苦も無く乗り越え。



二番目は乗り越え不能の高さで尾根の横幅一杯に広がっていて一瞬困惑するが



右脇に目印と獣道程度の摺れ跡。この細道は二本あり本来は左を選択するのだが
今日は試しに右を選択。



薄い踏み跡は斜面を水平に延びていて登る気配がないのでまずいと思ったら小沢に
ぶつかって消滅。仕方なく斜面を上方に登り直して左の踏み跡に入りなおし。



登りながら小沢を渡って進むと巨大な窪に入る。目印の大岩を通過。この窪は
西北に向いていてそのままの進行で953m峰北の970m峰東裾を通過して
1010m峰に繋がる大稜線に辿り付ける筈。



西を見ると小さな山塊、これが970m峰なので進路は間違いない。



やっと目指す大尾根の稜線が見えた。あれが1010mと970mの鞍部だ。



稜線の上に立つとそこは唯の笹尾根。北北東に向かって軽い登り。



やがて前面に岩帯が現れて稜線は幅広に変わるので左目に抜ける。



西の縁ギリギリに始めての赤テープ。ここは824ポイントからの南北大稜線で
旧唐松キャンプ場から音羽を目指す時もこの稜線を使うことになるのでその為のマーク?



進路はこんな感じ。



見覚えの有る古い崩落の跡を通過するともう目標は遠くない。



こんな大岩が増えてくると傾斜がきつくなる。



この切り落ちの断崖がもう1010m峰の西面だ。この突起は音羽と三つ峰の稜線上にあるので
南北から見れば極めて小さな岩の突起だが東西から見れば凄い景観だろう。



そして目的地に到着(11.58)。林道終点から1時間6分、前回は丁度1時間だが途中の
踏み跡辿りで数分の遊びがあったからほほ゛同じかな。



東が開けたので急に風が強くなってきた。やはり天気予報どおりの台風の影響だろう。
急いで本日の爺イの写真を撮ったり副食の果物を腹に詰め込み12.10に出発。



直進せずに直ぐに左折して東西尾根に乗りこの白マークで右折して笹原を南進。
しかし、コレが大袈裟に云えば致命的な進路ミス。こんな手馴れた里山だから
本線復帰も簡単だし、笑い話で済むが始めての深い山なら相当な難儀をするだろう。
まあ、言い訳を言えばこの地帯では樹葉が濃くてナビは電波が全く捉えられない。



本来の右折箇所はもっと先にある二つ目の白マークだ。過去の写真がこれて゛
爺イも十分認識していた筈なのに強風に怯えたのか?ボケたのか?
良く見れば立ち木も白布の付け方も違うのに。



こんな笹原を暢気に下った。



おまけにこんな目印を見たから未だ間違いに全然気付かない。



笹原から林に入って急降になったところで漸く気付いた。記憶ではこんな植林地を
右手に見て笹原を歩いた筈だし、こんなに下る訳は無いと。



逡巡しているうちに前面に大きな沢。慌てて地形図で確認すると何と音羽山西北の
沢に落ち込んでいる。東を見上げたら歩くはずの稜線が遥かの上、
多分40mも上にある(12.23)。

幸いにして沢筋に踏み跡があったので焦りも含めて懸命の登り返しで本線復帰。
途端に突風のような強風に見舞われて尚焦りがつのる。10分のロス。



白マーク、良く見たらさっきのマークとは一寸違うようだ。



風から逃げるように音羽への登りに掛かる。高度差は55m程度で幅広だが右目にコース採り
をした方が良いと云われている。ここは北稜線で北東からの強風が地鳴りと共に
吹き付けるので日頃ならゆっくり登るのだが今日は火事場の馬鹿力だったのか
考えられない様な速度で登ったらしい。



左には東北尾根が見えて一見楽そうに見えるが実際は荒れていて登山向きではない。



この赤テープで音羽頂上台地の西端に到着(12.58)。1010m地点から48分、前回は
ロスなしで42分だから10分のロス込みとしては相当の頑張り。



風を避けるために東の茂みに逃避して又写真と軽食。





三角点は三等で点名は「音羽」で 1.014.72m。



少し休んで再び台地の西端から下山のため笹原を分けてはいる(13.18)。思ったよりも
笹の分かれ目が鮮明なので迷う心配はないし



こんな目印が随所にあるので大助かり。



このルートでは珍しい最初の岩場で振り返り



続く延長の二段目の岩場を無事に下って同じく振り返り。



岩場の先はこんな綺麗な尾根道。



このルートには小さなコブや突起が5つ程在るが抜けるのには何の問題も無い。





やがて見慣れない伐採広場に遭遇して一瞬、進路に迷うが直進方向に尾根道が続く。



唯一のヤセオネで些細な登山気分。



四つ目ぐらいの岩突起を右から抜ける。



こんな藪も構わず直進で強引に押し進む。



これが最後の突起、左抜けしたら思いっきり右に寄って窪を下る。



藪の先が音羽と鐘撞との鞍部で作業道の始点でもあるので道標(13.58)。
ここまで音羽から40分、前回は39分だから同等だが前回は鐘撞には寄っていない。
ここの標高は803m程度。鐘撞までの差はたったの35mだが距離はあるし下りで足が
疲れているのでもっと標高差がある感じ。



単調を紛らわす大岩も所々に。



山頂を下から見ると唯の樹木の茂み。



石碑と石宮一基の前に到着(14.15)。石碑の右の刻字は「御嶽大神」、左は「阿夫利大神」。



笹薮の先に四等三角点「鐘撞」838.7m さっきの往路の林道終点より1m低いんだ。

 


樹間から本日唯一の展望だかそれも僅か。降りてきた音羽の巨体を眺めながら
相変わらずの強風を気にしながら下山。









分岐鞍部に帰着(14.35)。鐘撞立ち寄りに要した時間は37分。直ちに作業道下り。



途中でこんな道標を見ながら



悪路に辟易しながらも前の沢林道着。





後は下り一本道を速歩で進んで今日も無事に駐車場所に帰着(15.01)。14.050歩
鞍部から26分、前回は23分。




総合での休憩時間と間違い修正時間抜きの行動時間は

今回 268分で昨年の前回は220分、但し鐘撞分を前回に加算すると220分は
257分だから一年間で4%の老化と云う事だ。まあこんなものだろう。














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