おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「若者たち」をご存知か?

2011年04月28日 | Weblog

午前8時の気温は、プラスの5度。しとしと、雨の朝でござります。このところの温かさで、我が家の周りの雪も、ガサガサ音を立てて、減ってきておりまする。

写真の薪小屋、ようやく完全に姿を現しましたです。少し前までは、ほとんど屋根まで雪で覆われておりましたけど、ついに出ましたぁ。春ですなぁ…

ちょっと前(3月29日撮影)まで、こうでしたもんねぇ。雪割りしてたら、もう少し早かったでしょうけど、我が家の場合、雪は「放置プレー」だからさぁ。それにしても、今年の雪どけ、昨年よりは、少し遅いような気がしておりまする。

「♪君の行く道は~果てしなく遠い~なのになぜ~」という「若者たち」をご存知か? 昨夜、録画しておった映画「若者たち」を観ましたです。この間から、BSNHKの「山田洋二監督が選ぶ日本映画100選」を録画しておって、先日、「若者たち」を放送しておったのじゃ。

いやはや懐かしいこと、懐かしいこと。といっても、この映画、観ておりませんでした。当時TVドラマの「若者たち」は欠かさずに観ておったけど、映画は観ていなかったのじゃ。

男四人の兄弟に、妹一人が織り成す青春ドラマでござる。登場人物は、TV放送と丸きり同じ。長男は田中邦衛、次男が橋本功、長女が佐藤オリエ、三男が山本圭、四男が松山省二でござった。

TV放送が1966年というから、おぢが中学2年の頃でござろうか? クラス対抗の合唱コンクールで、この若者たちのテーマソングを歌って入賞したのを覚えておりまする。

合唱コンクールで、こうした歌を歌うなんぞということは、それまでなかったことではありました。音楽の教科書に載ってる曲を歌うもんでしたけどね。というぐらい、みんなこぞって歌える曲でござった。

しかも当時北海道にはフジテレビのネット局はなく、日テレ系の札幌テレビが放送しておった。貧乏だけど、元気な時代ではありました。おぢの家にも、前年ようやくTVやってきたもんねぇ、貧乏でした…

内容はというと、あれこれ青春の葛藤ってことでござる。ドラマは、いつも茶の間での兄弟ゲンカ。のちの「寺内貫太郎一家」はこのパクリかね? で、いがったんだなぁ、佐藤オリエさんが。ステキでした。きのう観たら、そうでもありませんでしたけど、当時はとってもステキなおねーさんなのでござった。

山本圭さんもいがったねぇ。つい先日自殺した田中実さんをもう少しインテリにした感じでござった。社会派のチョー真面目ドラマで、いまはこんなのとても視聴率など取れませぬ。「時代」ってことです。

映画には、ほかに故石立鉄男さん、故小川眞由美さんなんかも出ており、若き日の江守徹さんもいい味出しておりましたです。昭和40年代初めは、豊かさと貧困が入り混じり、あれこれ摩擦の多い時代でござった。

一方、「シャボン玉ホリデー」に代表される楽しい番組も多い時代でしたね。多感だったあの時代を思い出し、なんかしみじみした夜なのでござりました。ニッポンは、あの頃、とてもいい時代だったのでした。原発ないし…

 

 


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