おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

東電も北電も、なんだかなぁ…

2011年04月23日 | Weblog

数少ない読者の皆さん、おはようござります。4月23日、恐怖の朝を迎えておりまする。そう、おぢはきょう、とうとう60歳になってもうたのじゃ。頭がクラクラいたします。「光陰矢のごとし」などと申しますけど、ホントです。

ついこの間まで学生で、お仲間と連日酒呑んで、大騒ぎしておったようだけれど、「あれから40年…」ってことでござります。そういえば、あのカツラかぶったおじさんも、ほぼ同世代でござる。人生、あっという間の夢まぼろし。「青年老いやすく…」などとも申しますなぁ。

ではありますが、とにもかくにも、おぢは元気でござる。見方を変えれば、よくぞここまで生きてきた、ともいえますです。なにせ、貧乏人の子どものクセに、ひ弱なおぼっちゃまみたいでしたしねぇ。

親戚ご一同さまに、「こいつは長くは生きられないだろう」みたいに思われていて、それが60歳まで生きてきたわけで、たいしためっけもんってことでござろうか。はたまた、「憎まれっ子、世にはばかる」ってことでござろうか? いずれにせよ、チンチンを除いて、おぢは元気です!!

写真は、札幌の旧友Sから届いた還暦祝いでござる。数少ない当ブログの読者ゆえ、お祝い事はプレミアムモルツと心得ておるのじゃ。ありがとさん。心して呑みまする。できれば、毛ガニとセットだと、もっと嬉しかったけどね…

さて、きのう東電の社長が、福島県の住民らが避難する郡山市のイベント施設を訪れたそうな。原発から半径30キロ圏内の皆さんが避難しておるところでござる。そこで社長は、「ご迷惑を掛けて申し訳ございません」と何度も土下座して謝罪しておった。

それにしてもですが、このニュース、マスコミの扱いに、えらい違いがござりました。TV朝日の報道ステーションは、怒号が飛んでおったけど、日テレは、社長を気遣う住民の映像ばかり。日テレ報道部、あんたには呆れましたです。

もし、おぢが避難民だったなら、社長をグーで殴っておるところじゃ。家も土地も畑も、なにもかも、5年や10年使いものにはなりませぬ。殴り倒しても気が晴れないところでござる。

なのに東北のお方たち、多少怒号が飛ぶだけで、じっと辛抱しておる。それにつけても、許されんね、東電。東京の居酒屋では、東電社員と分かると、殴られるそうだけど、さもありなんじゃ。どの面さげて「原発は安全」などと言っておったのか。プンプン腹が立って、コンニャローでござります。

で、我が北海道では、きのう北電が泊原発で津波を想定した訓練をしておる。TVで映像を見ておったら、作業着で悠長に放水などしておった。何してんだか!! 放射能まみれの可能性もある現場で、作業着で放水しているヒマあるんかい!! ちゃんと防護服着てやらんかい!! お気軽な作業着を着て、訓練になるんかぁ?

泊原発の所長は「津波が来ても原子炉の安全を保てることを確認できた」とのたまったそうな。ア・ホ・か!! 電源は、導入したばかりの「移動発電機車」で確保したから、大丈夫ってことらしいけど、その前に、「冷却機能」そのものが地震と津波で失われている可能性もあるんではないのか? 

こんなん、単なるパフォーマンス。住民を舐めては困ります。パフォーマンスで、「安全を保てることを確認できた」はないんでないの?電力会社の体質、どこもここも一緒で住民を舐めておる、腹立つなぁ、プンプン!!