おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

「泊原発」が止まってても、電力に余裕

2016年08月25日 | Weblog

 

午前7時の気温はプラス17度。

ズンバの翌朝はいつものことながら寝起きが悪い。

頭もボーッとしておるのが木曜日の朝なのでござる。

目をこすりながら見渡すと、あたりは完全に秋の気配じゃ。

そよそよと秋風も吹いてます。

道内のあちこちでは、先日の台風被害も明らかになってきておる。

道央、道東方面では、特に農業被害が深刻だ。

北海道の西側にあるご当地では、畑が水に浸かったといった話は聞きませんが、この先台風がもしご当地方面に上陸するようなことがあれば、河川の水かさも増しておって、たいした心配でござる。

あちこち迷走しておるという台風10号はズンズン勢力を拡大して再び、ニッポン本土に向かってくるような…

3つの台風が相次いで上陸した北海道、もし10号がやってくると農業被害がさらに深刻になる。

そうならんよう願うばかりでござる。

さて、

電力広域的運営推進機関の報道発表資料に、北海道における月ごとの電力の「予備率」(8ページ参照)が載っておる。

北海道新聞は「泊なし」でも電力に余裕としておる。

報道発表資料によると、一番予備率が低いのは5月で予備率は10.3%。

最大は3月で26.9%もの予備率がある。

予備率が8%を下回ると、ヤバイのだそうですけど、北海道は全く問題ないし、全国的にもほぼ問題ない。

そこに原発再稼動となれば、電気が大量に余るというわけわかんないことになる。

原発が止まっておってもニッポン経済に影響はなかったし、いまさら動いても意味ないということだ。

もしかすると再稼動して、安売り競争を仕掛け、大手電力会社は後発電力会社を潰そうとでもいうのか?

しかし、現状をみるかぎり、原発なんぞ無用の長物ってことだ。

そんな中、原発の再稼動を前提とした「オール電化」が密かに普及率を上げておるそうだ。

これにはカラクリがあると指摘する声がある。

原発は一度動かしたら止められない。だから必要だろうが不必要だろうがに関わらず、電力を生産し続ける。そして深夜の電力は大量に余る。

そんなことで、そもそもオール電化は一旦動かしたらなかなか止められない原発の、深夜における余剰電力が大前提だってことを認識しておきましょうね。

現在のオール電化は、はじめに原発ありきってことなのです。

だから原発が止まっておると、オール電化の家庭は高い電気料金に泣くことになる。

天災や自然災害で突然止ってしまうのが電気ですけど、こんなもんを北海道で暖房なんぞに使って大丈夫か???

想像してごらんなさいな

何らかの原因で、1週間にわたって停電にでもなったら、オール電化では凍え死ぬ。

自家発電ならいいけれど、送電線で運ばれる電気は相当ヤバい。

こういうの、あの3.11の原発事故から、しっかり学んだことではなかったか?

第一、オール電化なら電気代の行方に家計が大きく右往左往させられる。

全てを電気に頼って、万一の時に家を守り、家族を守ることができるかね?

ガスならチャチャッと焼ける「焼き海苔」はどこで焼くの? スルメはどう焼く?

電磁調理器で海苔もスルメも焼けません!!

それでも普及し続けるオール電化に実はカラクリがあるという。

なんでも、1軒の家をオール電化にすると、家を建てる工務店には20万円ほどのキャッシュバックが電力会社からあるのだそうな。

工務店が積極的にオール電化を進めるのにはこうした背景がある。

しかも、電力会社が「給湯器」や「暖房機」などの設備も無償提供するという。

家を建てる施主さんは、自宅の建設コストが安くなるので願ったりかなったりってわけだ。

しかし、上記のように長期間停電にでもなれば、冬なら凍え死ぬ。

自家発電によるオール電化ならいいかしらんけど、何らかの理由で電気料金がズンズン高騰したらどうなる?

電力会社に頼りきりになる現在のオール電化、家庭にとってはロクなことがないと、この際申しておきましょう。

 


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